![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/14/4c0fa036b6b190509e6f0092b9d9dd6b.jpg)
たまには、グルメ編です。
滞在中の日々の食事でござる。
今まで何回ネパールに渡航したか分からないし、
散々、食べまくってきたけど、
今回は、評判の店、地元民に人気の店、友人に教えてもらった店、など、
謎の気合いを入れて食べてきました。
ネットでの情報が溢れる、
カトマンズのタメル地区ではない店をメインに食べてきました。
さて、サクッといきます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/7c/d828e71510dc1562dd4d496f6bb5217a.jpg)
まずは、ダルバートの定型。
メニューにはダルバートと書かれず、
「タカリ」と記載される事が多いです。
タカリはタカリ族なので、タカリ。
肉料理と、野菜のみに分かれます。
ベジタリアンとノン・ベジタリアンという分け方ですな。
ノン・ベジ(肉食)は、主菜に肉の碗が追加され、
ベジ(野菜食)は主菜抜きとなる。
肉は、基本は鶏肉かマトン(羊肉)
たまに豚肉がある。
主菜以外は、基本おかわり自由。
多くの場合、溶かしバターをご飯にかけるサービスがあります。
ご飯の他に、
生野菜、豆のスープ、漬物、炒めた野菜類、
パパド(薄い揚げ煎餅的なクラッカー)、ヨーグルトが付くのが一般的。
ダルバートの値段は、
大体、肉定食で500円弱、
野菜定食で、350円から400円弱位。
高い店だと、肉定食700円位かな。
写真の店は、チベット人地区の僕の行きつけの店。
正確にはカフェなのだが、
料理の味付け、特に、豚肉のダルバートが美味い。
コーヒーも、オーガニックのフィルター・コーヒーを提供している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/bb/19882c4407a302b8a840f3226679de03.jpg)
ご飯の代わりに練り物となる版。
ディドという名前。
日本的に言うと、そばがき、みたい感じだろうか。
少し粘り気があり、食べると結構な満腹感がある。
写真の店は、チベット人地区のムスタン・タカリ。
普通は入口はかなり見つけづらいと思う。
小さな路地の商店街の2階にある。
因みに、ムスタンと名が付くレストランは複数あり、
オーナーは違う事が多いらしい。
上記の店は、現地の友人に教えてもらったのだが、美味かった。
ただ、味付けも辛かった。
観光客はほぼ行かず、基本はローカル向けの食堂と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/9e/bfc1867f0e4657b4dae1cbbc136fbb46.jpg)
チャーベル(またはチャバヒル。※発音でのカタカナ表記)地区の近くに有った店のダルバート。
適当に歩き回って見つけた。
店名は忘れてしまった。
新鮮な鶏肉が美味しかったかな。
多分、地鶏だと思う。
因みに、観光客がよく行く、
というか、
殆どの場合、必ず行く、タメル地区では、
グルメ情報はたくさんあるけど、
タメル地区はカトマンズのごく一部の地区に過ぎず、
グルメに関しても、
他にも美味しい店は多数ございまする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/9f/7951b5b1b9ea412d94ed07d563d118ed.jpg)
チャーベル地区中心部の街並み。
外国人観光客は皆無で、地元民感が満載で僕は好き。
服屋からタトゥー・ショップ、カフェ、歯医者や携帯屋まで様々あります。
チベット人地区からバスで10分位。
深夜以外、いつも渋滞している。
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冒頭の写真の店のダルバート。
グルメの間では評判が良いらしい。
ここの店名もムスタン・タカリで、
正確には、ムスタン・タカリ・バイ・ステート・スリーという長い店名だった。
もしかして、支店かもしれない。
地区はラジンパットだっけな?
