旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

アンナプルナ・ベース・キャンプへトレッキング

2023年04月25日 | 旅行



もし皆様がこのブログを見つけたり読んでたりするのであれば、
興味があるのは、チベットの古い物の事だと思う。

しかし、あえてトレッキングの事を書こう。

一般的にネパールと言えば、トレッキングである。
そう、世界有数の高い山々を誇るネパール。

これだけ何回も何回もネパールを訪れているのに、
ネパールの山にほぼ行った事がない僕。

「いー加減、行こうではないか」と思い、
行ってみました、真冬1月のアンナプルナのベース・キャンプへ。

サクッと書きます。

------

ベース・キャンプと言えば、
エベレストのベース・キャンプが一番有名だろう。
しかし、アンナプルナ・ベース・キャンプ(通称ABC)も匹敵するほど有名である。

ABCトレックには、
ネパール第二の町ポカラまで行く必要があるが、
僕は仕事の用事があり、
ポカラに居たのでABCに行く事にしました。

ポカラの町のレイクサイド周辺にはトレッキング用品の店や、
トレッキング関連の旅行会社で溢れている。

そこらの旅行会社(アドヴェンチャー関連)でガイドやポーターを雇っても良いが、
宿のマネージャーが「良いガイドがいるよ」と言うので、僕は宿に仲介してもらった。

通常、ホテル経由だとガイド料の値段が高くなる傾向があるかも知れないが、
僕は他の旅行会社の料金を事前に調べ、まぁ、オーケーな料金だったので納得した。

ガイドと言っても荷物を持ってくれるポーター兼ガイド。

ABCのルートは道に迷う場所はほぼ無く、ガイドは必要ないと知っては居たが、
小学生以下の体力の持ち主である僕。
荷物を持って欲しかったのである。

ウザい性格のガイドだったら嫌だったので、
事前に会って性格を確かめた。
10年以上の経験があるグルン族の屈強で物静かな若者だったので、
問題なく即依頼を出した。

ABCトレッキングにガイドを雇うなら、
山々に精通した地元のグルン族のガイドが最も良いと思う。

ガイドの相場は大体、1日15ドル〜25ドル位かな。
ポーター業のみはもっと安い。
一人で行っても複数人でも同じらしい。

因みに、安すぎるガイドは注意が必要だろう。
旅行会社やホテルと契約している、
人気がある良いガイドは一定の料金をとる。

フリーのガイドでは、
マジでダメなガイドも居るとは聞く。

普通、一週間位は一緒に行動するので、
変に節約して悲惨な思いをするのは僕はお勧めできない。




出発は、真冬の1月。
1月24日か25日であった。

早朝、乗合ジープで出発。
宿に迎えに来てくれる専用ジープではなく、
地元民も利用する乗合ジープで行くのが安上がり。
でも、地元民仕様なので満員になるまで出発しません。



トレッキングする客が僕ら以外いなかったので、
途中の道端で降ろされました。
ここまでくれば十分。




少し歩くと大きな橋があった。



長い橋を渡る。



橋の後、ジヌーを抜け、登り階段がひたすら続く。

階段は2時間かけて登る人も居るらしいが、
チョムロンまで40分程で踏破。
張り切りすぎ。



初日の宿泊地チョムロン。
宿代、充電チャージ、wifiとか全部含めて500円位。
フィッシュテイル・ゲストハウスだっけな、名前忘れたが、良い宿でした。



朝食。
グルン族のパンケーキ。
メニューになかったが、「美味いよ」と言ってガイドが頼んでくれた。



チョムロンを出て、二日目のトレッキング・スタート。











ひたす森の中を歩く。
ジャングルの中、ひたすらアップ・ダウン。
バンブーらへんかな。
バンブーとい名前の通り、竹林も多かった。






二日目の宿泊地。ドヴァン。
ドヴァンは二カ所あり、アッパー・ドヴァンの寂れた宿に宿泊。
一泊250円だった。



キャンプ・ファイア。
ガイド君と人生を語り合う。

ガイド君は屈強な肉体を持っていて、
かつては英国軍隊所属のグルカ兵の試験を受けた事があると言う。

体力試験をトップの成績で通過し、メンタル試験もクリアしたのだが、
最終的に落ちたという。
どうやら、当時、合格には賄賂が必要で、
貧困層出身で両親の居ないガイド君には払えなかったのが原因らしい。

