氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

284 ベクトル

2006-02-02 05:28:42 | Weblog
気まぐれ剣士の言いたい放題

284 ベクトル

大切なのは、 位置ではなく、向き。つまり「ベクトル」です。どこに居るのか、ではなく、どこを向いているか、ですね。

 もし我々が人生の最期に問われることがあるとしたら、それはどれだけ高く昇ったかということではなく、どういう方向を目指して生きて来たかだけでしょう。

  問われるのは、最後まで目指した方向性、つまり「ベクトル」であり、あなたがどこまで達したかという位置、つまりポジションではありません。

 自分を高めると言いますが、「本当の自分」には高いも低いもないのです。「あるがまま」の自分は高めることも、低く見積もることも出来ません。比べるものがない限り、自分の位置を測ることは出来ませんね。

他人と比較することはもちろん、過去や未来の自分と今の自分を比較している間は、どれだけ一生懸命やっても本当の意味で心が休まることはないかもしれません。

今の自分を確認するために、現在地を知ることは大切ですが、そこでチェックするのは位置ではありません。位置を気にしだすと、地位が気になります。

他人と比較して、自分がどんな地位に居るのかとか、過去にどれだけのことをやったのかによって、自分の現在地を知ろうすればかえって「本当の自分」を見失い、人生の迷子になるかもしれません。

確認するのは、今この瞬間の「ベクトル」だけで良いのですね。自分が今、どんな位置に居るのかは関係ありません。
自分がこの瞬間に選択しようとする「ベクトル」が、「本当にその方向性で良いのか?」ということだけが自らに問われるのです。

 「ベクトル」を言い換えれば「過程」、「位置」を言い換えれば「結果」となります。やはり結果よりも過程の方が大切ですね。
 
 気まぐれ剣士の剣道は、結果よりも過程、過程よりも見ばえです。つまり格好よく勝ちたいだけの見栄っ張りですね。女性と一緒で剣道も美しい方が良いですよね。だからここ一番で弱いのかなぁ?

次回もお楽しみに                             以上