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久しぶりに、ラストがアイタタター!なホラー映画を観た。

【注意】
内容ネタバレ、ありますよー。
これから鑑賞予定の人は要注意!!




はい、ゾンビに愛を捧げるワタクシが、久しぶりにアンテナにひっかかった作品の事を書いちゃうよー。

「ゾンビ・トランスフュージョン」という、何ともスタンダードな感じのゾンビ映画なのですが、

ラストが滝涙だよ!!

どうしちゃったんだよ~、あれ(笑)。
何だか、2週間位前の日曜日の朝に、同じような「最終回」の番組を観たような気がするよ!!

悪いけれど、こーーーーんな低予算チックなB級ホラー映画で、「続く」はないよねえ、「続く」は(笑)。
超大作で、最初から「三部作」と銘打っている作品ならともかく、誰がこんなん、続編があると思って観ていますか!!

てか、続編に続くと思っていたら観ません、気持ち悪いもん!

とりあえず、ちゃんとケリつけようよ、終わろうよ!!

いや、そもそも、これ続編作るの?ちゃんと作るの?



はい、一応、かるーくあらすじです!


死体安置所からスタート。
「失敗だ」と片付けられた遺体。
片付けた遺体がいきなり動き出し、職員をがぶっと襲っちゃいました^^;
(その描写はなかなかすごかった…)
場面は代わってハイスクール。彼女とラブラブな主人公は、地元のパーティーのお誘いを断り、遠くの街のライブへ友人と行く事に。
が、行った先の街には人っこ一人いず、車から降り立った瞬間、


猛ダッシュで走ってくる血まみれの集団が!

慌ててライブハウスへ逃げこむが、そこは喰い散らかされた死体の山。
三人は一人生き残りらしいライブハウスの店主?らしき人と一緒に車で脱出を計り、自分たちの街へと戻る。

が、地元の街も壊滅状態。
奇跡的に隠れていて助かった主人公の彼女と、その友達も合流し、みんなで学校へ逃げ込む事にした。
途中会った訳を知っていそうな人物が「用務員のリーに会え」と言い残し犠牲に。
学校へ行く間にも、学校へついていからも仲間を数人失いながら、「リー」が隠れている場所へたどり着く。

そこでこの状況の説明。
なんだかー?ベトナム戦争の頃に、死んだ人間を生き返らせて兵士にするという計画があり、その為の薬?が開発されたが、その途中あまりの危険さに断念…だが、ここ数年の軍の技術の向上をもって、再度研究しちゃおうじゃないか、と言う事になったらしく、それがあんなこんなでこうなったんだとー(笑)。

希望はリーと共にゾンビの開発の一員で、この街に配置されていたという主人公のパパ(もちろんお亡くなりになったよ)が持つと言う「血清」。
これがウイルスを殺すと言う。

危険を承知でパパの研究室へ向かう主人公とその彼女。
しかし、研究所でゾンビ達に囲まれ、絶体絶命!

そこで驚愕のラストへ!!



・・・・・ホント、ラスト驚愕なんだけど(って、一応伏せてるようだけど、冒頭で愚痴半分で書いちゃってるよね、私(笑))。

まあ、それは…いいや、うん、ひとまず置いておきます。



ラストを抜きにしたら、これが結構面白い♪

ゾンビ大好きな私は、これまでかなり多くのゾンビ映画を観て来ましたが、このジャンルは本当にすごい(笑)。
どうしたらここまでテキトーに作れるんだ?と首をひねるものが非常に多いです。
特に名もないB級ゾンビホラーは、8割は笑いも出ないほどひどいものです。
(だが、このジャンルはそういった作品もなんとなく許しちゃう)

が、これは違うよー!

いろんな意味で、とってもよくできています!

まず、映像的がイケてる^^
安そうな作りの割に、なかなかゾンビちゃん達や、残虐シーンがリアルです!

・・・結構キテたよねえ…ゾンビくんたちの「お食事シーン」(笑)。
大抵の映画は、襲うところまでだもんね、映像化するの。
主人公の彼女が目にした解体後のお食事シーンと、おまけの血がぴゅーっっていうのは、「これはリアルならきついー><」と思いましたよ…。

その他「これは反則でしょ」っていうような「胎児いただきます」みたいなのとか!
喰い過ぎーー!と叫びたくなるような、これでもかという喰いっぷり。

素朴な疑問だけど、あれだけ皆食べまくっていて、ウロウロしているゾンビたちがみんな完全体っていうのが…??
とりあえず顔面とか首筋を狙うのがお好きみたいだけど、ウロウロしていたゾンビ達、みーんなきれいな顔していたよー(笑)。
多分、あのゾンビくんたちは、最初の頃にまだ1匹が1人くらい狙える餌(人間)が豊富な時に「一口かじってごちそうさま」したとかなんだろうな…。

最後の方、人間が減りすぎて、一度捕まったら跡形もないって感じだったものね^^;

