うんたま森のキジムナー

七五三

宮古島に越してきたときは、Gパン一つとTシャツが
2~3枚、それと下着の変えくらい。今のような
リュックは普及していなかったので、小さな
スポーツバック一つでやってきた。

島での冠婚葬祭には、まず行かない。
礼服ひとつすら持っていなかった。さすがに身内の結婚式と
なると行かないわけにはいかないので、無理やりバッタの
ような貸衣装を着せられた。本土で暮らしているときは、
スーツを着ていることが多かったけれど、まだ母が
生きているときに「服を送るか?」と電話がきたことが
あったが、当時は体重が100㌔近くあったので、
すべて処分してもらった。

今までは、お祝いや葬式など行かなくても、
「あいつは呼んでも来ない」とほとんどの人が
知っているので、それはそれでよかった。
しかし付き合いも長くなると、そうもいかなく
なってきた。やはり礼服やスーツのひとつくらいは必要になる。

1週間先の天気は読めないけれど、明日の天気くらいはわかる。
天気図を確かめて、明日の天気を予想し、朝起きたら予想通り
定期船が欠航するほどの風が吹いていたので、
沖縄本島まで買い物に出かけた。
もちろん宮古島にも服は売られているが、店の店員さんは
服装に詳しくない。
沖縄まで行けば、それなりにコーディネイトしてくれる。
鏡に映った姿は、千歳飴を持っていない「七五三」
自分の姿に笑ってしまった。
このまま吉本の舞台に立てそうな感じ。


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