グルカ兵になれば村の英雄で、生涯保証されるネパールで名誉ある地位でもある。
山岳地帯の貧困地域の若者の多くは、グルカ兵を夢見るが、
実力があっても、そこには知られていない現実もあるようだ。

その後、ガイド君はポーターを経て、ガイドとなったと言う。

ネパールでの光と影を知る。



ドヴァンを出て、三日目。
真冬だったが、ここら辺はまだ水が凍っていない。
寒さも少ない。



ヒマヤラ・ホテル通過。
この辺、2900mらしい。



また、ひたすら階段。



見えにくいが、
中央にあるのが幻覚性ハニーのミツバチの巣。

僕のガイドが他の場所で採取してみた事があるらしく、
「めっちゃ大変だったよ」と言っていた。




壮大な風景。
マチャプチャレ・ベース・キャンプへの途中の谷。
なぜか僕は晴天より曇天の山が好きらしい。
雰囲気あって美しい。

登山者はほぼ居ない。
すれ違うのは食料等を上まで運ぶ職業の人が多い。



僕は標高が高い山の頂上より、
自然が好きらしい。
この谷の小川で遊ぶのが楽しかった。





しばらく歩いて、
マチャプチャレ・ベース・キャンプ(通称MBC)へ到着。
三日目の宿。
アンナプルナ・ベース・キャンプの一個手前のキャンプ。
ここを通過するトレッカーは多いらしいが、
僕はゆっくり行きたかったので宿泊。





眺望が素晴らしい。



MBCからの眺め。
アンナプルナは見えるが、方角的にベース・キャンプの宿からはマチャプチャレは見えない。

真冬なので、宿泊者はほぼゼロ。
快適。
シーズンには部屋が取れず、ダイニングの椅子で雑魚寝もザラだと聞く。

僕が思うにベスト・シーズンは冬だと思う。
宿はガラガラで布団も使い放題で、僕は持参した寝袋も使わなかった。
トレッカーも少ないし、寒さを除けば快適である。
寒さも我慢できない寒さではないし。



