コード・ブルー 最終話 感想

いよいよ最終回。

「名医」とは。
今まで迷う事がなかった耕作が色々考えるようになり、「心」を持った医者になりつつある時、黒田先生が教えた言葉…「その答は現場にある」。

今回の「現場」は、高速道路での多重衝突事故でした。

いやー、さすが最終回。
大掛かりだわ…。
一体何があったらこんな事故になるんだか…。

その現場で、助かる命、手当の甲斐なくなくなる命を目の当たりにして、それぞれがまた成長して完結、となったわけだけれど、

いやー、よくまとまりましたね～。

これだけの登場人物が、それぞれ結構濃いキャラをもち（笑）、それぞれ微妙に悩んでいる事も違ったりして、色々な事件は起こるわ、フェローだけじゃなく、周りの人物も問題を抱えていたりだわ、で最終回には大事故もあり、どたばたしてしまうのかな、と思いきや。
誰一人とりこぼしなく、きれいにまとまってくれました!

最終回、ほんの1時間ちょっとなのに、ものすごい壮大なストーリーを観た後のように、力が抜けちゃいましたわ（笑）。


ではでは、キャラ別で。

★藍沢耕作

違う人みたいだわ＾＾
自分の救うべき「命」が単なる生物学上の「命」としか考えていないようだった耕作が、「人の命を救う」のではなく、「人の人生を救う」という、患者に対する「心」が生まれたという感じ。
ラスト、エレベーターの中で「患者を診ながら何を思ったか」という会話が、初回の「面白かった」という発言と対比されていて、ああ、耕作変わったな～、と改めて思ってしまいました＾＾

それにしても、患者を診ている時、黒田先生の指示をいち早く理解し、進めて行くあたり、さすがだわ～。
いくら名医でも、この人にはかかりたくないわ、と初回には思ったけれど、今回の耕作だったらむしろ診てください、って感じ（笑）。

え？イケメンだからじゃないっすよ！←山Pは好きですが（笑）。

おばあちゃんに関しては、すぐにどうこうとはならないだろうけれど、今の耕作なら気長に相手をしていって、そのうちいい結果が出るかもね、などと楽観的に思ってしまいます。

少なくとも「工事の人」よりは昇格するんじゃね（笑）？

最後のおばあちゃんの表情がよかったですよね～。


★白石　恵

知識ばかり詰め込んで、いつでも何となく自信なさそうにしていた白石が、後に大問題になるだろ、という場面で、みんなに意見した場面には驚きましたねー。

自分たちの命も危ないのに、あの場に残る事が果たして正解だったのかは疑問なんですけれどね～＾＾；
結果オーライだったけれど、下手したら黒田先生の二の舞、ということもあったわけだしねえ。

最後のエレベーターでの会話はよかったですね！

「人の熱さをいつまでも感じられる医者でありたい」

このドラマで、最後にはこう成長して欲しい、というのを、一言できれいに締めくくってくれたという感じ♪

あとは、緋山と冴島さんにいじめられないよう頑張ってください（笑）。


★緋山　美帆子

最初は闘争心というか、野心と言うか、ホント、バリバリ～という感じだったんだけど（笑）。
いつのまにか他人を思いやるだけの余裕ができていました。
到底友達にはならないだろう、という雰囲気だった白石とも、いつのまにかいい感じに友情築いちゃっていたりもするし＾＾

ここでも、初めてヘリに乗った時の失態と、今回のヘリの中での難しい治療が対比されていて、成長がよく見えました。
こうやって経験って重ねていくのねーって感じ。

あとは、合コンに出席できるよう頑張ってください（笑）。


★藤川　一男

最終回にして初のヘリ搭乗！よかったねー！！

このヒトも、何だか最初は、変なプライドばかりあって、人の噂話は大好きだし、どうしよーもない男、という感じだったんだけど、黒田先生にはっきりと言われてから、自分ときちんと向き合い、自分がするべき事をしっかりとやるようになってから落ち着いたと言うか…信頼できるようになった気がします。

最初の頃はヘリに乗りたい、というのもすごく浮ついた印象だったんだけど、今回の彼は「現場に行って患者の命を救いたい」というちゃんとした意思が見えた気がします。黒田先生もそんな彼にならやらせてみようと思ったんでしょうね～。

あと！
女子高生の（笑）お母さんにちゃんとお礼が言えてよかった！！


★黒田先生

とにかく！
息子に父親としてちゃんと会えた事がよかったよーーーー！
最後に健一くんと話す場面は、泣けて来た！

健一くん、いい息子だわ♪
アメリカでのバスケの試合を見に来い、なんて、かなりの難題ふっかけていたけれど、

「大丈夫。期待しないで待ってる」

と、あくまでこの一言を忘れない（笑）。

だけど、今度こそ黒田先生はきちんと行くんだろうなー。
案外、黒田先生、病院辞めてアメリカ行っちゃったりして？
んー、でも腕が使えるならともかく、あの手で医者を続けて行こうとしたら、外国はちょっときついかなあ。

フェローたちが大きく成長したのも、黒田先生のおかげだと思うけれど、腕一本というのは代償としては大きいかな…。
でも、外科医はやはりメスが握れないときついかもしれないけれど、ああやって新人に指示したりする事も立派な仕事だよねー。
あの知識と経験を持って、きっと、何かしらで今後も活躍するのでしょう＾＾

あ。
あの藤川にヘリに乗るよう指示する場面の表情を見て、

「室井さん！」と思ったのは私だけじゃないはず（笑）。
そういえば、「青島」も同じ局で「先生」と呼ばれていますな（笑）。

いや、余計な話だな、うん。


★冴島　はるか

びっくりしたよー！いきなりああなるとは！
正直、彼女のエピソードが一番びっくりした！
今自分にできること、今しかできないことを考えたのでしょうか。
彼の所へ行くのは勇気が必要だったと思うし、彼の方も受け入れるのは勇気がいたと思うんだよね～。

だけど、彼の文句を言いつつの笑顔には感動しました。
治る病気ではないのが残念…。


★三井先生

柔らかくなったよねー！
すごくクールなイメージだったんだけど。

でも、今でも…いえ、むしろ今の方が…十分カッコヨス！です！


★森本先生

目指せ！ニクソンの後釜！！

それにしても、相手は妻子持ちでしたか（笑）。
努力次第だよ、うん。いけます！ファイト！

密かに、この人が新春特番でどうなっているかが楽しみ（笑）。
まだ一向に進展がなかったら、それはそれでおかしい。


段々何を書きたいのかわからなくなってきました。

そうそう、あとこのミスチルの主題歌！！！
ぴったりでした！
ドラマチックで爽やかで、希望がある歌で。

あのイントロの入り方がねー！いいっすよ！
ちなみに、今着メロこれです♪

というわけで、本当、いいドラマでした。
久しぶりに人間の「生」とか「死」を一緒に考えられるようなドラマでしたねー。
いいシーンも多かったなあ。
EDの、これまでの名シーンを見て、また最初から見たくなっちゃいました。


最後に。

いいシーンと言えばさ！
今回の名シーン、トンネルから患者をストレッチャーに乗せてみんなが出てくるシーン！

感動しながらも、心のどこかで

どんだけ美男美女ばかりの医師軍団だよ！

と思ったのは私だけでしょうかねー・・・。



そうそう！

新春スペシャル放映決定！！

うれしいなー！

また一層成長した彼らがまた観られるのが楽しみです！

…また新しいシニアドクター（問題ありだったり（笑））でも登場するのかな？　
期待していまーす。