KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

夏の重労働

2007年08月29日 | Profile
 芝刈りをした後に、夕暮れの庭に水をまく僕。
 緑に輝く刈りたての芝から一段高いウッド・デッキ越しに、同居する女性がキッチンで料理をする姿が見える。

 これは、実在の風景であり、こうした風景をして人は豊かだ、温かい、と言うかもしれない。

 しかし、実を言うと、当人にとって、芝刈りは大変な夏の重労働なのである。

 兎に角、まず暑い。汗でグチャグチャになる。
 そして蚊が来る。
 先日などは、ノー・アンダーウェアでジャージーだけはいて、芝刈りをしていたら(どうしてノー・アンダーウェアだったのだろう?)、ジャージー越しにお尻を刺されて、鏡で見てみたら、七つもの赤く大きな膨らみが、両尻にあった。まさに、桃尻状態だ。

 芝を刈るだけならば、多少の爽快感はある。だが、一週間放っておくと、既にあちこちに雑草が顔を出している。この雑草を取るのが、滅茶苦茶に面倒くさい。
 又、大きな平面は、ザクザクと芝刈り機で刈ってしまえるが、壁際などはどうしても刈り残しが出来る。
 刈り残しの部分は、ソニーのニッカド電池で稼動するマキタの電動バリカンでトリミングしていくが、この作業も僕にとっては、滅茶苦茶に面倒くさい。

 芝刈りをしていると、僕には、農業という職が一番合わない気がしてくる。
 勿論、ガーデニングなんて、一切、興味が無い。
 何と言っても、花の名前さえ殆ど知らない。知っているのは、チューリップと、薔薇と、紫陽花ぐらい。
 だから、女の子に花を贈るときは、とても苦労する。これは、余談だが…。



 しかし、刈り上げた後の、芝はとても美しい。
 植物には無知だけど、何故か芝の緑には惹かれる。
 だから、嫌でも芝刈りをする。
 芝が好きだから、ゴルフをするのかもしれない。
 そして、芝を見ると、何故か半日だけバスで走ったロンドン郊外の景色を今でも想い出す。


 庭に水をまく僕。
 料理を作る女性。
 もう一人、登場人物を忘れていた。




 普段家の中でしか行動を許されないが、唯一、庭にだけは外出を許可される猫だ。
 


 

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4 コメント

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dandy (sato)
2007-08-29 20:48:26
作業着姿もサマになってますよ♡
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ご立派! (いそちゃん)
2007-08-31 17:57:29
この猛暑の中、芝刈りなんて、表彰モノですね。
我が家は伸び放題です・・・

とても気になることがあります。
最初の写真の背景に、ずい分斜めになった木が見えますが、あれは何なんでしょうか? 台風か何かで
傾いてしまったのですか?

それからご報告ですが、以前頂いた我が家の友情の木、あれが一段と大きくなりました。もう3mくらいあるかもしれません。この先あっという間に10mくらいまで成長するのでしょうか?
ありがとうございました。
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Sato さん (Kevin)
2007-09-01 18:16:05
いつもお褒めの言葉ありがとう。

今度、お返しにシャンパンご馳走するよ。
返信する
Iso ちゃん (Kevin)
2007-09-01 18:26:00
斜め?になった木は、マキの木だそうで、本来、真っ直ぐ伸びるものを、かって隣にあった巨岩とマッチさせるため植木屋が、人工的にこのような形にアレンジしたものだそうです。

差し上げた時に、ショボかった木が、そんなに大きくなったのですね!

育てていただき、しかも友情の木という立派な名前までつけていただき、本当にありがとうございます。
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