四日目。
マチャプチャレ・ベース・キャンプを出発。

ここからが本番。
「眺め」の本番と言う意味。

大きな山の景観が好きならば、
ここまでは眺望に感動する事は少ないだろう。

MBCからABCへの途中は、まさに絶景です。





凍っている。
昼間は太陽が出て暖かったが、朝晩はマイナス8度位。
例年よりかなり暖かいとの事。



歩いてる時はダウンは不要。
インサレーションで十分でした。




アンナプルナ・ベース・キャンプに到着。
4130m

チベット圏では4000mとかは普通なので、
標高が高いとは思わず。

高山病の症状もなかった。



ベース・キャンプからの絶景。



ここまで来ると雪はある。



ベース・キャンプの宿周辺。



記念撮影。
流石にダウンを着ないと寒い。



タルチョはためく。



夕陽が綺麗でしたね。



食事は大体チョウメンと言う焼きそば。
普段、街で食べても美味いと感じないが、山で食べると美味しいと感じる。








下山。
二日間かけて降りてきた。
最後はジヌーで宿泊。
楽ちん。





泊まっていた宿はこんな感じ。
山小屋というより、しっかり宿ですな。
快適。
部屋は基本ベッドがあるだけ。

ポカラまでの帰りは、ジヌーを降りた長い橋を渡った場所(名前忘れた)で、
乗合ジープに乗って帰ってきた。
帰りは宿まで直行してくれる。

大きな橋の場所からはバスもある。


-------

行ってみた感想だが、
平凡な意見ですみませんが、良かったと思える。

僕は山の頂上には興味は少ないが、
日本とは違うレベルの大自然を味わえるし、
山の人々の村を通過する楽しさもある。

そして体力的にも大して必要はない。
ただ、ひたすらアップダウンを繰り返すので、
個人的にはメンタルが疲れた。

僕は時間的な余裕があったので、
ゆっくり行ったのだが、
時間の余裕がない場合でも、
体力的に強ければ、かなり短期で往復できると思う。

以上
アンナプルナのトレッキングでした。



コメント

奇祭マハー・シヴァラトリー

2023年04月19日 | 旅行


久々です。
暫く日本に居ませんでした。
ネパールに居りました。
日本へ戻りしばし時間が経ちますが、
最近ブログの存在すら忘れかけていた僕。
いー加減、ここら辺でブログを更新しなければ、
アイツは死んだと思われそうだ。

何から書こう。

ヒマラヤへのトレッキング、
アメリカ在住の難民チベット人の人生、
チベット正月ロサル、
ジー・ビーズとのビッグ・ボスとの出会い、
仕入れ関係...

書く事が多すぎる。
どーしよう。

まずは、サラッと、シヴァラトリー祭りの事でも書こうかしら。

ほぼ写真を撮っていないけど。

ーーーーー

シヴァラトリーと言えば、
知る人ぞ知るヒンドゥー教の大祭典である。
(正確にはマハー・シヴァラトリーだが便宜的に今回の記載ではマハーは割愛)

ネパールやインドを知らない人からすると、
ピンと来ないだろうが、
祭り自体が年中盛んに行われるネパールでも、
指折りの大祭典である。
とゆーか奇祭。

何が?と言われるかも知れんが、
祭りの詳細は、
ウィキペディアとかで検索してほしい。

ネパールに置いては、
火葬場パシュパティナートにサドゥ(ヨガ行者とか修行者とか表現される)達が大集結するのである。

火葬場と言っても、
日本人が想像する建物内のアレではなく、
広大な敷地内に寺院併設の川べりの野外で火葬する地区である。

因みにこの火葬場、
いつ行っても、
木材の土台の上に寝そべるご遺体をボウボウ燃やしているのを間近で見れます。

まぁ、サドゥが大集結する祭りと言えば、
インドのマハー・クンブメーラが一番有名だが、
シヴァラトリーも匹敵する程に有名でござる。

両方行った身としては、
マハー・クンブメーラは多数の死人も出るほど、
桁違いの人数と変人変態大集合のスーパー・カオスでしたが、
シヴァラトリーも結構カオスでした。



シヴァラトリーの行われるパシュパティナートへの道、の当日の風景。
奥に、こんもり見える森?の一体周辺全てパシュパティ。
写真で見える群衆は、ほんの一部。
何千人、何万人?もの人が、この祭りに押し寄せているのです。

この先に、
軍隊だか警察だかが警備する、
何重もの鉄製ゲート(バリケード)が設置されていた。

僕はアメリカ人の友人と行ったのだが、
並んでいる人々をかき分け進んでいった。

もう無理やり突破して行ったよね。

写真を撮る余裕がなかったので残念だが、
僕と友人は、
最後の方のバリケードの最前列で行き詰まり(人数制限でバリケードが閉じられていた)、
後ろから押し寄せる何百人もの群衆と鉄製バリケードに挟まれてマジで死にかけた。
圧迫死するかと思ったよ。

最終的には、
「僕達、外国人ですから〜」と言う必殺の謎の言葉を大声で連呼し、
警備の人にバリケードの間から入れてもらった。

裏話を言うと、パシュパティナートにはメインゲートの他に裏から入れる入口もあって、
裏口から入るとすんなりノーチェック(厳密にはチェックゲートはあるがスルーできる)で入れます。
いつもは裏口から入るのだが、
この日は、たまたま道を間違えて大混雑するメイン・ゲートから入ってしまった。
まぁ、良い思い出です。



