
どーやらブログに物を載せておくのは大切らしい。
僕は何処にも公にアップせずに手放してしまう物が多い。すごく多い。
インスタグラムだけに載せる物も多い。
とゆー訳で、
ウズベキスタンのアンティーク・イカット・チャパンでござる。
真面目な本物です。
かのドリスヴァンノッテンのコレクションのイメージソースとなった事でも有名。


通常はかなり大きめなウズベクの民族衣装だけど、普通に着用できるサイズ。

表面に僅かに残る光沢は本物の証。

裏地はロシアンプリント。
しょぼいのも多いがこれは凝った生地を使ってる。

腰部分。
凝っています。
絣の擦れた雰囲気も非常に良き。

天然染料で5色使ってる。
一概には言えないが、古さや状態と併せ、色数は現地での価格または評価で重要な要素。
古いチャパンで5色は多い。
そもそも古いイカットのチャパンは数自体が少ない。
一応言っておくと、新しい量産品の絣柄小物などは別のお話。
新たに作るのは色数だって思いのままさ。
あれはあれで良い物だし民族文化を感じるので個人的にも好きだけど、
ここでの話しは「古いオリジナルの民族衣装」でござる。
素材がシルク×コットンのイカットのチャパンは、
見た目が酷似したカラカルパクスタンのキルティングが入りステッチが施された絣柄の民族衣装や
シルク×シルクのシャーヒィー(シャーィー)とは異なります。
シャヒーは日本ではイカットのチャパンと混同されている時(広義の意味では同じかもしれませんが)もあります。
写真だけでの判別は困難な時もあるであろうほど似ています。
ウズベクの絣柄の民族衣装であるのは変わりませんが、素材が違うので実物を触ると異なる質感です。
どちらも美しいですが、個人的には異なる美しさだと思っています。
また、古いイカットのチャパンに比べ現地では数はまだ多少残ってはいます。
カラカルパクの絣のチャパンも外見は似ています。
服飾文化や民族文化的背景の繋がりはあると思われますが、元々着用されていた地域が違う民族衣装です。
因に、ウズベキスタンのイカットの最高峰は古いベルベットのイカットのチャパン。
例外を除き、基本的には腰が抜ける金額になってますで。
数も圧倒的に少ない。
オリジナルのベルベットイカットのチャパンはもうほとんど市場には残ってないんじゃないかなー
端切れや反物状でもかなり高額です。
絣柄の入っていないウズベキスタンのベルベットもあるが、これも結構高い。
無地のベルベットの反物は幾つか現地で見た事はあるけど、
状態も良く古かったが、なにせ無地。
美しい艶と迫力は個人的には感じるが、二度言うが、なにせ無地だ。
これを日本で分かる(お金を対価として払う)人間が果たしているか、
商売として成り立つか、というのを考え見送りました。
後日、グランドバザールの業者が買っていきましたとな。
中央アジア近辺での数が残る民族衣装とは一線を画す、
美しい民族衣装でした。
sold out
thanks
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