出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

京の桜2019 (10) 原谷苑、仁和寺

2019-04-13 | 京都日記

京の桜2019 (10) 原谷苑、仁和寺
原谷苑(はらだにえん)
JR東海「そうだ 京都。行こう」の京都 桜の名所開花情報2019を見ていたら、原谷苑が「個人所有のさくら苑。京の桜の隠れ里と称される」と紹介されていた。寺社の庭園や公園でない毛色の変わった所の桜ということで興味があり、余り期待せずに行ってみたのだが、期待が外れてすばらしい桜苑であった。福島市に花見山公園というところがあり、個人が一つの山全体に桜などの木を植えて桃源郷のようだと言われているところがあるが、それをはるかに超える桜苑である。
  
   
苑内には20数種類の桜450本が植えられており、中でも紅しだれ桜は樹齢70年を超える桜約65本を含め250本あるという。平安神宮で見た紅しだれ桜は枝ぶりが悪く、貧相な感じがしたが、ここの桜はよく手入れがされており、一本一本が華やかなで見事な桜である。
  
   
この桜苑は外国語の京都ガイドブックにはまだ掲載されていないと見えて外国人の姿はほとんど見かけない。
また苑内にはたくさんのベンチが置かれており、皆思い思いに休憩したり弁当を広げていた。
  ここの桜苑の素晴らしいところは、苑内に植えられているのが桜だけではないというところである。
目についたものだけでも、椿・日向みずき・吉野つつじ・馬酔木(あせび)・木瓜(ぼけ)・雪柳・連翹(れんぎょう)・石楠花(しゃくなげ)・山吹(やまぶき)・三又(みつまた)などが一斉に花を咲かせている。まさに百花繚乱とはこのことか。
  

  
  
新芽の出始めたもみじも青いものと赤いものがあり、彩を加えている。
   
わら天神
原谷苑に来るときは市営バスを乗り継いできたのだが、帰りはシャトルバスで帰ることにした。シャトルバスは金閣寺近くの「わら天神宮」の鳥居の前を発着場にしている。せっかくなのでわら天神宮にお参り。ここは安産の神様のようだ。
  
仁和寺の御室桜
まだ日も高いのでもう1ヶ所足を延ばすことにした。わら天神宮の近くの桜の名所となると仁和寺、竜安寺、金閣寺があるが、染井吉野は散りかけているので遅咲きの桜で有名な仁和寺に行くことにする。仁和寺は五重塔をバックにした写真が撮れる。
  
仁和寺の五重塔は工事中で足場がかかっていた。御室桜はまだ5分咲きだそうだが、花と同時に葉も出ている。
  

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