何重ものゲートを突破した先。
皆が並んでいる先、階段の上にメインの寺院がある。
寺院にはヒンドゥー教徒のみが入れる。

僕らも近くに寄ろうと試みたが、
直近の橋に二重のゲートがあり、
漫画に出てきそうな棍棒を持った鬼軍曹に追い払われてしまった。
因みに、
この階段周りで普段は火葬が行われる。

黄色の服を着た人々は皆サドゥ。



メインのお寺。
写真では分からないが、
内部ではマリ○ァナでハイになったサドゥ達が踊って、
異常な盛り上がっているのを遠目から見た。
間近で見たかった。




くつろぐ人々。
ほぼネパール人かインド人。
外国人はあまり見かけなかった。



聖なる川。
もはや透明度はゼロだが、
単なるドブ川ではない。

火葬された灰や生活汚水が流れ込む。
コップ一杯飲めば致死量になるだろう。



奥の方でトランス・パーティが開催されてた。
祠がデコレーションされ、爆音が響き渡る。
水も撒き散らされ、盛り上がっておりました。
もうこうなると何の祭りか分からなくなる。



バング・クッキーも売られてます。
マリ○ァナを練り込んだクッキーです。

この日のパシュパティナートでは、
マリ○ァナは無法地帯(暗黙の了解の元、解禁)となっていて、
公然に喫煙や売買がそこらじゅうで堂々と行われている。

サドゥ達がせっせとジョイント(マリ○ァナ入りタバコ)を巻き、
販売に精を出していた。

警察も黙認している特別な日でござった。

因みに、僕は吸いません。



シヴァラトリーは夜も明けない早朝から深夜まで、
ぶっ通しで行われるので、サドゥもお疲れです。



美女がいたので一枚撮らせてもらった。




中心部は人混みが凄いので、
奥の方へ避難した。
ちょっと空いてる。
手前のテントはインドからやってきたサドゥの簡易住居。
写真には撮らなかったが、屋台も沢山出てました。




祭りの当日は混み合うので、
実は前日にも友達のバイクに乗って行ってみた。

本来の目的の一つである、サドゥ来歴のルドラクシャを手に入れる為にですね。

で、本気でサドゥをやっている老齢なサドゥと出会い、彼のルドラクシャを譲り受けた。
インドのハリドワールから祭りの為に来ていたリアル・サドゥでした。

交渉前に話をするきっかけの為、一応、祈祷もしてもらったのだが、
普通、額に付ける印のティカは紅いが、
このサドゥは木を燃やした灰でティカを作っていた。

お祈りの水もかけられたのだが、
あの聖なるドブ川の水だと思うので、
マジで勘弁して欲しかった。

英語が通じなかったので、同行した友人に通訳してもらったのだが、
交渉後、お互い納得して譲り受ける。
リアル・サドゥは簡単には譲ってくれませんでした。




サドゥ達と。
皆、朝からバンバン吸っているので目が出来あがっちゃっています。

普段、パシュパティナートに居るサドゥは、
写真を撮ると金をせびるビジネス・サドゥ(サドゥの格好をした変人)がほとんどだが、
彼らはリアルなサドゥ・ライフを送っている。

この場所、パシュパティナートの一部で観光客が行かない場所。
とゆーか、門を入るのに普通は躊躇するかも知れない。
全員ゴリゴリのサドゥで、皆、マリ○ァナをチラム(筒の喫煙具)でボフボフ吸っていた。

同行してた現地民の友人も門の先へ入りたがらなかったが、
「入ろうぜ」と無理矢理誘って入ってみました。
祭りの為にインドから来たサドゥ達の溜まり場兼一時的な住居ゾーンで、
サドゥ達がテントを張って野宿しておりました。

ーーーーーー

シヴァラトリーに行ってみた感想だが、
ネパールでのシヴァラトリーは楽しいお祭りって感じ。

奥の祠で色々な祭事も行っていたが、
全般的に、
とりあえず祝おう、長時間楽しもう、って感じでした。

インドでのシヴァラトリーは長時間歩くとかってあるみたいだが、
ネパールは人こそ多いが、比較的、楽に楽しめる。
場所のパシュパティもカトマンズ中心部からアクセスも良い。