残虐シーンと言えば、やっぱりロメロの「デイ・オブ・ザ・デッド」かな~と思うのですが、単純にシーンだけ見ると負けていない気がするのは私だけ?
ただ、全体の印象はやっぱりあっちが上です。
人間ドラマがあるからね。


そう、私がゾンビ映画に求めるのは、「極限状態に陥った人間」がどのようになるか、なんですよー。
その中でも厚い友情や愛で、お互いを守り合うのか、本性丸出しで他を犠牲にしてでも自分が助かろうとするか。
一番好きなパターンは、立派だった人間が恐怖で壊れて行き、利己的に陥るというものです♪「CUBE」が好きなのはそのへんですねー^^

そういった点では、これは頑張っているんだけど…ちょっと足りなかったです。
最初に主人公と一緒に出かけた2人の3人が友情があるんだかないんだかいまいちわかりづらいし。
人間関係が物足りなかったかなあ。

ただ、周囲がゾンビだらけの絶望感、戦いながら逃げる緊迫感、どれもとても高い水準だったなーと、嬉しかったです!


そうそう、今回のゾンビくんたちも、

足はえーーーーっす!!

あれだけの喰いっぷりで残った遺体が蘇り、あれだけ走れるって…やはり「一口でごちそうさま」がいかに多かったかだよね(笑)。

足の速いゾンビもそろそろ見慣れて来たけれど、走れるくらいならともかく、知能を持っていたり、あまりに超人的な動きをするというのはロマンに欠けるよね。

ゾンビを愛する人は、それぞれゾンビにロマーン♪を持っていると思うので(ロメロ監督は走るのがNGらしいですね)、そこを逸脱してしまうと観る気が失せると思います。
私は基本的に、「ゾンビはあほ」でいて欲しい派です(笑)。

そうそう、今回のゾンビになってしまった理由も鼻で笑ったけど、冒頭でそのへんを延々(どうでもいいのに)説明っぽくやられるよりは、いきなりゾンビ登場、ラスト近くで一応説明しておくか、というレベルで適当な(めっちゃ適当くさい説明だったよ(笑))事言われる方が私はいいです。

所詮ゾンビになってしまう、納得できるような理由なんてなかなかないんだからさー。



というわけで、ラストがアレですが(笑)、久しぶりに特別に宣伝を強烈にしていたわけでもないのに、ゾンビ映画で掘り出し物を見つけました^^

ゾンビを愛する人、ゾンビにロマンを求める人にはおすすめー。
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コメント
 
 
 
すぷらったー! (みぎり)
2009-09-13 00:59:39
・・・・ これ見たあとお肉は食べられませんな(爆)
しかしけろりんさんはゾンビ系好きだね
感想よむとそれがよーく判ります♪
でも今回のは続くとか・・・・ へえ、ってことは主人公達は生きてるということなのか~
もし続篇みたらまた感想お願いします

私的には『お肉ばりばり食っちゃう』のが出てくるシリーズは(家族が好まないため)あまり観た事ないからこちらのレビュー(笑)で観た気分に浸っておきます

んでは またねん~
(真田さんの赤褌が頭を離れません、きっとお尻の肉はぷりん☆ と形よく盛り上がってることでしょう!?)←それこそゾンビが涎たらすくらい(笑)
 
 
 
私は夜中に一人で鑑賞♪ (けろりん)
2009-09-13 23:33:25
みぎりさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

っていうか、こんな記事にすみません(笑)。
嬉しいような、何だか悪いような(笑)。

私はホラーでの血とか肉とかを、現実のものにどうしても結びつけられない方なので、そういうのを見ながらハンバーグとか全然大丈夫です^^
血も本物の血と言う意識が全くないので、「いちご味?」くらいにしか思っていなくて。
なので、本物の血とかめちゃくちゃ怖いですー。
ちょっとの流血で大騒ぎです。

ゾンビ、大好きです!
B級ホラーはみんな好きですが、ゾンビは特別ですよ!
頑張らないと個性が出にくいジャンルなので、どこをどう頑張るか、が楽しさにつながります!
工夫して作られたゾンビには愛を感じますよー^^
って、ヤバい人か、私。

続くのか続かないのか、わからないんです…。
続くとは宣言されましたが、続編なのか、「視聴者の頭の中につなげてね」的解釈なのか(笑)。
そんな高尚な物語でもないのによー、って感じです。

続編…出たら見ますかねえ(笑)。
スプラッタとしても出来はよかったので。

私は夜中に一人で鑑賞です~。
暗くすると流石に怖いと思うので、明るくして音は小さめに楽しんでいます♪

赤褌(笑)。
いやー、運動をしている人は、皆さんいいお尻しているでしょう~♪
下半身も鍛えているでしょうし♪←♪書きすぎー!

弦一郎さんのお尻っていうか、体はカタそうなので、ゾンビくん的にもおいしくないのではないでしょうかねえ…私から見ても食べてもおいしくなさそうですから。←真面目に答えすぎー

ま、違う意味で涎は出ますが(おい)。
 
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