出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

東北の紅葉 (3) 奥入瀬渓流

2020-10-27 | 八戸日記

東北の紅葉(3) 奥入瀬渓流
久し振りの奥入瀬渓流である。ウォーカープラスによる東北の紅葉名所人気ランキングでは「鳴子峡」、「磐梯吾妻スカイライン」に次いで第3位のところである。
入口の焼山から奥を見ると、木々は赤や黄色に色づいて今が見頃という色合いであるが、観光客は意外に少ない。
  
  

石ヶ戸(いしげど)
石でできた小屋を意味する「石ヶ戸」には休憩所があり、たくさんの観光バスが止まっており、観光客は遊歩道を歩いて奥入瀬渓流の秋を満喫している。
  

阿修羅の流れ
奥入瀬渓流の中でも最も有名な「阿修羅の流れ」。水の流れは激流となり、白い泡を立てて流れていく。
  

奥入瀬渓流の魅力は、場所によっていろいろとその表情を変える水の流れである。焼山から十和田湖の子ノ口迄約14㎞を歩くと約4~5時間かかるが、たくさんの人が歩いている。
  
奥入瀬渓流にはたくさんの滝があり、それぞれが違った表情を見せている。
   

十和田湖 子ノ口
12:00ちょうどに十和田湖の子ノ口に到着。奥入瀬の入口である焼山に入ったのが9:15であったから、2時間45分かかったことになる。車で移動し、気の向くままに車を止め、景色を眺め、写真を撮って秋を満喫してきたが、予想していたより短い時間で見て回ることができた。
  

蔦沼(つたぬま)
計画していた時間より早く奥入瀬渓流を見て回ることができたので、焼山から酸ヶ湯温泉に行く途中の蔦沼の紅葉を見に行くことにした。
蔦沼は奥入瀬渓流より標高が高いため。紅葉は見頃を過ぎ、半分以上の樹々の葉は落ちてしまっていた。残念。
広角レンズで全体を撮ろうとしても1枚に収まらないので、貼り合わせのパノラマ写真にしようとしたのだが慣れないせいか、うまくいかなかった。
  

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八甲田の紅葉

2013-10-05 | 八戸日記

青森県に引っ越してきて何回目かの秋を迎えます。
青森県外にいると、奥入瀬渓流の紅葉が有名なので、昨年は紅葉の見頃ということで、マイカー交通規制がされる日を狙って奥入瀬を歩いてみました。しかし、期待したほどではなかったと言うのが率直な感想です。広葉樹の葉は皆黄色く色付いており、赤く色付いた葉っぱが殆どなかったからです。
東北地方に住んでいると、奥羽山脈を越えて太平洋側から日本海側へと抜ける国道をドライブすることがあります。国道46・47・48・49号線等がこれに当たりますが、紅葉の季節には赤・黄・緑に色分けされた山々の鮮やかな景色に目を奪われたことが何回かありました。
それに勝るとも劣らない紅葉が見たいと思っていたところ、テレビの旅番組で八甲田の紅葉が素晴らしいと紹介していたので、今年は八甲田の紅葉を見ることにしました。

これまで紅葉の季節に八甲田ロープウエーに乗って山頂公園駅付近を散策したことはありましたが、奥入瀬に行ったついでであったので、強い印象は残っていませんでした。
折角行くのだからと、八甲田ロープウェーのHomePageや八甲田山で山岳ガイドをやっていらっしゃる方のブログを見て紅葉の見頃の日に見当をつけ、更に天気予報も見て10月5日に決定。

八戸の家を午前8時に出発し、酸ヶ湯温泉に到着したのが午前10時少し前。山歩きが終わった後は温泉に入ってから帰る計画を立てていたので、ここに車を置き、タクシーで八甲田ロープウェー山麓駅に向かうことにする。タクシー料金1,720円。10:15のロープウェーに乗って山頂公園駅到着10:30。

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ゴンドラから山頂公園駅を見る 山頂公園駅から来た方向を見る  

山頂公園駅周辺は見晴台になっており、360度の視界で八甲田の山々ばかりでなく、陸奥湾や青森市街まで遠望できる。

ここから山歩きとなるが、最初は登山の装備をしていなくても歩ける田茂萢岳(たもやちだけ)自然研究路(八甲田ゴードライン)から歩き始める。10:30
このコースはこれまでに2回ほど歩いたことがあるので、途中の展望台で時間をとらずに湿原展望台まで歩く。10:45湿原展望台到着。ここからは始めての道となるが、木製の道が続いており、案内標識もしっかりしているので道に迷うことはない。

