旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

異業種と話して思う事。

2018年08月11日 | 日記




先日、ある人と話をした。

賃貸仲介会社で働いているという。
既に3年間働いているらしいが、
仕事はきつく、日々、怒られてばかりだという。

昼間の仕事は人生で初めてとの事で、
以前は、夜の仕事しかした事がないらしい。

彼は言った。
「僕はお客さん目線になっちゃうんですよ。
だから毎日怒られる。
営業マンに徹せられなくて・・・」と。

ん?

お客さん目線は良い事なんじゃないの、と思ったが、
会社的には契約を取ることが最重要と考えているとの事だ。

契約を取る事が最優先、それって、
会社都合だと思う訳さ。

つまりは、お金の為ですよね。

契約とって、お客も満足すれば
それが一番良い。

でも、そのバランスは彼の言い方からは
その会社には感じなかった。

とにかく、契約。
契約しなけりゃ意味がない。

それらしい。

僕は営業職をやった事がないので分からないが、
そういった話は色んな人から以前から聞いていた。


そこで、自分の事を思うのだ。

僕もモノを売る、という仕事を生業としている。
まぁ、小売り業なので、接客という仕事でもある。

モノを売らなきゃ仕事にならない。

でも、モノさえ売りゃいいのかっていうと、
そーではないと思う。

特に最近。

人との繋がり、想い、に興味を持っている。


繋がりもできた上で、
モノを理解して買って頂き、
さらに満足もしてくれれば、
それは神営業だ。

僕は、モノを売る、という行為に
興味が薄いし、
伝え下手だから伝えたい事も上手く伝えられない上、
リアクションも薄い。

なので、少しでもモノを売る以上の事ができないかと思い、
直接会う機会がない場合もあるネットで買ってくれた方には
最近、手書きの手紙を入れるようにした。

我ながら気持ち悪いヤツかも、とは思いつつも。

ネット経由だと
その後のリアクションも聞けない事が多いので、
どー思っているのだろうか?

ふむー



因に、写真はチベットの空。
日本でもチベットでも、
どこから見ても、
空は空。


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