ミハ缶ブログ

ヘタレ大学院生が綴る日常と非日常。
はてなブログへ引っ越しました。→http://miha.hateblo.jp/

スマートフォン導入!

2011年06月03日 | Weblog

  以前書いたように、今まで使っていたW32Hが、旧800MHz帯の再編のため、来年7月頃には使えなくなります。
  総務省の方針とはいえ、auの事情で使えなくなるという事で、ポイントの優遇やら、らくらくフォンの無料提供やら、色々やっているようです。もう少し待てば、スマートフォンとか他のケータイとかにも優遇付くかなぁとも思ったのですが、思うところがあって、去る5月29日に、スマートフォンへ移行しました。

 今回購入したのは、台湾HTC社製「EVO」ISW11HTです。私が住んでいるような田舎だと、売ってるお店によって(あるいは、店員さんによって)、全く違う説明をされるという、大変愉快なケータイです。実はこのスマホ、ただのスマホではないんです。
 まず、台湾HTC社なんですが、昔からPDA(情報端末・電話できないケータイみたいな奴)を作っていたメーカーなんです。で、AndroidがGoogleから発表されてからは(※1)、かなり積極的にスマートフォンを全世界に供給しており、今や、世界有数のスマートフォンメーカーになっています。そもそも、スマートフォンの本場といえば、台湾辺りな訳ですが、それを知らない日本の一般ユーザーや田舎の店員は、「台湾製」ってだけで警戒してるっぽいですね。もったいない(^^;)
 そんな訳で、この「EVO」も、当然の事ながら、海外仕様な部分が多いんです。例えば、ワンセグ受信や、おサイフケータイ機能、赤外線通信機能すらついていません。しかも、auICカードにも対応していない上に、auのスマートフォンユーザーにとってはお馴染みの「au one Market」もついていません(※2)。WikipediaのISW11HTの項目を見ると、「主な機能・対応サービス」の多くに、横線が引かれまくっているのが判ります。
 一方で、このケータイには、auでは初となる、「テザリング機能」というのがついています。この機能を使うと、Wi-Fi対応機器であれば、ノートPCだろうがDSだろうが何だろうと、「EVO」経由でネットに接続できるんです。実は、この機能こそが、私が「EVO」を選んだ一番の理由だったりします。というのも、この機能さえあれば、出先で、EeePC-4GやEeePC901を使ってネットできるようになり、容量不足で埃かぶってたEeePCの有効活用もできるかなぁ……と、思ったんです。まだ試してませんけど、「EVO」経由のネットであれば、OSがubuntuであっても、接続できるでしょうから。……どこぞの大学の無線LANと違って。 
 他にも、「EVO」特有の機能として、「モバイルWiMAX通信機能」というものがあります。普通の通信よりも、かなり高速でネットができるものなのですが、お店によって料金の説明が色々異なっていて、本当に参りました。曰く、「ケータイの内部でWiMAXを使うか否か操作します。WiMAXを使ったら別途料金が掛かります」、曰く「契約時にWiMAXの通信を使うか否かを指定します」、曰く「WiMAXが使えるエリアになったら、自動で切り替わりますので、勝手にお金が掛かります」etc.etc...。で、今、Wikipediaを見たら、「ただし2011年8月まで無料」とか書いてあるし。ホント、マジでどっちだよ! 怖くて使えねぇよ!
 困った事といえば、今までのケータイ(いわゆる、「ガラパゴスケータイ」)と比べて、操作感や設計哲学が根本的に違っているので、そこで色々と戸惑いました。どうやれば、メールの着信音を鳴らす事ができるのかとか、どうすれば、マナーモードにできるのかとか、そういう初歩的な操作方法が、最初、全然判りませんでした。多分これ、「EVO」に限らず、初めてスマートフォンを持った人なら共通で悩むと思います。まあ、一週間経たずに慣れて、そこそこ使いこなしている辺り、私もまだまだ若いんでしょうね。

 で、使ってみた感想ですが、まず電池については、前々からの噂通り(※3)という感じです。特に、GPSを使うソフトを動かしながらだと、車の運転中やPC操作中は、常にUSB端子から充電しているような運用になると思います。旅行時には、単三電池からスマートフォンへ充電できる充電器を要必携ですかねぇ。
 通信速度については、3Gの段階で、別に不便ありません。そもそも、自宅のネット環境が、ケーブルテレビの一番遅い契約な上に、安物の無線ルーターを咬ませて使っているので、その速度で慣れちゃっているというのもありますけど。 
 操作感は、別に苦にはなりません。デフォルトで、既存ケータイと同じような入力方式が採用されているので、今まで通りの入力で良くて楽です。ただ、思わぬボタンに触れていて誤作動が起きる事が、しばしばあります。そこは、熟練を要するでしょう。むしろ、ホームにウィジットやアプリケーションなどを、PCのデスクトップみたいに好きなように配置できるので、そういう点では、楽かも知れません。
 スマートフォンにして一番嬉しいのは、PC用のWebサービスの大半を、スマートフォンでも共有できるという点でしょうか。特に、Google Calendarがスマートフォンから使えるというのは、大変ありがたかったです。これでようやく、予定管理を一元化できます。……出先で、電話しながら予定をチェックできないのが欠点ですが(^^;)
 全体的に、やはりこれは、PDAだと思います。私は、日本の既存ケータイは、PDAの一種だと分類しているんですが、Androidのスマートフォンは、それらよりも更にPCに近いPDAです。この辺り、賛否両論あると思いますが、私は、ケータイよりPDAが欲しいという人なので、どんとこいって感じですね。ただ、PDAであるならば、やはり、単三電池で駆動して貰わないと、ねぇ(何
 単三電池からスマートフォンへ充電できる充電器もありますが、それでは、色々と嵩張ってしまいます。厚さが4倍ぐらいになっても構わないから、単三電池(あるいは、単四電池)で駆動できるようにして欲しいです。別に「EVO」に限らず、ね。

 

 ……と、ここまで書いていたら、どうも、野々村さんもケータイを買い換えたご様子。 歴代のケータイの並びが印象的だったので、私もやってみました。

  一番上が、中学3年生頃に中古購入した、PDA「カシオペア」で、下段左から右へ移行してきたという訳です。今まで使っていたW32Hは、2006年3月購入ですから、もう5年以上前になるんですか……。思えば、色々な事がありました。当時のケータイを見ると、ついつい、当時の思い出に耽ってしまいます。それだけ、ケータイというものが、身近な存在になっているのですね。
 ありがとう、W32H。お疲れ様。そして、これからよろしく、EVO。

 

※1…Androidって、OS(Windowsとかと同じ)であって、auのスマホ=Androidじゃないんですが、その辺り解ってない人多すぎワロタ。 
※2…Android Marketのみ。
※3…HTC社も判っているようで、予備のバッテリーが1本付属しています。ただし、バッテリーに直接充電するような充電器はありませんから、本体を充電器代わりに使うしかありません。



最新の画像もっと見る