ミハ缶ブログ

ヘタレ大学院生が綴る日常と非日常。
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日本語って面白い

2009年09月26日 | 2010年以前の記事
日本人はなぜ日本語は世界一難しい言語と信じているのか?(日刊スレッドガイド)09年09月17日付け 09年09月18日確認
世界でいちばん柔軟性あり変化する日本語 なぜ日本語はこれほど多様な表現があるのか(日刊スレッドガイド)07年08月01日付け 09年09月18日確認
 確かに、日本語って、とても柔軟性があるんですよね。ドイツ語と比べて、単語毎に厳格な定義が無いので、論理的な文書を書こうとする場合に、コツが要るのですが、書けないことはありませんし、なにより、同音異義語や類似する意味を持つ言葉がたくさんあるので、文学的な文書を書く際に、事欠きません。造語も、簡単に作れます。例えば、「夕読」と書けば、「夕方に何か読むんだな。多分、本の事だろうな」といった事が解ります。とても、便利です。

 さて、そんな日本語ですが、「とても難しい言語」だなんて言われる事が多いです。確かに、表音文字と表意文字のハイブリットという、珍しい言語ですから、特に表音文字に慣れている人々からしてみると、漢字の単語を覚えるのに、苦労するかと思います。
 しかし、この「日本語は難しい」説は、一種の、ナショナリズムなのかも知れません。
第35回 「日本語の特徴(その1)」(金谷武洋の『日本語に主語はいらない』)05年11月25日付け 09年09月18日確認
第36回 「日本語の特徴(その2)(金谷武洋の『日本語に主語はいらない』)05年12月01日付け 09年09月18日確認
第37回 「日本語の特徴(その3)」(金谷武洋の『日本語に主語はいらない』)05年12月01日付け 09年09月18日確認
 教える場合に、ひとまず、簡単な所を強調するというのは、学生のやる気を出させるためには、良い戦略ではないかと思います。しかし、こうして読んでみると、日本語って、ここまで簡単だったんだなぁと、改めて認識させられました。
 まず、日本語には、英語みたいな文法というものは、無いんですよね。語順適当でも、問題無かったりします。そればかりか、基本的に、主語すらありません。「私は、あなたに、会いに行きます」ではなく、「会いに行きます」で、日本語として成り立つんですよね。
 あと、この金谷さんの「名詞文」「動詞文」「形容詞文」という説明は、とてもシンプルで、わかりやすいです。

 とにかく、せっかく日本に生まれて、日本語を話せるのですから、もっと日本語というものを、楽しみたいものです。

(2009年09月18日執筆)

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