しかし、空気は猛烈に悪い。
普段でも火葬の煙が舞い上がり、
独特の匂いがするパシュパティ。

当日は、人の匂いとか砂埃とか色々な悪臭が混ざっている。
マスクはしてった方が良いかもね。


シヴァラトリーでした。




コメント

クタイシの美しいゲラティ修道院

2022年08月19日 | 旅行


日本に戻ってしばらく経つのでジョージアの事を書くにはどうかと思ったが、
一応記録的に残しておこう。
インスタでは詳細は全くアップしないし。

場所はいきなり古都クタイシです。

トビリシに移住したトルコ人友達カップルの家に居候してた時、
「クタイシでも行こうか」という話しになり行きました。

特段、クタイシで見たいものもなかったが、
どーやらクタイシは古い教会関係が数多くあるらしい。

僕は教会が好きです。修道院も好きです。寺院だって大好きです。

そのなかで良かったゲラティ修道院。
ここはおすすめなので書こうかしら。

小雨が降っていたのも雰囲気的に良かったのかもしれない。

一番有名らしいバグラティ大聖堂は全く感動しなかったが、
ゲラティ修道院は行って良かったと思った。













内部
美しい。
宗教壁画ってのは良い。

友人がトビリシの教会の真新しい壁画には全く興味を示さなかった時、
「あと400年待てばこの絵も芸術さ」と返しておいた事もあるのだけど、
クサい事を言うと、時間も芸術のエッセンスの一部なのかもしれない。

因にゲラティ修道院は1106年に建てられたらしい。
以前はゲラティ修道院とバグラティ大聖堂は共に世界遺産だったが、
その後、ゲラティ修道院は世界遺産に残り、
著名なバグラティ大聖堂は再建後に世界遺産リストから除外されたとの事。

外の世界からの視野で古き文化遺産を残す事を重視するか、
現地の現在進行形の価値観や言い分を優先するかは、
難しいとこなのかもしれない。

バグラティ大聖堂の再建前の写真を見ると文化的価値はあるのかもしれないが朽ちていて、
詳細な理由は知らないけど、綺麗に今風に建て直したくなる地元民達の気持ちも分からなくはない。

参考迄に今のバグラティ大聖堂の内部





ゲラティ修道院の話しに戻ります。







静かな時間が流れる。



どこをとっても絵になる。

12世紀から17世紀の修道士達とその祈りの生活に想いを馳せる。

時期は夏の始まり5月中旬だったが、
小雨で寒かったからか観光客は僕ら以外、誰も居なかった。

静かで古の修道院の雰囲気を感じ取れ良い時間を過ごす。






床とか。
チベットの古い寺でも同じだが、
僕は何故か建築物そのものより、床や手すりやドアに魅力を感じる。
遥か昔、かつての人の存在に想いを巡らすのが好き。






小高い丘の上に建っておりました。




行きはローカルバスで行き、
帰りはバスの時間までかなりあったので、
雨がやんでたのもありブラブラ散歩しながら歩いて帰りました。

行きのバスはクタイシ中心部マクドナルドの近くにミニバスの溜まり場があるので、
そこら辺にいる人に適当に「ゲラティ?」と行き先を聞けば分かると思う。
クタイシ市内から30分位だったけな?
クタイシ全般に言える事だけど英語はほぼ通じないです。

