珍しく後追い記事

運転室に息子入れクビ…「厳しい」と抗議４３０件 (読売新聞) - goo ニュース

東武鉄道の３０歳代の運転士が、長男（３）を約４分間、運転室に入れて乗務したとして、同社が懲戒解雇を決めたことに対し、同社には１０日夕までに、「処分が厳しすぎる」などと抗議する電子メールや電話が計約４３０件相次いだ。
　同社は「重大な規則違反で解雇の方針は変えない」としている。

　東武鉄道によると、同日、この問題が報じられてから電子メール約２４０件、電話約１９０件が寄せられ、大半は「けじめが必要なのはわかるが解雇は厳しすぎるのではないか」「子どもが成長して自分のために父親が職を失ったと知ればショックを受ける」など、解雇の取り消しを求める意見だったという。

　同社の懲戒処分は、〈１〉解雇〈２〉職級降下〈３〉停職〈４〉減給〈５〉けん責――の５段階。どんな行為がどの処分にあたるか明確な基準はなく、寝坊で運行が遅れたら減給やけん責など、その都度、判断しているという。最近では伊勢崎線竹ノ塚駅近くの４人死傷踏切事故で起訴された踏切保安係や、車止めを越えて民家の敷地に突っ込んだ回送列車の運転士が懲戒解雇された。


いや、懲戒解雇にこだわる鉄道会社の方針も、つい子供のかわいさのあまり運転室に入れてしまった運転士の心情も、両方理解できるだけに、やはり同じように考えていた人が４００人以上いたわけで。
しかしながら、うーん、ひいき目に見ても今回の処分はちょっと厳しいかな、というのが俺の印象。
もちろん、安全運転の根幹に関わる問題であるというのには間違いないわけで、致し方ないかな、という部分は確かに存在する。
…にしても、もうちょっとなんとかならんのか。
八百屋で大将に「もう一声！」って値切っているわけではないけれど、もうちょっとなんとかなってもいいと思うのだが…。
まあ、根幹が安全運転の遂行に関わる事例なので、問答無用で切り捨てられても致し方ないのだが…。