旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

骨董催事出店のお知らせ

2018年04月18日 | 骨董市・イベント





横浜関内の、アート+骨董マーケットに出店します。

室内催事で、珈琲も飲めますので、
お気軽に話でもしに、遊びに来てください。


Archiship Library&Cafe
JR関内駅より徒歩5分
11:00-18:00

https://libraryandcafe.wordpress.com
コメント

蒙古絞り、否、西藏絞り。チベットのティクマ柄織物

2018年03月25日 | チベットもの



蒙古絞り、という絞り染めの布がある。

蒙古というとモンゴルを指し、
十字文様に染める手法の織物の事を日本では言う。

何故か、日本ではチベット仏教圏の絞りというと、
蒙古絞り、という名称が一人歩きしている。

伝来の歴史的な事からか、
茶道世界に由来する事かは
分からないが、
同じ手法の織物が、チベットにもある。











十字文様に藍や茜系の染料で染めたり、
十字文様はスタンプ(型押し)で表現する事もある。

むしろ、この「十字」という文様に意味を置いているようで、
型押しで表現する事が多い。

因に、紅い色は高位の僧侶が使用していた事を意味する。


この十字文様は、チベットで「ティクマ」と言われ、
僧侶の衣服や、僧侶が使う座布団などで目にする事がある。

そして、稀ではあるが、馬の毛布、ホースブランケットや、
チャムという踊りの祭り用の衣装などに
ティクマ柄の絞り布が用いられる事もある。






主に、チベット本土シガツェ近郊で用いられているが、
色濃いチベット文化圏でもある、インド領ラダックやその奥地ザンスカールでも
羊毛に絞り染められた女性用衣服(民族衣装)を見る事ができる。


モンゴルではなく、チベット独自の絞り染めの織物。

名前はまだない。

正確には、絞りで十字を表現しない事もあるので、
あくまで、ティクマ柄だろうが、
白く絞り抜き、その上に十字を表現する手法なので、
絞り、としてはどうなのか。

まぁ、とにかく、チベットの物であるので、
蒙古としておくのは忍びない。

モンゴルが蒙古なら、
チベットは西藏となる。

「西藏絞り」とでも名付けようか。
コメント

チベットのチベタンターコイズ

2018年03月21日 | チベットもの



「チベタンターコイズ」
文字通り、チベット人のターコイズという意味だ。

日本でも人気がある石だ。

世間では、【チベタンターコイズ】と一括りに言われているが、
古い物から新しい物、色や大きさなど様々ある。

僕が言う、チベタンターコイズとは、「古い」チベットのターコイズを指す。

わざわざ、オールド・チベタンターコイズ、や、
アンティーク・チベタンターコイズ、としても良いが、
長くなるので、簡潔に、チベタンターコイズ、としている。

ほぼ全てのターコイズには、紐穴が通っているのが特徴の一つだろう。
そして、その多くは、緑色を感じる青緑色をしている。

中には、スカイブルー(空色)のチベタンターコイズなどもあるが、
全体的な数は多くはない。

日本人、それと欧米人は、濃い緑色の深い色味を好む傾向のようだ。

色味に関しては、人それぞれの好み、宗教的な意味合いなどもあるが、
チベット人達の首元に長年使われ、
個性のある深いパティナ(古色)が出た、緑系のチベタンターコイズは、
チベタンターコイズならではの魅力ではある、と個人的に感じている。


また、チベット本土では、チベタンターコイズは思いのほか高額であったりする。
ラサに行くと、場合によっては驚く金額を言われる場合もある。

チベット本土の奥地に行くと、まだ安く良い物が見つかる可能性はあるが、
そもそも行くのが大変である。

一方、チベット文化圏であるインド領ラダックやネパールなど、
古い時代にチベットから渡ったチベタンターコイズが見つかる。
が、現地で「良いチベタンターコイズは年々少なくなっている」のも事実だ。
今でも、質の良いチベタンターコイズは、「数が少ない」、と言えるだろう。

また、ラダックでは、数年前にまだあった、希少な古いラウンド・タイプ(丸形)ターコイズが、
昨年訪れたら一個も見つからなかった事もあった。

様々な国のディーラーに買い尽くされたのであろう。


そのうち、質の良いターコイズを手頃な値段で現地で簡単に見つけるのは、
難しくなるかもしれない。
いや、むしろ難しくなっているのを感じる時がある。

今はまだ様々な機会で手頃な値段で手に入れる事はできるかもしれない。

だが、今や、超超高額になってしまったチベットを代表するあの石のように、
チベタンターコイズも更に高額になる日が来るのだろうか?

どーなるのだろう。


チベタンターコイズの販売ページ→
コメント

ひと味違う雰囲気のチベタンの家へ

2018年01月29日 | 仕入れ旅
彼は他の行商とは明らかに異なる雰囲気を持っていた。

以前からその風貌を気になっていたが、
初めて彼の自宅へ招かれた。

そしたら、
ありゃりゃ

家中に、古い物が、あるわ、あるわ



古道具オンパレード
これだけの古道具の数は、そこら辺の骨董店より遥かに多い。

しかも、カム地方で、古道具を扱う業者は珍しい。

「物が大きいから行商には持っていけないだろう」
と言うが、その通りだ。

店舗、やりゃ良いのに、と思う。


ただ、由緒ある家柄で余裕があるのは間違いなく、
高額商品を取引している形跡もあったので、
いわゆる、チベットにおける他の行商とは少し異なるスタイルと趣向なのだろう。


ピカピカの黒のロングブーツに、質の良い濃茶色のチュパ(民族衣装)に
同じ茶系の細身のニット。
それに、ファーの帽子、数少なく古い装飾品の数々が、いつ見ても彼のお約束のファッション。

成金のチベット人は、すぐに金とかを身につけ、
服装も洋服になりがちの人々も多くいるが、
彼は伝統的な民族衣装をいつも着込み、そのランクを見事に上げている。


コメント

チベット圏での買付け 行商達のご自宅へ。

2018年01月27日 | 仕入れ旅
チベットのカム地方

骨董屋もあるのはあるが、
店頭には良い物は少ないし、そもそもが高い。

で、僕の仕入れ方法だが、主に店を持たない行商の家や、
地元民の家へ行きまくり、出回っていない良い物を探すのだ。






知り合いの行商の家にて。
彼の母親の数珠を見る。




息子も揃って、家族みんな良いやつら。




地方に住む友達の行商に道ばたでばったり出くわす。
チベット人ディーラー達も、それぞれの地元から出てきて、街から街へ売り歩いているのだ。




ちょっと休憩。
友達の行商の長期滞在宿へ遊びに行く。
二人とも日本人ぽい顔つきだが、バリバリのチベット族。






ローカルのご自宅。
「ワシも古い物をもってるだ」と言うので、見に行く。




地元民のおばちゃんに声をかけ、
持ち物拝見。
物が良く、値段が合えば、地元民からも買いまっせ。
コメント