引越しの日は、まるで初夏を思わせる暑さだった。
その翌日の入学式は、桜の満開の下の小春日和だった。
そして、4月3日、三日目の東京は朝からシトシトと雨が降っている。
昨日は、新入生が一杯で、華やいでいた東京国際フォーラムも、今朝は人通りが少なく、暗い空の下に、ひっそりと佇んでいる。
少年は、早くも英語の能力測定のためのテストを受けている。
その間に、IDC大塚家具に行って、新しい部屋に合ったライティング・デスクや本箱を物色する。
テストが終わった後、少年と待ち合わせをし、再び、IDC大塚家具に行って、候補の中から気に入ったものを選ばせる。
家具屋を出てから、少し一緒に歩く。
「これから、どうする?」
「東京に出てきた奴らと夕方落ち合う」
「そうか。じゃあ、こちらも名古屋に帰るから元気にやれよ」
そう言って、握手をして、別れる。
立ち去り、雑踏に消えていく少年の背中をいつまでも見送る。
本当は、新幹線に乗る前に、メシぐらい一緒に食べたかった…。
でも、少年は既に、あちらの世界に行ってしまった。
おそらく、彼は一時的に帰省することはあっても、家には戻ってこないだろう。今までのように一緒に生活することは、今後、二度と無いだろう。
本当に僕の腕の中から飛び立っていってしまった。
18歳の可愛い少年が。
東京の雨は止んだ。
しかし僕の心の中では、雨が降り続いていた。
その翌日の入学式は、桜の満開の下の小春日和だった。
そして、4月3日、三日目の東京は朝からシトシトと雨が降っている。
昨日は、新入生が一杯で、華やいでいた東京国際フォーラムも、今朝は人通りが少なく、暗い空の下に、ひっそりと佇んでいる。
少年は、早くも英語の能力測定のためのテストを受けている。
その間に、IDC大塚家具に行って、新しい部屋に合ったライティング・デスクや本箱を物色する。
テストが終わった後、少年と待ち合わせをし、再び、IDC大塚家具に行って、候補の中から気に入ったものを選ばせる。
家具屋を出てから、少し一緒に歩く。
「これから、どうする?」
「東京に出てきた奴らと夕方落ち合う」
「そうか。じゃあ、こちらも名古屋に帰るから元気にやれよ」
そう言って、握手をして、別れる。
立ち去り、雑踏に消えていく少年の背中をいつまでも見送る。
本当は、新幹線に乗る前に、メシぐらい一緒に食べたかった…。
でも、少年は既に、あちらの世界に行ってしまった。
おそらく、彼は一時的に帰省することはあっても、家には戻ってこないだろう。今までのように一緒に生活することは、今後、二度と無いだろう。
本当に僕の腕の中から飛び立っていってしまった。
18歳の可愛い少年が。
東京の雨は止んだ。
しかし僕の心の中では、雨が降り続いていた。
お別れしたご子息様への愛情が
溢れているブログですね。
東京の空が雨雲で覆われたのは
KEVINさんの涙雨ですか。
僕も後10数年後に同じ思いを
抱くことができるのか・・・喜びと
寂しさが入り混じった感じです。
お互い、いつまでも年齢不詳で居たいですね!
心優しく、子供思いのブゥさんと違い、「仕事」を口実に、僕は少年達のことを省みずに生きてきた気がします。
それが、こうして別れることになり、もっと沢山の時間を少年と共有すればよかったという後悔と言ってもよい気持ちが心の中で沈殿していくのです。
東京の雨は、やはり僕の涙雨に違いありません。
僕にとってかけがいのない友人と思っている泰女さんが、こうしてBLOGにコメントを送ってくれ、とても嬉しいです。
しかし、驚きました。遂に帰国ですか!
足掛け十四年もタイに居たのですね。
僕が貴女に初めて会って、タイの事業立ち上げを助けてもらったのは、もう十一年前のことです。
差し障り無ければ、帰国後の連絡先連絡ください。
自分、そして子どもの長い人生の中の
一時期物理的に離れることを惜しむより、この先もずっと精神的につながった
親子でいられるような関係を強固に
する4年間にできないかと、私は思っています。
一緒に暮らしていても、心がバラバラっていう家族よりも、遠くてもいつまでも精神的につながっている家族を作りたいです。