難聴たすけ隊

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【新聞記事】補聴器使いこなすには 2022年1月20日の新聞より

2022-02-07 09:08:06 | 難聴
ブログを読んでくださって、ありがとうございます。
今回は、新聞の健康欄にあった記事の紹介です。
補聴器を使ってもうまく聞き取れない方へのメッセージになっています。
要点は3つ。

〇補聴器をはじめて買った時、うまく聞き取れる人と 聞き取れない人がいる。

〇補聴器をしてもうまく聞き取れない場合、下に紹介したような専門家と一緒になり時間をかけて使いこなす必要がある。

〇自分になじんだ補聴器はかけがえのないものとなる。


↓ここからは新聞の記事の引用

「難聴の脳」鍛える

聞こえづらくなり補聴器を試してみたものの「大して良くならない」「音がうるさすぎる」などの理由で使わなくなった。そんな経験はないだろうか。実は、補聴器を使いこなすには「難聴の脳」を鍛えるトレーニングが必要なのだという。


(小生の挿入:「難聴の脳」を鍛えるトレーニング専門の医療機関「オトクリニック東京」もできた。)
リンク↓


機能が低下
空気の振動である音は耳の鼓膜を揺らす。その振動は奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という器官で電気信号に変わる。それが脳に伝わることで初めて「音」として認識される。
鼓膜から脳に至る経路のどこかが病気や加齢のためにうまく働かなくなると、脳に入る電気信号が減る。その状態が続くと脳は静かな環境に慣れてしまい、音の情報を処理する機能が弱くなる。
「それが『難聴の脳』で、正常な脳から変化していることが研究で明らかになっている。悪化すると認識能力も落ちて、雑音の多い所では相手の話が聞き取れないといったことも起きる」と宇都宮市にある済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科の新田清一主任診療科長は言う。
病気などで急に聞こえが悪くなった場合、治療で改善することもある。治らない場合や加齢によって聞こえが悪くなった場合には、補聴器を適切に使うことで聞き取りの改善が期待できる。


一日中装着
新田さんによると「難聴の脳」に元々聞こえていた大きさの音を補聴器で入れると、うるさく感じる。そのためうるさくない程度の音の設定にしてしまい「大して良くならない」という結果になりがちだ。「視力0.1の人が眼鏡をかけ0.2になるようなものです」
より改善を目指すには静かな環境に慣れた脳を鍛える必要があり、同病院は新田さんと言語聴覚士の鈴木大介さんが開発した「宇都宮方式聴覚リハビリテーション」という治療を提供している。
といっても特別な治療ではない。患者は補聴器を一日中装着し、入れる音量を徐々に上げていく、という内容だ。

音量設定 徐々に上げる

まずは目標の7割程度の音量から。「脳は急な変化を嫌い、不快な音と感じるため、とにかく気が休まらない。最初の1ヵ月は最も大変な時期なので週1回受診してもらい、支援します。」


強い意志
それが過ぎると、左右の聞こえのバランスを取ったり生活上のニーズに合わせたりと調整を続け、治療開始から3ヵ月後の目標達成を目指す。
難聴の患者全員に勧めているわけではないという。「難聴で困っていて、頑張って改善したいという意思があるかどうか。それがなければ治療は続かないので、最初によく考えてもらいます」
患者は治療終了後も定期的な検査と補聴器の調整のため、年に数回受診することになる。
他の先進国では国家資格者が補聴器を販売し調整しているのに対し、日本には同様の国家資格はなく調整も普及していない。補聴器使用者の満足度も難聴の人の補聴器使用率も低いのが現状だ。
宇都宮方式を学び実践する医師は増え、昨年10月には東京に専門の医療機関「オトクリニック東京」もできた。「認知症の予防可能なリスクのうち最も大きな割合を占める難聴の治療は社会的課題でもある。補聴器を調整できる人材の育成にも力を入れたい」と新田さんは話している。

新聞引用おわり


新聞記事




補聴器を何度買い換えても、補聴器は合わないとお悩みの方へ朗報ではないでしょうか。そう言う私も補聴器は合わないとずっと思っていた人です。


私たち難聴者は毎日耳栓をして生活しているのと同じです。例えば、あなたが健聴者であっても、毎日耳栓をして生活したら脳内で音を司る部分が変化するのは容易に想像できます。使わない脳は退化、つまり機能が減退してしまうのでしょう。


ここで注意してほしいことが一つあります。耳に入れる音量が大きすぎると音を感じる有毛細胞が壊れるという方がいることです。本当なのかどうかははっきりわかりません。


大きい音を耳に入れるにしても、ほどほどにしておいたほうがいいと思います。これは頭のすみにいれておく必要はありそうです。


どうぞよろしくお願いいたします。
今日もいい日でありますように。

【特集】難聴の治療方法について

2022-02-05 18:56:46 | 難聴
ブログを見て頂いて、ありがとうございます。
「難聴の診断と治療」という講演会が本日ありました。


専門用語になって恐縮ですけれども、急性の感音性難聴や突発性難聴については、薬物で治療できる場合があります。しかし、慢性難聴などは治療する方法がやはり無いようです。


 治療ではなく、難聴に対応する方法は3つあります。

〇規則正しい生活と適度な運動・禁酒・禁煙に努めて聴力低下を防ぐ。
聴力の低下が進行しない中度難聴の人は、補聴器を付けるのがいい。
高度から重度難聴へとだんだん悪くなる人に対しては、人工内耳手術をすすめる。


本日、全難聴関東ブロック研修会の「難聴の診断と治療」というオンライン勉強会を聴講しました。講演者の信州大学 宇佐美真一先生からいろいろ教えてもらいました。
 以下に宇佐美先生からのお話を要約します。


難聴の治療のためには、難聴になった原因をつきとめることが大事です。難聴者の遺伝子診断をすることが原因究明に有効であることがわかってきました。
最新の研究では、遺伝子異常が難聴の原因となったケースがかなりの割合であるそうです。
 
(遺伝子異常ですから自分の努力ではどうすることもできません。)


ご自分の遺伝子異常の有無を確認するため、大学病院で健康保険がきく検査を受けることができるそうです。
 遺伝子異常の検査をすれば、今後聴力が悪化するのかとか、随伴症状があるのかなどの正確な診断につながるのだそうです。


 関東地方にお住まいの方でしたら、宇佐美先生が現在担当している国際福祉医療大学三田病院へ来てくださいとのこと。かかりつけ医に紹介状を書いてもらい、国際福祉医療大学三田病院を予約すれば遺伝子検査に対応しますとおっしゃっていました。検査費用は3割負担の方で13000円くらいとのことです。


人工内耳の改良についても日々進歩しております。補聴器のまま過ごすか、思い切って人工内耳をつけようか迷っている方に対しては残存聴力活用型人工内耳(EAS)というのがあるそうです。


どうぞよろしくお願いします。


 最近ブログの更新が滞っておりました。私は農業をしている都合上、毎年確定申告をしております。年頭から確定申告の準備をしておりました。ごめんなさい。


ありがとうございます。
 今日もいい日でありますように。