沖縄近海の海面水温が各地で高くなっている。
気象庁によると、南大東島では平年値(28・80℃)より3℃高い
31・79℃となり統計を開始した1982年以降、県内で過去最高値を
記録している。
7月に入り沖縄県内9観測地点のうち沖縄本島北、久米島、宮古島でも
過去最高を更新した。
専門家によると海面水温の上昇は気温上昇にもつながるとして
熱中症などへの注意を呼びかけている。サンゴの生態に詳しい識者は大規模な
白化現象が起きる恐れがあると警告している。
今年は海水温が上昇するのが例年に比べて遅かった。
5月は海水温が27℃だったのが6月終わり頃から30℃を超えるくらいまで
上昇してきた。海の中は藻クズが漂い透明度も悪くなってきた。
気温も上昇してきて連日熱中症アラートが発令されている。
那覇では猛暑日を記録したと報道されていた。
海水温は気象と密接に繋がっている。
30℃を超えると台風が発生しやすくなる。
海水温が高いと台風の勢力が増してくるおそれもある。
せっかく復活してきた珊瑚礁もジワリジワリと白化が始まってきた。
この海水温を下げてくれるのは台風である。
来ては困るが来ないともっと困るのが台風である。