タクシーで行ったので忘れてしまったが、
ラディソン・ホテルの近くにあった気がする。
「他の店と同じですやーん」と言われそうだが、
副菜やデザート(ヨーグルト)や味付けなどが微妙に異なります。
野菜炒めは何処でも同じに感じるが、
主菜の味付けや、漬物、ダル(豆)のスープが濃厚だったり、
サラッとしてたりと、違いを感じる。
この店は全般的に、
丁寧に作られている味の印象だった。
主菜も赤くて辛く見えるけど、
基本は、あまり辛くはないです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ea/0ea040202e678a687f4367fff11efddb.jpg)
店の入り口。
ちょっと奥まった場所の3階にあった。
また、
カトマンズのどこの飲食店でも言える事だが、
基本的にはサービスが良い。
この店もサービスは良かった。
そもそも、ネパール人は基本は親切で優しいが、
ある一定以上のクオリティの店の店員は、
すごく良いサービスが提供される。
というか、
日本の場合はマニュアルに沿ったり、
世間常識などでサービスをしがちだが、
ネパール人またはチベット人は、
元の性格や育ちの教育から来ると感じる。
英語の全く通じない、
超ローカルな食堂とかカフェでも、
基本は対応は悪くはない。
中東やインドなどでの、
必要以上のフレンドリー(または、しつこさ)もなく、
一定距離を保ってくれるのが個人的に好き。
知り合いになった飲食店のスタッフでも、
あまり踏み込んでこない。
これは僕が外国人だからという訳でもなさそうで、
現地民の友達と一緒に食事に行っても同じ感じでした。
もちろん、どの国、どの場所にも、
クソな奴は居るが、
カトマンズ近郊の飲食店の店員では、
観光客向けから高い店、超地元民仕様の店まで、
しょーもない奴はほぼ居ない印象。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/58/dc5df584ca419c9752b493ff4fae1b34.jpg)
キーマ・ヌードル。
正確には、ネパール料理でなく、
チベット系な気がする。
うどん状の麺に、挽肉(水牛)と香辛料のタレを絡めて食べる。
混ぜそば、と個人的には思っている。
地元民向けの店で食べると、
激辛もしくは激濃のタレな場合がある。
店によって味付けが異なります。
値段は、280円位が一般的。
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モモですな。
ネワール式です。
(僕が勝手にネワール式と呼んでいるだけで、
実際は違うかもしれません)
チベット式モモは、基本的にはあまり好んで食べない。
正直、日本や中国の餃子の方が美味い気がする。
だが、カトマンズ市内に点在する、
モモ専門店のモモは美味い。
同じモモだが、全くの別物と僕は考えている。
形状は普通のモモとは異なり、
焼売型をしていて、餡は水牛。
香辛料の効いたタレをじゃぶじゃぶかけて食べます。
旅人の間で有名な、タメル地区の外れにある、
現オールド・エベレスト・モモセンター(旧ニュー・エベレスト・モモセンター)も美味しい。
個人的には、タマン地区にある、
地元民に大繁盛している、無名のモモ・センターがお気に入り。
セサミ風味のマイルドなタレが美味しい。
一皿、150円から200円位。
以前は、もっと安かったが、どんどん値上がり中。
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右側の緑色の餃子状のものが、
チベット式のモモ。
ネワール式と形が違う。
モモにも色々あって、写真のは、ほうれん草とチーズのモモ。
中央にソースの碗が付くのが定型で、
ソースの味は店によって異なります。
多くの店のモモは、皮がパサパサしていて美味しくはないが、
写真の様な良い店だと、
皮は手打ちだったりして美味しい。
基本、有名店のチベット式モモは僕は好きではない。
地元民向けで繁盛している無名の店の方が好き。
また、チベット式なので、本場チベットが美味しいかと言うと、
個人的には、そうは思えず、
チベット本土や東チベットのモモも、イマイチである。
ネパールの手打ち皮のモモの方が美味しい気がする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/36/9110b922351aae9098b26651ef832258.jpg)
インド料理です。
隣国インドのカレーです。
写真映えだけでなく、
味も間違いなく、美味しい。
写真のは、
バター・チキンではなく、
パニール(チーズ)のカレー。
ここの店はベジタリアン専用で肉料理は無く、
噂では、チベット寺院が経営しているらしい。
この店の経営は正確には知らないが、
オーナーがチベット寺院という、
カフェとか宿とか、実はあるので可能性はあり得る。
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地元民に人気の店にて。
大衆食であるパニ・プリの超進化系。
通常バージョンのパニ・プリを知っている人ならば、
見た目が斬新に見えると思う。
バジル・ソースとスパイシーなソース、
柘榴の実と揚げた皮が、口の中で混じり合う。
