患者さんの死

少し前にある患者さん、Aさん（仮）がお亡くなりになりました。

そのとき私はその場におらず

直面してなくて話を聞いただけですが

ドクターによると「意識がなくなって、たぶん苦しまずに亡くなった」そうです。



苦しまずに、というのがせめて救いかな、と思いました。

そんなに早くお亡くなりになると思っていなかったので

あっけないものだなーと空虚感が少しありました。

亡くなる日の朝、お会いしたのに。

確かに意識レベルが今までと違って急に下がっていたので目を丸くしてしまいした。

その3時間後くらい。お昼に亡くなったそうです。




今日、職員しか通らない廊下で、

出棺のために運ぶストレッチャーが通っていました。

人は乗っていなかったのですが、

Aさんも亡くなった後、これに乗って運ばれたのだな

と思ったら、急に悲しくなってしまいました。

仕事中に、思い出して危うく泣いてしまうところでした。



これからもずっと死とは無縁になれない職業なんだなと思ったら

不思議な気持ちになりました。