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旅日記

円山と南禅寺 花見

今年1月に京都八坂神社に参拝に行ったときに、円山公園の坂本竜馬と中岡慎太郎の銅像を見に行きました。円山公園の中央にある枝垂れ桜は有名です。

1月の桜は枝だけの姿です。この姿と4月に桜が咲いたときに姿をを比較したいと思い、この時に桜の木の写真を撮りました。

<坂本竜馬と中岡慎太郎の銅像>

円山公園の花見は4月4日に行きました。

京阪山科から電車に乗り、東山で降りて、ここから徒歩で円山公園に行きます。距離にして約1Km歩く時間は約15分です。三条通を東に歩き、神宮道を通って向かいます。

途中の五軒町で「坂本竜馬 お龍「結婚式場」跡」の石碑を見つけました。

 

元治元年(1864)8月初旬に坂本龍馬と妻お龍が「内祝言」を祝言を、ここ青蓮院の旧境内・塔頭金蔵寺で挙げたとのことです。 

龍馬とお龍の出会いや「内祝言」の内容については、1869年(明治32年)ごろにお龍から聴きとられました。 一般には、慶応2年(1866)1月の伏見寺田屋遭難のあと、西郷隆盛(あるいは中岡慎太郎など)の媒酌で二人は夫婦の契りを結んだようにいわれます。

しかしこの話は根拠が薄く、他の史料との検討からお龍(鞆)の話こそ信用すべきだとのことです。

思いがけなところで、良いものを見つけました。目的に向かったただ歩くだけではなく、のんびり歩くのも貴重なことですね。

 

・円山公園

円山公園の桜はほぼ満開に近い状態でした。

和服を着ている人も沢山おられましたが、殆どが外国の観光客でした。またゴザを敷いて花見の場所取りをしている人も沢山おられました。

<枝垂れ桜>

<1月の枝垂れ桜>

 

<4月の枝垂れ桜>

 

いままで、私は四条に面している西門が正門と思っていましたが、南門が正門でした。やはり神社の正門は南向きが多いのでしょう。

<南楼門と鳥居>

 

  丸山公園から南禅寺に向かいます。三条通まで来た道を帰り、三条通を蹴上まで東に向かいます。蹴上まで来るとインクラインに沿って桜並木が見えます。沢山の人がインクラインを歩いています。

・蹴上インクライン

琵琶湖疏水は京都と大津間の船の輸送を用途の一つとしていましたが、落差の大きい場所は船が運行できないので、台車に船を載せて上下させるインクラインで運行していました。

蹴上インクラインは蹴上船溜りと現在の琵琶湖疏水記念館前の南禅寺船溜りを結ぶ延長640メートル、敷地幅22メートル、勾配15分の1の路線で、運転用の巻き上げ機は蹴上発電所の電力で運転していました。

 

・南禅寺

南禅寺にも行きました。南禅寺の三門は、歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の中で石川五右衛門が満開の桜を眺め「絶景かな、絶景かな」と見得を切る場面で有名です。

でも現在は桜の木は多くなく絶景と思うような景色とは思えませんでした。今から約420年前の話なので景色も大分違っていたのでしょう。

<三門>

<法堂と桜>

 

・地下鉄にて

帰りは地下鉄で蹴上駅から京都駅に向かいます。烏丸御池で東西線から烏丸線に乗り替えました。烏丸御池駅で地下鉄に乗り込み、吊り輪に捕まると、前に座っていた若い男性がすくっと立ち上がり、「どうぞ」と言いました。

最初は意味が分からなかったのですが、私が席を譲られていることが分かり、「大丈夫です」とこたえたのですが、若者は離れて行ったので折角の好意を無駄にしたらいけないと思い、座りました。

 

席を譲られたのはもちろん初めての経験で、座ってしばらくは戸惑いと、何故か恥ずかしさを感じていました。また若い人の親切に少なからず感動したのも事実です。

 

<桜と若者の親切に対して祝杯 京都駅地下>

今日は新しい体験をしました

<完>

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