うんたま森のキジムナー

宮古の民話

昔、池間島の小さな浜辺の岩の上に、ユーサ(鶴)が
2羽の子を産んでいた。母ユーサは、その子らのために、
エサを探しているとき、あやまってシャコガイ
に足をはさまれてしまった。

「シャコガイさん、どうか私の足をはなしてください。
私の帰りを待っている子供がいます。」と頼んだが、
「いや いや放すものか、お前の足はおいしそうだからな。」
そこで母ユーサは「はなしてくれたら、あんたに美しい娘を
紹介する。」と条件をだしたら
シャコガイは喜んで放してくれた。

母ユーサはシャコガイに「悪い奴だ!こうしてやる!」と
言ってビィーッとフンをひっかけて飛んで行った。
そのときからシャコガイの口の回りは青くなったと言われている。

宮古島に伝わる民話を読んでいるとユーサという聞きなれない
方言、鶴のことをユーサというそうだ。
池間島は、渡り鳥がたくさん飛んでくる。
鶴は見たことないが、おそらく昔は鶴が飛んで
きていたのだろう。
しかし、この民話の内容は沖縄らしい。
「お礼に彼女を紹介してやる」とは・・・・・
本土の昔話ならNGだろう。

実はこの話はまだ続きがあって、渡りの途中に岩の上で
休むとき、子供の鶴にタバコを探しにいかして、タバコを吸って
休憩する様子が書かれている。
スモーカーの鶴なのだ。


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