宮古、八重山に民放テレビが開局したのが1993年12月16日。
今から31年前だった。それまではNHK とケーブルテレビだけ。
テレビを見ることはほとんどなかった。
民放が放映されるようになって色々変わった。
たとえば七夕や豆まき、子供の日にあげる鯉のぼり、
ほとんどの人が知らなかった。
花屋さんに「七夕の笹は売っていないですか。」
と聞いたら「そんなもの何をするのか?」と聞かれた。
豆まきの話しをしたら「バチが当たる!」と叱られた。
民放が放映されるようになって、今では当たり前のように笹もあれば
豆まき用の豆もスーパーで売られている。
それが当たり前のようになっているが民放が放映される前までなかった。
服、本土の流行も、ハロウィンの仮装もなかった。
いつだったか近所の子供が「祥雲寺に変なものがある。」と言ってきた。
子供と一緒に見に行くと茅の輪が設置されていた。
茅の輪くぐりは夏越の祓え、6月30日に行われる。
「これをくぐって厄払いするものだよ。」
普通は神社で行われるものであるがお寺でやっていた。
島の人は誰も知らなかった。
今でも行われているのだろうか。
民放が放映されるようになって生活が大きく変わった。