京の桜2019 (2) 十輪寺
これまでに行ったことのない桜の名所ということで今回は十輪寺の桜を見に行くことにした。ここに行くには阪急東向日(ひがしむこう)駅で阪急バスに乗り換えていかなければならない。このバスは1時間に1本しかない。
ここには推定樹齢150~200年のしだれ桜が1本あるだけである。見事な桜であるが、1本しかない桜をいろいろな方向から見ることを勧めている。すなわち、いろいろな場所から「見上げる」「見下ろす」「立って見る」「寝て見る」「座って見る」。そうでもしなければ帰りのバス時間まで時間が持たないのである。
この寺は伊勢物語に描かれている在原業平(ありわらのなりひら)が晩年閑居し、塩焼きの風情を楽しんだという塩釜の跡がある。
長岡宮跡
東向日駅に戻る途中で途中下車して長岡宮跡に立ち寄った。長岡宮は平城京から平安京に移る途中に10年間だけ都があったところである。大極殿跡などが発掘されているが一部が芝生の広場になっているだけであった。