うんたま森のキジムナー

年中無休

大阪の下町の家は、近所のオバチャンが平気で
台所まで入ってきて、勝手に醤油や砂糖などを借りて行く。
電話も玄関の靴箱の上に置いてあって、近所の人が
使いにきていた。電話の横にはよく10円玉が
置かれてあった。

父はバンドマンで、その仲間が「お邪魔します!」と
夜遅くにやってきては、そのまま数週間帰らない人も
多かった。夫婦ゲンカをして家に入れてもらえなく
なった近所のオジサンもよくテレビの前で寝ていた
ことがあった。もともとそういう家風なのか、常に
人の出入りがあるにぎやかな家だった。

今でも家に鍵をかけないのは、いつ誰がくるかわから
ないので、玄関はあけてある。
冬は、多くのショップがクローズして、実家や本土、
海外などに行くところが多い。
我が家は年中無休の24時間営業。
(だいたい夜は早く寝る)
「冬はどこかに行くのですか?」とよく聞かれるが、誰も
予約がない日にゲリラ的に島を離れることはあっても、
バカンスなどに行く予定はまったくない。

冬には冬にしか来られない人もいる。
そのために働いている人がいるかぎりこの先も休日はない。
私たちがいなくても交代でスタッフが留守番しているし
玄関は常に開いている。
凍えるような寒い日ばかりではない。
太陽が顔を出して風もゆるまれば、
透明度の良い暖かい日もある。
年中無休で玄関は開いているので、いつでも遊びにきてください。


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