KEVINサイトウの一日一楽 

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最悪への国への最悪の旅立ちと最悪の航空会社(第二部)

2005年12月23日 | Travel
<第二部 最悪の航空会社>
 
05年12月18日名古屋中部空港発、マニラ行きのJAL便に3時間遅れで乗った。

JALは、日本のフラッグシップ・キャリアであるが、その凋落ぶりは酷い。

まず、機体と乗務員の高齢化が凄まじい。

機体はこの十年一切更新されたことがないのでは?!
かって悪評高かった中華航空や、大韓航空の方がずっと新しい機体を使っている。
(先日、台湾に行ったときの中華航空はピカピカだった。)
ビジネス・クラスでさえ、個人TVがなく、前方スクリーンに映るぼやけたNHKニューズを見させられるしまつ。シンガポール航空ならオン・デマンドで100本の映画が見れる時代なのに。
トイレも臭い。

乗務員の高齢化は、機体以上だ。
JALのスッチーというと「ヤマトナデシコ」の松嶋奈々子や沢田亜希子を想像するかもしれないが、そんなスッチーはどこにも居ない。居たとしたら、多分、準社員だと思う。
別に、ナンパしようと思っているわけではないので、変な期待はないが、おばさんならまだしも、”おばあさん”と呼んでも差し障り無い人がゴロゴロいる。
おばあさんは、どうしても記憶が悪い。
例えば、機内食のメニューの確認など、何度も同じことを聞きに来る。

サービスも落ちた。
どこの航空会社でも、離陸までの待ち時間に飲み物のサービスがあるが、それもない。
それから、食事の時におけるワインやシャンペンは、ショートボトルがJALの特徴だった。
酒にはいやしいので、残った半分を持ち帰って、ホテルで飲んだり出来たが、ショートボトル制も無くなって、おばあさんがフルボトルでグラスに注ぎにくる通常のスタイルになってしまった。
日本語の雑誌が豊富なのもJALの良さだったが、それも減ってしまった。

JALの凋落の原因は明白だ。
親方日の丸と、組合のせいだ。

JALの筆頭株主は、まだ日本国だと思う。経営者は国のサポートを頼りに真剣に経営に当たっていない。
それから、強すぎる組合が経営の効率を阻害している。
権利を主張だけするという最悪の組合のスタイルだ。

総じて飛行機会社は世界的に組合が強い。
アメリカのメガ・キャリアがどんどん倒産しているのは組合のせいだ。
組合つぶしのために、わざと倒産させているふしがある。

JALもいっそう、つぶしてゼロから再スタートを切ったほうがよいと思う。

このところ頻繁にJALのマイナーアクシデントが発生しているが、このままだといつか大事故が起きる。

飛行機に相当乗る僕が言うのだから間違いない。

JALは落ちるよ。命が惜しい人はJALに乗らないほうがよい。

そんなJALに乗って、僕は組合のために会社を潰されたフイリッピンへ行く。
僕にとって、最悪の国に。

(つづく)


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