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10:56 ゴードラインに別れを告げ、赤倉岳への登山道に踏みいる。まもなく毛無岱(けなしたい)との分岐点に着く。ここから毛無岱に向かえば2時間ほどで酸ヶ湯温泉に行けるが、今日は時間に余裕があり、体力的にも大丈夫だと思えるので、赤倉岳、大岳に登ってから毛無岱に向かうことにする。

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 右手に岩木山を見ながらなだらかな道を20分ほど歩くと正面に赤倉岳の頂上らしきものが見えてくる。ここからの直登が大変だった。約20分の道のりであるが、ほぼ真っ直ぐに登って高度を稼いでいかなければならず、言うことを聴かない足を引きずり、大量の汗を流しながら、やっとの思いでてっぺんにたどり着いた11:40。そこは赤倉岳の頂上ではなく、赤倉岳の噴火口跡の外輪山の端であったが、ここで水を飲んで小休止。
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ここからは外輪山の崖の縁を回って赤倉岳の頂上を通って井戸岳へ。ずっと尾根道であり、登山道の両側はロープが張られているので墜落する心配もなく、快適にトレッキングできる。

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井戸岳を過ぎ、外輪山に別れを告げて坂を下れば大岳避難小屋だ。12:30

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ここから八甲田山の主峰、大岳山頂までは往復約1時間の行程であるが、これから残りの行程を考えると、体力を温存しておくべきと考え、大岳の登頂はあきらめることにした。大岳避難小屋の前のベンチではたくさんのハイカーが昼食をとっており、私も出がけにコンビニで買ってきたおにぎりをほおばり小休止。
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さあ、ここから本日の目的地、紅葉の毛無岱にむけて出発12:50。
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赤倉岳に登る前に分かれた道と13:25に合流すると、もうそこは上毛無岱の湿原。草紅葉(くさもみじ)の間に赤や黄色に紅葉した低木が散在してとても美しい。正面には雲の上から岩木山が頭を出している。上毛無岱の中央部にはベンチが置かれていて休憩ができ、紅葉が堪能できる。

上毛無岱で休憩した後、下毛無岱に向けて出発。
上毛無岱と下毛無岱を結ぶ木製階段を一歩一歩下りていくと、木々の間から下毛無岱の湿原が見えてくる13:55。絶景である。鮮やかな紅葉に彩られた湿原を上空から見られるチャンスは滅多にあるものではない。情報を集めてこの日にやってきた甲斐があったというものだ。
後ろの方で「あなたにこれを見せるために、ここに連れてきたのよ」と話す女性の声が聞こえる。連れてこられた人も感激しているだろう。この景色を目に焼き付けながら一歩一歩階段を下りていく。
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階段を降りきると下毛無岱である14:05。ふと後ろを振り返ると、今降りてきた階段があった山が錦に彩られ、素晴らしい紅葉である。上空から見る下毛無岱の紅葉も見事であるが、この振り返って見上げる山の紅葉も見事である。

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14:25下毛無岱に別れを告げ、灌木の中を歩いていくと、やがて木々の間から酸ヶ湯温泉が見えてくる。

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酸ヶ湯温泉到着 15:10。有名な混浴千人風呂に浸かって山の疲れを癒そう。

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野菜雛

2013-03-03 | 八戸日記

道の駅なんごうの野菜雛

職場の近くにある「道の駅なんごう」に飾られていた野菜でできたお雛様。顔は青森名産のりんご、衣装は白菜やほうれん草。顔が何ともかわいらしい。
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八戸えんぶり

