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SV165とSV305を用いた直焦点撮影(3)

2021-11-24 05:52:32 | 銀河(b)
(1)SV165とSV305を用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(アンドロメダ座)
  アンドロメダ銀河(M31)[20]
 ・機材
  望遠鏡:SVBONY SV165 120mm F4[1-3]
  イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ[4-7]
  フィルタ:SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター[8] ※今回は未使用
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[9-12] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[13]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[14] Snapshot(png)、Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[15-16] 画像演算(左右反転、回転)、fits→tif変換
  画像処理:ImageMagick[17] tif→jpg変換、トリミング処理

(2)SV165とSV305を用いた直焦点撮影結果

アンドロメダ銀河(M31)導入画面例


2021-11-13 19:10 アンドロメダ銀河(M31)
SV305, SV165 120mm F4
SV305, Gain 300, Exp. 4sec, WB(B=224 G=128 R=231), 1920x1080, RGB24, StackedFrames=165, Total Exp. 660sec


※アンドロメダ銀河(M31)付近をトリミング(1024x768)

・対物レンズ口径:30mm
・ドーズの分解能:3.86"[18]
・イメージセンサ分解能:9.97"相当[18]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[19])
・倍率(FOV):x32(1.50°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、SV165にSV305を取り付け、直焦点撮影を試みた。
上記の鏡筒をAZ-GTi赤道儀化マウントに搭載し、アンドロメダ銀河(M31)の撮影を試みた。

参考文献:
(1)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(2)SVBONY 天体望遠鏡ファインダー ミニガイドスコープの紹介
(3)ガイドスコープをSV305に組み合わせテスト
(4)SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影
(9)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(10)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(11)AZ-GTi赤道儀化マウント(4)-goo blog
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント(5)-goo blog
(13)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(14)SharpCap
(15)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(16)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(17)ImageMagick
(18)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(19)IMX290NQV
(20)アンドロメダ銀河-Wikipedia
(21)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(22)SV165とSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(23)SV165とSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(24)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(25)電視観望に挑戦してみよう-ほしぞloveログ
(26)EVO GUIDE50EDとSV305-SJでの電視観望、もう少し突っ込んでみる-ほしぞloveログ

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4 コメント

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M31銀河の写真に関して (starskys2)
2021-11-24 13:39:53
新星空の友です。

M31の写真、拝見しました。
東京の空でもある程度銀河が写るんですね。
私の光害の自宅での撮影経験からCLS光害カットフィルターは星団には効果大ですが、星雲・銀河には効果があまりありません。(私はLPR-Nフィルター使用)
彗星やM33銀河の撮影経験からQBPフィルターの方が尾や星雲状がよく写ります。
アメリカンサイズのQBPフィルター等ごく限られた波長域だけ通すフィルターを購入して試験撮影してみると良いかもしれません。
但し、露出時間は数十秒必要で、望遠鏡の追尾精度が要求されます。
私は、まだM31銀河をQBPフィルターで撮影していませんので、チャンスがあれば年内に撮影してみようと思っています。
以上参考になればと思い、書きました。
いろいろ試験撮影して、東京の空で星雲・銀河・星団の撮影に挑戦して頂きたく思います。
今後の貴殿のブログを楽しみにしています。
是非、間近になった夜明け前のレナード彗星観察・撮影にも挑戦して頂きますよう、よろしくお願いします。
返信する
Re:M31銀河の写真に関して (KIMUKAZU)
2021-11-24 16:17:36
新星空の友 様

貴重なコメント、ありがとうございます。
「ほしぞらの探訪」には、M31銀河は”明るい町の空では極端に貧弱になる”との記述があります。
一方で、電子観望の技術(小口径望遠鏡&CMOSイメージセンサ&AZ-GTi赤道儀&SharpCap・ライブスタック機能)を用いることで、実際にベランダから容易に230万光年かなたのM31が撮れたことは、正直驚いています。
今後も、ご指摘の彗星や星雲・星団、銀河を含め、さまざまな天体を「ほしぞらの探訪」をガイドに、ベランダからの観察をマイペースで楽しみたいと思います。
その際に、ご指摘の光学フィルタの活用も参考にさせていただきます。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
返信する
レナード彗星観察・撮影のお勧め (starskys2)
2021-11-27 14:11:17
新星空の友です。

いつも楽しくブログ拝見しています。
本日はご案内です。
ネット検索していましたら、東京の荻窪でレナード彗星の撮影に成功している方がいました。(私設の天文台の方)
貴殿の練馬の隣町だと思います。
東京都心近くで彗星観察・撮影している方がいるとは知りませんでした。
貴殿にも是非、この機会にレナード彗星の観察・撮影に挑戦して頂きたく思います。
最新のCMOS動画カメラと3cm観望望遠鏡でも十分に写ると思います。
勝手なお勧めで申し訳ありません。
彗星の予報位置は私のブログを参照下さい。
どうぞよろしくお願いします。
返信する
Re:レナード彗星観察・撮影のお勧め (KIMUKAZU)
2021-11-27 15:28:19
新星空の友 様

貴重なコメント、ありがとうございます。
ご指摘のレナード彗星は、12月上旬にアークツルス付近を5~6等級台で通過するようで、都内からも早朝(午前5時)に観察できそうなことがわかりました。
高度もあり、月がなくなる12月3日から12月7日が好機のようですので、お調べいただいた座標を参考にさせていただき、観察に挑戦してみたいと思います。
アークツルスで1スターアライメント、座標入力で彗星を視野導入し、プレートソルブと同期、ライブスタックの手順で挑戦したいと思います。
彗星の撮影、追尾の方法は未経験ですので、うまくいくかどうかわかりませんが、防寒対策をしてマイペースで楽しみたいと思います。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
返信する

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