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SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(4)

2021-12-02 06:14:08 | 彗星
(1)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象
  レナード彗星(C/2021 A1)[18-20]
 ・機材
  望遠鏡:SVBONY SV165 120mm F4[1-3]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[4-6]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[7]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[8-11] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[12]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[13] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[14-15] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[16] tif→jpg変換、トリミング処理

(2)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2021-12-02 05:02 レナード彗星(C/2021 A1)
Neptune-C Ⅱ, SV165 120mm F4(UV IR-CUT)
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 4sec, WB(B=305 G=0 R=334), 2712x1538, RGB24, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※アークツルスで1スターアライメントをし、彗星の座標[29]を入力して、視野導入した。


※レナード彗星(C/2021 A1)付近をトリミング(1024x768)
都内の星空[17]であるが、彗星の尾が確認できた。

・対物レンズ口径:30mm
・ドーズの分解能:3.86"
・イメージセンサ分解能:9.97"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x21(2.13°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、SV165にNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載し、直焦点撮影を試みた。
都内の星空であるが、ライブスタック機能を活用することで、レナード彗星を確認することができた。

参考文献:
(1)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(2)SVBONY 天体望遠鏡ファインダー ミニガイドスコープの紹介
(3)ガイドスコープをSV305に組み合わせテスト
(4)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(5)SONY IMX464LQR
(6)Player One - Cameras and Astrophotography
(7)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(11)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(12)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(13)SharpCap
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)ImageMagick
(17)Stellarium-Web
(18)レナード彗星 (C/2021 A1)-Wikipedia
(19)2021年12月 レナード彗星が5等前後-AstroArts
(20)Comet C/2021 A1 (Leonard)-COBS
(21)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行
(22)Player Oneの新CMOSカメラでの電視観望-ほしぞloveログ
(23)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(24)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(25)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ
(26)カテゴリー 彗星-KIMUKAZU blog
(27)2021年のレナード彗星(C/2021 A1)-goo blog
(28)SV165とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(29)レナード彗星(C/2021 A1)の予報位置を載せました(訂正有・追加有)

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2 コメント

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レナード彗星(C/2021 A1)の写真に関して (starskys2)
2021-12-02 09:48:50
新星空の友です。

何度もメールさせて頂きます。
東京の空でレナード彗星の尾がきれいに写りましたね。
貴殿の写真から尾の長さを測定しますと、角度で約13分です。
私の自宅で撮影した写真では11/28時点で尾の長さ23分です。
東京の空では尾の長さが我が家の約半分ですね。
私は彗星の写真を多数枚コンポジット(複数枚合成)して写真の写り方を良くしています。
貴殿もコンポジットしているのでしょうか。
動画カメラの静止画4秒露出×約20コマのコンポジットですと、写真の写り方の違いが判ると思います。尾も長くて滑らかな画像になります。
参考になればと思い、書きました。
明日(12/3)はレナード彗星とM3球状星団が最接近します。
天気予報は我が家も東京も晴れですので、この接近写真を撮影することをお勧めします。もちろん、私は撮影する予定です。
当分12月はレナード彗星を狙って観察・撮影して頂きますよう、よろしくお願いします。
夕方の低空で彗星が観えるようになったら、夕方の空も狙い目です。
彗星は固定撮影でも写りますから、こちらも挑戦したら良いと思います。
それでは、貴殿のブログ写真を楽しみにしています。
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Re:レナード彗星(C/2021 A1)の写真に関して (KIMUKAZU)
2021-12-02 13:24:39
新星空の友 様

コメント、ありがとうございます。
今回は、細い月はありましたが、おかげさまで、前回よりも好条件で彗星を観察することができました。
ご質問の件ですが、ライブスタックによる撮影ですので、ブログ内に記載の通り、75フレームのコンポジット画像(オリジナルはfitsフォーマット)になります。
明日は、レナード彗星とM3球状星団が接近するようですので、「プレートソルブと同期」機能を活用してM3の撮影も挑戦してみたいと思います。
両者が視野約2°内におさまれば良いですが、もし、おさまらなくとも、星空の重複部分があればモザイク合成できるかも知れません。
彗星も太陽に近づき、ますます明るくなりそうですので、体調に留意してマイペースで星空観察を楽しみたいと思います。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
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