『ＮＯＮＯ-ＳＹＳＴＥＭ』

窺見≒物見≒斥候≒間諜≒密偵≒ＳＰＹ
などと表明しているが、一体何をしている奴なんだ？
ＳＰＹ？　と疑問に思っている方もいらっしゃる・・・いや、そんな方ばかりだと思います。
一時　「Ｂジェント」　などと名乗ってもいて・・・
そこで今回、現在調査中の極秘情報を一部公開することにしました。

それは、浅日新聞の朝刊に四コマ漫画を連載している某漫画家の創作の秘密です。
実は、自分の過去の作品を全部（手元にないものも多々あり）
のみならず、歴史や文化、ニュース等々、あらゆるものを
データとしてコンピュータに取り込み、ディープラーニング（注１）しているというのです。
最近のＡＩ（注２）技術の発展は目覚ましく、
その膨大なデータのディープラーニングとＡＩの組み合わせで、
なんと、四コマ漫画のアイディアが次々と作り出せるシステムを築いたというのです。
毎日の新聞の連載は想像以上に困難な仕事だと想像できます。
想像以上なのに想像できるのか！　と突っ込まれる方もいらっしゃるかと思いますが、
「以上」は「その数量・程度も含めてその上 」なのでできるのです。
閑話休題。
特にそのアイディアのレベルを維持し続けるのは・・・
それが、このシステムによって、もう2年分程のアイディアが創出されているそうです。
作者はそのアイディアの中から一つ選んでネームを描くだけで、
そのネームからすべて自動で四コマ漫画を仕上げてしまうことができるらしい。
これはＲＰＡ（注３）の発展系と思われるが、詳細は調査中です。
でも、数多くの四コマ漫画を読んでいると、あれ？このアイディア、前にもあったよなぁ。
というようなことが、たまにあります。
それは、この自動アイディア創出ＡＩシステムのバグ？かもしれません。
そのようなことが増え始めたら、このシステムにとって致命的です。
あなたも心当たり、ありませんか・・・

（注１）　ディープラーニング（Ｄｅｅｐ Ｌｅａｒｎｉｎｇ：深層学習)とは、人間が自然に行うタスク（作業）を
　　　　コンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつ。
（注２）　ＡＩ（ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ ：人工知能)とは、
　　　　人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもの。
（注３）　ＲＰＡ（Ｒｏｂｏｔｉｃ Ｐｒｏｃｅｓｓ Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ／ロボティック・プロセス・オートメーション）とは、
　　　　定型作業を自動化する概念。

そうそう、このシステムの名前は、『ＮＯＮＯ』　です。
Ｎｅｅｄ　Ｏｎｌｙ　Ｎａｍｅ　Ｏｐｅｒａｔｉｏｎ
の頭文字を取ってＮＯＮＯ。
もちろん意味は、ネームだけが必要という意味です。
アイディアを選びネームだけ描けば漫画ができてしまう超便利な怠け者向けシステムです。

以上。