タクシーは高く言われるのでオススメしない。

帰りのミニバスは2,3時間位に一本で、
クタイシ市内行きの最終便も夕刻のはやい時間でなくなります。

丘の上にあるので行きの道程を歩くと登りになり、歩くには少し遠いいかな。
尚、ミニバスは停留所以外でも手を上げれば乗せてもらえます。


雨のゲラティ修道院でした。



コメント

ジョージアのトビリシを散策

2022年02月08日 | 旅行



またジョージアの事。
昨年2021年の夏頃の事です。

-----

先日、知人から「ジョージアの記事が出てたよ」と連絡が来た。

その知人は建築家であり教授であり設計事務所の社長をやっていて、
数々の受賞歴と大きな仕事もやっている。

今では知人の様な日本に仕事・生活圏の土台と社会的地位がある人達も
ジョージアに注目しているんだ、と感じた。

それはさて置き、ジョージアのトビリシ散策した事。

まず、スタンバホテル。
ここも有名だが、やはりレベルは高かった。







コンクリ柱、どーん。
構造的に美しい。
聞いたとこによるとリノベらしい。
以前行ったバッシアーニや地下鉄の駅でも感じるが、ジョージアには直線的なデザインが良くマッチする。
個人的にはアジア圏は人間的曲線デザインが似合い、旧ソビエト圏には工業的直線デザインが似合うと感じる。



玄関入って正面のラウンジ
本棚の奥にフロントがある。







スタンバの中庭とレストラン・カフェ。
外の喧噪から隔離されて静かで落ち着きます。
客層も良い。



飲み物もレベル高い。
写真には撮らなかったがトイレもカッコ良かった。
目に見えない場所にも演出が行き届いてるのが素晴らしい。
外面良くてトイレは普通だとしょんぼりするが、ワンランク上のこだわりを感じる。
なにより、どのスタッフも対応が良く教育がされてるのを感じた。





スタンバホテル隣接のルームズホテルの向かいにあるロリータ。
入口は鉄格子で雰囲気ある。セキュリティも居る。



提供される食事やデザートのレベルは高い。
デザートだけなら東京でいくらでも美味しい高い店はあるが、
店舗を含めた全体的な雰囲気が良い。



地下鉄ルスタヴェリ駅の近く。



vake辺り。
日本の東京で言うと表参道とか青山辺りかしら。
この辺、個人的に好き。



マルジェラを取り扱う店があった。



セレクト・ショップ。
大御所ブランドの他ゴールデングースやアクセルアリガトなど、
小さな店も高感度なブランドを取り扱っているので、
ジョージアでのファッション関係の感度はやはり高い。







公園。
トビリシは街中に緑が多い。
落ち着く。



団地かしら。



バス停



バス乗ってみました。





地下鉄



コーヒーが美味しいのが嬉しいぞ。
カフェHurma。
地元民ではない欧米人が多い印象かな。

別日に、欧米人の長期在住者が溜まるバーに飲みに行ったが、
外資系企業などの遊び人達が多かった。



お約束のファブリカ。のカフェ・ラウンジ。
wifiが早くて助かる。



夜のファブリカ。
相変わらず盛り上がっておりました。

飲んでたら、イスタンブールの友達やカルフォルニアの友達に偶然、再会する。
皆、行くとこは同じようだ。

因にその友達はカルフォルニアでレストランを経営していたが閉店して、
コロナ給付金をアメリカ政府から貰って長旅してるらしい。良いですね。
彼は「カルフォルニアで暮らすには足りないが、物価の安い国を旅するには充分だ」と言う。




ラーメン食ってみた。





友達が頼んでた寿司。
ドイツ人にとっては満足だったようだが、日本人の僕的には微妙である。




「クラブに行こう」となってキィディに行ってみたがコロナでやってなかった。
写真はたぶん入口。結構、道に迷った。知らなかったら見つけられないんじゃないかなー。
雰囲気がアンダーグランドで良さそうだ。




小道を入ったりすると建物に古さと貧しさを感じる。



地下道はだいたい何処でもこんな感じ。
グラフィティが描かれている。ストリート文化を感じる。




フリーマーケット
英語はあまり通じない。ロシア語を話せれば会話を楽しめると思う。
売り手側が外国人慣れしてるけど、色々あって楽しめます。






チェーン店のカフェ。
名前は忘れてしまった。街中に点在している。




歴史の趣を感じられる建築物。



マリオット・ホテルも馴染んでいる。


-----

トビリシは街が小さいのでブラブラ散歩しても十分見所を回れます。
地下鉄はもちろん、バスやタクシーも安いです。
自転車があれば便利だろうと思うが、あまり自転車を乗ってる人は見かけなかった。
バイクも比較的少ない印象かな。



