そりゃもうなんたって…

ラッシュ時、遅れ多発　ＪＲ西 (中国新聞) - goo ニュース

広島市周辺のＪＲ西日本各線で今月、ダイヤの乱れが相次いでいる。通勤・通学時間帯となる朝のラッシュ時が目立ち、十二日も計約一万二千人に影響が出た。ＪＲ側に非があるケースばかりではないが、列車が突然動かなくなり、立ち往生したことも。正確、安全な運行を求める乗客もいら立ちを募らせている。（松本恭治）

　十二日は、午前七時ごろ、同市南区のＪＲ山陽線海田市―向洋間の踏切で遮断棹（ざお）が折れているのが見つかった。その十五分前には安芸区の瀬野駅で運転士が異常音を聞き緊急停車した。ダイヤは大混乱。五本が運休、四本が部分運休、二十一本が三十―五分遅れた。

　ＪＲ西日本広島支社によると、今月、同支社管内で列車の遅れにつながったトラブルは十二日までで二十二件。一カ月間で十八―十二件だった一―三月を既に上回った。特に午前六―八時台の遅れが九件と半数を占め、県内各地で入学式のあった六日や大雨だった十一日には駅員に苦情を言う乗客の姿が目立った。

　七日には安佐南区の古市橋駅で列車が原因不明の故障で発車できず、十一日には東区の芸備線で線路下の地盤が陥没して通行不能になった。

　遅れの多くは天候や事故などが原因だが、車両故障などＪＲ側の責任によるトラブルも五件。月平均の一、二件を大幅に超えている。

　同支社広報室は「安全最優先のため事故後に安易な運転再開はできないが、車両故障などは申し訳ない。始業前点検を徹底したい」と話している。

▽ＪＲ西日本広島支社管内で　　４月に発生した主な列車の遅れ

　（同支社調べ）＝かっこ内は影響人員
　３日午後１時５５分ごろ、廿日市市の宮島口駅で、人身事故（約４５００人）
　６日午前６時４５分ごろ、三原市の三原駅で、運転席の表示灯が点灯したため列車が発車できず（約１００人）
　同午前７時半ごろ、廿日市市の踏切で、警報装置がいたずらで作動（約５５００人）
　７日午後１時２５分ごろ、広島市安佐南区の古市橋駅で、列車が故障のため発車できず（約９００人）
　８日午前６時１０分ごろ、南区の広島駅で、列車に不具合が出て別の車両と交換（約３００人）
　１０日午前８時半ごろ、安佐南区の古市橋駅で、構内の信号が故障して列車が発車できず（約２５００人）
　１１日　大雨の影響で各線のダイヤが混乱。東区の芸備線では線路下の地盤が陥没（約１万７７００人）
　１２日午前７時ごろ、南区の踏切で、遮断棹が折られているのを通行人が発見。安芸区の瀬野駅で貨物列車から異常音（約１万２０００人）

そりゃもうなんてったって國鐵廣島鐵道管理局ですから。
口の悪い向きには、「東の澤井、西の福留」「東の千葉、西の広島」と揶揄されているくらい、とにかく使っている車両はおんぼろのたたき直し。千葉は東京で走っていた１１３系の玉突きで入ってくる車ばかり、広島も各地から使い古された１０３系やら１１５系が、これまた玉突きで入ってくるだけ。それでも、どちらとも平成生まれの新車が入ってきているのは奇遇かしら。
しかも純然たる「旅客輸送路線」になっている千葉とは違って、広島の場合は山陽本線という、日本の動脈が通っている路線であることも、トラブル一つで多方面にまでダイヤの乱れが影響する原因だろう。千葉は千葉とて、例えば内房線でダイヤが乱れるだけで、総武本線や成田線、総武快速にまで遅れが波及するのもどうにかしろという感じだが、これは千葉駅の構造上、仕方が内一面もある。
まあ、東も西も、ダイヤが乱れれば各方面に波及するのはどうしようもないということで。こればっかりは、利用者も迂回路を取るなどの知恵比べというところ。間違っても、湘南新宿ラインを普段の利用路線にはできないよねえ。東海道線の人身事故で高崎線がおかしくなるくらいだし…。

ところで、東と西では、電車が止まる確率はどちらの方が高いのだろうか？　少なくとも、ダイヤ乱れが連日続いたところで、首都圏では怒る人はいるけれど、ニュースにも何もなりやしないしねえ…。