名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

結局、部活動はどのように変えていけば良いのか その3

2018-01-08 12:54:31 | 部活動問題
前回に続きまして、部活動について語っていきます。



【プラン2:部活動以外の業務を削減し、多忙化解消を図る】

先日の記事でも書いたように、これ教師の仕事じゃ無くても良くないか?と思える仕事は、多数あります。

それらを教師の仕事から除外し、その仕事を行なう人を新たに雇用し、教師が部活動指導までやる余裕を生み出すという方法です。

イメージとしては、予備校や大学の学務課のような部署を公立小中学校にも新設するイメージです。



もしも本当にそんな部署を新設できれば、いい感じになりそうじゃ無いですか?

しかし、前例が無いので

本当にうまくいくのか、机上の空論で終わるのか、正直想像が付きません。

ただ、絶対にさけるべきは、ボランティアに頼ることです。

以前の記事で、ボランティア指導員を部活動指導員として迎えるべきだという考えを批判しましたが

これは、部活動指導以外だって、一緒です。

ボランティアを募り、ボランティアにお願いするには、こちらがその取り回しをしないといけませんが

それによって新たな業務が発生し

「仕事を減らすための仕事が増える」

という訳の分からない状況になります。

そんなことになるくらいなら、やめた方がいいです。



人手が足りないなら、正当な報酬をもって、雇用する。

当たり前のことです。


なぜそれをやらず、善意に頼ろうとするのか、って?

簡単です。お金が無いからです。



まずは、ちゃんと職員として雇用するのが前提です。

各校に一人二人雇う程度では、焼け石に水ですので

これを実施しようとすると、学校予算をダイナミックに増やす必要があります。

そうすると財源が……これはもう、教育の議論では無くて、政治の話ですから、やめておきます。



続く……


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