見出し画像

旅日記

中国南通滞在時のよもやま話(2)住まいと食事

1.アパート住まい

南通に赴任した最初はアパートの一室を借りて半年住みました。リビング、寝室(2部屋)、台所、シャワー室、トイレ、小さな書室の部屋構成でした。面積は96m2と一人で住むには十分過ぎる広さです。冷蔵庫やテーブル、椅子、洗濯機、wifi、など生活に必要なものは揃っています。

し布団や毛布等は無かったので、スーパーで購入しました。この部屋は中国人個人の所有で、この持ち主の人と賃貸契約を会社が結びました。

部屋全体は見た目は良いのですが、住んでみると建付けがあまりよくないせいか、隙間風が入ってくるようでした。

 

 

 

 

 

ゴミは部屋の前に出しておけば掃除の人がかたずけてくれるので、便利です。水は水道から直接飲めないと聞いていたので、ポット型ろ過機を日本から持っていきこれを使っていました。南通で水に当たったことはありませんでした。

 

炊飯器も日本から持っていきました。この部屋に中国製の炊飯器も付いていましたがこれで炊くと、保温維持が上手くできないのか、翌日食べようとするとご飯がカラカラに干上がっており、とても食べられる状態ではありませんでした。

沢山の中国人が日本で炊飯器を買われる理由が分かったような気がしました。

ここで住んでいた時に、夕方停電になったことがありました。

暫くすると復旧すると思い待っていましたが、30分経っても復旧しません。外を見ると灯りは点いているので、この建物が停電したのかと思って、部屋を出てみると廊下の灯りは点いていました。

調べてみるとどうやら私の住んでいる部屋だけが停電した様子でした。

建物の管理人に事情を説明し、復旧してもらいたいのですが、私では中国語でうまく説明できないため近くに住んでいる中国人(日本語ができる)に電話してこっちに来てくれるように頼みました。

彼は10分後に到着し、警備員に説明してくれました。警備員は配電盤をチェックしヒューズが切れていることを教えてくれました。

復旧するには代金がかかると言われたので、ヒューズの代金としてお金を支払いました(いくら払ったかは忘れましたが数十元だったと思います)。

 

住んでいた時に、wifiが不具合になったり、部屋のカード認証が上手く作動しなくなったことがありました。このようなクレームは部屋の持ち主に言わなければならないのですが、持ち主は南通市内に住んでいないため、対応はしてくれるのですが、駆け付けるまで数時間待たされることもありました。

 

すぐそばに南通大学医学部のグランドがあり、夕方は大勢の一般人がこの400mトラックでウォーキングをしていました。私も運動のため一緒にウォーキングをしました。

このウォーキングをしている人の殆どが中高年の人でした。

 

 最初に住んでいた近くに日本式の居酒屋「呑」があり殆ど毎日行っていました。かつて東京の居酒屋で十数年働いていた主人が開いている居酒屋での話です。

お店の中は昭和の雰囲気で、鶴田浩二、高倉健、渥美清などの日本の映画のポスターや松山恵子のオロナミンCの宣伝ポスターなどが沢山貼ってありました。

料理は大変美味かったです。ある日主人から新しいメニューを創ったので只でいいから食べてみてくれと言われました。

料理は美味しかったです。ただ美味しかったと伝える前に、アドバイスの意味で「ちょっと塩辛い」と言ってしまいました。

言ってすぐしまったと思いましたが、うまくフォローできませんでした。今から考えると深く考えずに言わないでもいいことを言ったと後悔しています。主人はそうかと言ったままでした。

ホテルのサービスアパートメントに引っ越しした後は、足が遠のき、2か月に1回ぐらいしか行かなくなりました。

このお店は今、私が引っ越しした近くに移転していることを知り合いから聞きました。

 

2.ホテルのサービスアパートメント

半年後にホテルのサービスアパートメントに引っ越ししました。

サービスアパートメントはリビング、寝室、台所、バス・トイレ付きの部屋で、朝食付き、週3回の掃除とベッドメイキング、冷蔵庫・電子レンジを含む台所道具1式、ウオーターサーバー、WiFiルーター、洗濯機が備え付けられていました。

テレビはリビングと寝室に1台づつ設置されています。テレビは中国の放送番組とNHKやBBC、CNNなどが映りました。

別契約すれば日本の民放も映るようになりますが、テレビ漬けになりそうなので止めておきました。ホテルにはスポーツジムがあり、無料で使用できるとのことでしたが、一度の使用せずに終わりました(途中でスポーツジムのことを忘れていた)。

ここではホテルのチェックカウンターでパスポートの登録をしました。また日本に帰国して、再び中国に来たときは再度パスポートの登録が必要でした。

朝食はホテルの一般客と同じレストランで食べました。ここは年中無休でしたので助かりました。

夜は殆ど外食しましたが、自炊もしました。米や野菜、肉などの材料はスーパーで買いました。ビールや白酒などはコンビニで買いましたが、近くに日本専用のお店があり少々高かったですが、日本酒や日本のビールはそこで買いました。

このアパートメントの前に50~60人くらいは入れる焼き鶏屋があり、週の大半はここで食べました。

同じアパートメントに住んでいた同僚平日の夕食は殆どここで一緒に食べました。

 

 

<自炊料理 酒のつまみになるようなものが多かったです>

 

 

<トラブル他>

一度部屋のカード認証装置が働かなくなったことがあり、ホテルのチェックカウンターで修理を依頼しました。この原因は電池切れでした。

風呂でシャワーをしているとき、だんだん湯の温度が下がってきました。変だなと思い早めに湯を使うことを止めました。暫くすると湯が全くでなくなりました。

多分ボイラーか何かに不具合が生じたのでしょう。早めに石鹸泡を流し終えて正解でした。この後割と長時間湯は出ませんでした。

水のろ過機をが安く(300元)手に入ると言われたので、これを購入し流し台の下にセットしました。

水道管から配管を分岐しろ過機に接続し水道蛇口配管に再び接続して使用していました。ある日仕事をしているとホテルから電話があり、台所が水浸しになっていたと連絡を受けました。

週3回掃除とベッドメイキングに来る人が見つけたとのことでした。幸いにも流し台の下に置いてあった食料品が濡れただけで損他の被害はありませんでした。

もし掃除の人が見つけてくれなかったら、下の階やリビングまで水害が広がっていたと思います。配管分岐の接続部分からの漏れで、ネジの緩みが原因です。実はこの事件の前にも一度水漏れがありました。

この時は台所に来た時に床が濡れているので気づきました。調べてみると接続ネジ部分から水が漏れているのを発見しました。ネジを増し締めして漏れは止まったのでこのまま使用していたらこの事件が発生したのです。

<このタイプの浄水器を設置>

 

これと同じことが別のところで起こりました。

会社の同僚(日本人)で一緒に同じろ過機を買って使ったていた人が同じ事故に会いました。彼は家族同伴で中国に赴任しているため、アパートの一室を借りて住んでいました。

運が悪いのはこの事故が起こったのは休暇中の出来事で家族で旅行に行っていた時のことでした。

下の階の人が水が落ちてくるのを発見したのです。水は床を抜けて下の階まで達していたのです。下の階の人は最近住みだしたばかりで大変怒っていたそうです。

もちろん弁償をしました(個人のミスによる事故で費用も大きかったですが、会社が面倒を見ました)。

<完> 

 よもやま話 目次 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「中国江蘇省南通での話」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事