独創的だが、僕には味が複雑すぎた。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/de/ac39252eccce8e077a7e8614040732bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/bc/0023bfc6a4e5ce9ba3c71cdd4102426e.jpg)
同じ店での看板メニューらしい。
ビリヤニですな。
ざっくり言ってしまうと、
インドとか中東とかで見られる、
米の炊き込み料理です。
この店では、
一品、一品、
素焼きの壺を使って調理している。
ぶっちゃけると、
今まで食べたビリヤニの中で、
一番、美味しかった。
チキンの味が米に染み込み、
米の硬さは柔らかすぎず、適度な硬さを残し、
チキンの内臓?が米に混じりあってコクがあった。
ヨーグルトのソースも良く合った。
まさかネパールで
美味しいビリヤニが食べられるとは驚いた。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/9d/49354d920d828a7bd1cf0a51c403c20f.jpg)
地元の友人に誘われて行った店。
観光客は絶対に行かない場所にあった。
オーナーはチベット人らしいが、
なぜか、シンガポール風(僕らの間ではそう呼んでいる)の料理を出していた。
濃厚なタレが付いてきて、ご飯にかけて食べる。
長期で滞在すると、
ネパール料理やチベット料理とか欧風料理には飽きてしまう。
たまに食べると美味しく感じる。
僕は二日連続で食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/93/46c139ebb24e88e51453d40dbef5b52c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/a9/7b69676411133f0c1207dc6ee0658402.jpg)
旅行者の間では、
カトマンズやポカラは、ピザが美味いと昔から知られている。
その中でも、最も評判の高い、
ファイヤー・アンド・アイスにて。
普通に美味しいです。
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チベット人地区のロード・ハウスのピザ。
個人的には、上記のファイヤー・アンド・アイスより、
ロード・ハウスのピザの方が好き。
マルゲリータは、チーズが肉厚で、
ファイヤー・アンド・アイスより風味が強く感じられる気がする。
生地は両店とも薄焼きで、
ロード・ハウスの方が若干厚い気がする(厚すぎないが)
なお、ロード・ハウスはタメル地区にもある気がするが、
僕はチベット人地区のロード・ハウスしか行ったことがありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c6/9079938d2c635d72d9236b2835b8e1b2.jpg)
ワインもあります。
輸入のワインであった。
なんと、グラス一杯で800円弱もする高級品。
日本と変わらない。むしろ高くもある。
もちろん、僕は毎日飲めるわけはなく、
仕事的な区切りなどの日に飲むだけである。
他の店では、300円以下のワインもあって飲んでもみたが、
やはりワインに関しては、良いワインと安いワインでは味が違う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/39/6547549caf1f74da3869a481f026645f.jpg)
アルコールとしては、
ネパール産のラム「ククリ」が僕のお気に入り。
ククリは、酒屋とかスーパーで買うと、小さなボトルで500円ちょっと。
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掲載した写真は、ごく一部であって、
パタンとかにも複数美味しい店はあります。
そして、
あくまで、ここでは、ネパールの首都カトマンズ近郊での話です。
地方や少し田舎、中心部から離れると、
外食のレベルや種類は、多くの場合、極めて限定的になります。
カトマンズ市内であっても、地元民のみ向けの店だと、
メニューすらありません。
そして、値段もすごく安いです。
紹介した店や値段は、
あくまで一例に過ぎません。
いずれにしても、
余程の変な滞在方法をしない限り、
ネパール都市部での食事は、日本人にとってほぼ困らない。
よく言われている事だが、
味付けも日本人の口によく合う。
ダルバートに関しては、
都市部であれば、
どこでも美味しく食べられる。
毎日でも食べられる料理の類な気がする。
ただし、
食なので、
個人差の好みはあるだろうし、
飛び抜けて、超絶美味しい料理であるとは思わない。
寿司や中華、
イタリアン、
フレンチや
インド・カレーなどは、
店によってレベルの違う食事もあるけど、
ダルバートは、どこで食べても、ある意味、一定のクオリティを保っている。
下もないが、
上もない。
振り幅は少ないが、
ダルバートは、
「毎日食べる大衆食として、完成されている」気がする。
高級なフレンチなどは、
毎日食べるのはキツい気がするが、
ネパール料理のダルバートは毎日でも食べられる。
そんな感じでした。