2013-02-17 | 八戸日記

八戸えんぶり
「えんぶり」は、この年の豊作を祈願するための舞で、大夫と呼ばれる舞手が馬の頭を象った華やかな烏帽子をかぶり、頭を大きく振る独特な舞が大きな特徴。

今年は、前夜に大雪が降り、その雪を踏みしめての舞となった。

えんぶり舞の合間に子供たちによる「松の舞」

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小岩井農場の一本桜

2013-02-02 | 八戸日記

小岩井農場の一本桜

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南部のりんご

2012-11-11 | 八戸日記

南部のリンゴ
青森県津軽地方のリンゴが有名だが、南部地方のリンゴもおいしい。

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奥入瀬渓流

2012-10-27 | 八戸日記

奥入瀬渓流の紅葉

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奥入瀬渓流を歩いてきました

2012-10-27 | 八戸日記

3年前の10月11日にも奥入瀬渓流に紅葉を見に行ってきたのですが、このときは紅葉と言うには少し早く、やっと色付いたという状態だったので、次に来るときは10月末だなと反省したものでした。
今年は10月27日が土曜日であり、27・28日は奥入瀬渓流エコロードフェスタであり、国道102号線はマイカーの乗り入れが禁止されると言うことを聞き、奥入瀬渓流を歩こうと決め、やってきました。
十和田湖温泉の臨時駐車場に車を止め、奥入瀬渓流シャトルバスの乗り降り自由な1日乗車券を800円で購入してバスに乗り、石ヶ戸(いしがど)に向かいました。石ヶ戸休憩所はこれから奥入瀬渓流を歩こうという人たちで、ごった返していました。
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10:50出発。
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今年は遅くまで暑かったせいか、10月末になっても紅葉は進んでいませんでした。
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奥入瀬渓流の木々は黄色に色づくものばかりで、紅く色づく樹がないので山の紅葉と比べると、錦織りなすという訳にはいきません。
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14:45 十和田湖の子の口に到着 
約4時間のハイキングでした。 子ノ口から見る十和田湖周辺の山々は赤く、黄色く鮮やかに色づいていました。
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八甲田

2012-10-20 | 八戸日記

八甲田
北八甲田の睡蓮沼

酸ヶ湯温泉付近の紅葉

八甲田ロープウェー山頂駅近くの田茂萢(たもやち)湿原

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玉川温泉に行ってきました

2012-10-07 | 八戸日記

秋の3連休の内の1日、以前から行きたいと思っていた秋田県の玉川温泉に行ってきました。
玉川温泉のお湯は強酸性のため、温泉水が流れ込む田沢湖に魚が住めないので、川の水を中和してから放流しています。この中和に使う石灰石を納める仕事に関係していたことがあった時に、玉川温泉のpHが1という話を聞き、いつかは行ってみたいと思っていた温泉の一つです。
また、先々週に猿倉温泉に行った時に、蒸し風呂で一緒になった人と話をしていた時、その方が弘前から来た方で、いつも行く温泉は、猿倉温泉と玉川温泉という話になり、玉川温泉が鹿角八幡平ICから車で1時間くらいと言う情報を入れたのが行くきっかけになりました。
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家を出たのが遅かったので、鹿角八幡平ICのすぐ近くにある道の駅「かづの」で「きりたんぽ鍋」の昼食を取ってから玉川温泉に向かいました。
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玉川温泉近くの駐車場は狭いため、道路からの入口で20分くらい待たされた後に駐車料金100円を払い、やっと駐車場にとめることができました。
それでもこの駐車場から温泉までは歩いて5分くらいかかりました。温泉から遠い駐車場は広く無料で、歩いても10分位なので、そっちに止めればよかったと思っても後の祭りでした。
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玉川温泉はもっとひなびた温泉宿を想像していたのですが、大きな温泉宿で、お客さんが非常に多いという印象を受けました。宿泊客駐車場の車のナンバーは地元の秋田や岩手のものはほとんどなく、関東地方や遠くは名古屋、三重のものが目に付きました。
入口に止まっていた送迎用バスから、玉川温泉、新玉川温泉とも、湯瀬温泉と同じ経営ということを知ました。
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600円の入浴料を払い、大浴場に入りました。pH1.05と言われるだけに、内部は全て木造りで、浴槽がたくさんある広い浴場でした。一番広い浴槽が、源泉100%と書かれており、たくさんの人が浸かっていましたが、とりあえず源泉50%の浴槽で十分体を慣らしてから源泉100%に挑戦しました。湯温を少し低くしているせいか、想像していたほどピリピリした感じはなく、ゆっくりと浸かっていることができました。この他にも、ぬる湯、あつ湯、寝湯、浸頭湯、箱蒸し湯、蒸気湯、弱酸性湯、うたせ湯等、いろいろな楽しみ方がありました。湯治客が多く、リピーターが多いというのが肯ける温泉です。
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浴場を出た後は、自然研究路を歩いてみることにしました。宿のすぐ近くには、源泉を冷ましながら浴場に導く設備がありました。丁度、草津温泉で見た湯畑のようなものです。源泉温度98℃という湯温を水を使わずに40℃位にまで下げるのは容易ではありません。
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自然研究路を行き交う人たちのほとんどが皆ゴザを持っているのを不思議に思いながら歩いていくと、皆、岩盤の上にゴザを敷いて岩盤浴をしていました。浴場で見た人の数の比ではありません。何百人という人たちが岩盤浴をしていました。
玉川温泉には北投石と言うラジウムを含む岩(天然記念物)があり、これが癌にきくと紹介されたことがあり、遠くから訪れる人があとを絶たないということです。
なお、ここでは今年の冬に雪崩が発生し、3人の方が亡くなった所でもあります。
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自然研究路から見える源泉吹き出し口からはゴボゴボと音を立てて源泉が吹き出し、蒸気吹き出し口の周りには硫黄が析出して、まさに温泉地の源泉と言える場所でした。

これまでに東北地方の温泉には数多く行っており、また行きたいと思う温泉は数々ありますが、その中でも上位にランクされる温泉です。

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