超ザックリ、トビリシ散策でした。



コメント

ジョージアのジュタでハイキング

2022年01月27日 | 旅行



前回に引き続き、ジョージアのハイキングです。

カズベキと同じ地域のジュタでござる。

トルコで会ったロシア人が僕が全く聞いた事の無いジョージアの奥地へトレッキングしたらしく、
「素晴らしかった」と言っていたので奥地にも行ってみたいが、今回はサラッとした感じで山散歩。

サクっと書きますだ。

結論から言うと、凄く気持ち良かった。

カズベキの街からジュタへは個人タクシーになります。
値段はどのドライバーでも大体同じ。往復の相場価格は忘れてしもた。
ジュタでハイキングしてる間の待ってもらう時間の確認も必要かな。

カズベキのメイン通りに何台も客待ち個人タクシーが居るから、
行き先と値段を聞いて比べればすぐ分かると思う。
突然高く言ってくるドライバーがもし居れば、それはお約束のカマしているだけ。
英語はあまり通じなかった。

僕は運良く、ジュタで泊まりのトレッキングをしてる人を迎えに行くというドライバーを見つけ、
格安で往復乗せてもらえた。
このドライバーの兄ちゃん、親切で英語が話せるから助かった。
尚、トビリシで便利なタクシー送迎アプリ「Bolt」は使わなかったので使えるか分からない。



普通車が個人タクシー
特に車に行き先看板とか表示してない。
カズベキの通りに溜まっているニーちゃんやおっさん達に行き先を伝えればすぐ分かります。
ミニバンとかはトビリシとかに行く車で普通車が個人タクシー。





タクシーには色々な車がある。
ロシア製のラーダニーバ(ラーダニーヴァ)も普通に走っている。
ラーダニーバに乗りたかったが、上記のドライバーの金額が相場の半額以下だったので見送った。

日本の友達がラーダニーバを欲しいって言ってたので、
試しに現地で中古の値段を聞いてみたら21万円〜27万位との事。
友達曰く、日本だと200万位するらしい。約10倍。




ジュタの駐車場
車はここで待ってもらう。
湖まで行ってみようと思っていたので3時間もあれば往復できるだろう。



スタート
道が分からん。ドライバーの兄ちゃんが指差す方へとりあえず登っていく。








道が突然開ける。
気持ちの良い景色が広がる。




緑が気持ち良い。
天気が何より最高だった。
この雰囲気、ヨーロッパ的な山に感じる。良き。



ほのぼの。
子馬が歩いていたので一緒に歩こうと思ったら意外に早かった。
客を乗せた親馬が先に居るようだった。



小川を渡る。





ほのぼのアゲイン
気持ちよいなー
アップダウンも無く歩きやすい。
山間のすり鉢状で一本道。途中から小川に沿って歩けば迷子にはならないだろう。



高山植物かしら。
開花シーズンから外れているのかあまり見なかった。



山が近くなってきた。



湖、到着。
思っていたより小さい。
ドライバーがブルーレイクって言っていたがエメラルドグリーン。良い色をしている。
湖のほとりでテントを張っている人が何人か居た。



山の麓。



戻りは川の反対側から戻る事にした。
水が綺麗。





ジュタの駐車場から少し登った辺りまで戻って来た。
宿泊場所(キャンプ場?)兼カフェがあったので、
約束の時間まで時間があったのでコーヒーを飲む。
ゆっくりできます。

駐車場に戻って終了。
気持ち良い山散歩でござった。


ほのぼの歩くのが好きな人にオススメできる。

ネパールの8000m級の山々の景色がドーン、とかは無いが、
緑に囲まれ気持ちよいハイキングが出来ます。

湖から奥へ進むルートもあるらしいです。


ジュタでハイキングでした。


コメント