頼むから、もうやめてくれ

ごめんなさい。
今日は荒れます。

ロッテ・西岡、球団批判の横断幕に怒る(読売新聞) - goo ニュース

２６日のオリックス戦で、ロッテの西岡は一回に、パ・リーグ記録にあと１本に迫るシーズン７本目となる先頭打者本塁打を放つなど２安打３打点。

　ところが試合中に、監督人事などで球団に批判的なスタンドのファンが横断幕で抗議活動をしたことに怒り、インタビュー中に「子供たちの夢を壊さないで。横断幕を下ろして」と呼びかけた。人事を巡るドタバタに成績不振と今季のロッテを象徴する異様なシーンだった。

[ニッカン式スコア]

○　地味　６勝７敗
●　平野区　３勝１２敗
ＨＲ　先頭打者弾はアタマ鉄板１３号、ウルトラマンレオ６号、みなみちゃん２号

本当は、今日は試合のことをあれこれと語りたいところなのだけれど、どうしても、そんな気分にはなれない。
昨夜金曜日の試合後にも横断幕が出されたこともあって、今日も何かしらの動きはあるだろうと思っていたのだが、まさか試合中に横断幕を出される暴挙に出られるとは、これっぽっちも予想していなかった。







以前、署名活動中にゲーフラが上がった時は、あくまで試合中とはいえイニングの合間、もちろんイニングの合間とはいえ選手の目には当然触れるのだけれども、それとてあくまで試合進行の妨げ、そしてチーム、選手を応援するという本分には、ギリギリのところで触れなかった行為ではあると思っていた。
だからこそ、いくらなんでも、自軍の応援に不利益になるようなことは起こさないと思っていたし、マリーンズファン、ひいてはプロ野球ファンとして、最低限遵守すべきラインは守ったところで何かを行うものとばかり思っていた。
だからこそ、自軍の攻撃中、即ち各回裏に横断幕を延々出される状況になるとは、全く予想していなかった。
中盤には、一部（ゲート横）から、自軍攻撃中であるにも関わらず「フロント辞めろ！」コールが。
コールに対して罵声が浴びせられる中、意図的に選手名を大声で叫んで被せる応援も起こる。
もはや「一体的な応援」という体をなしていないライトスタンド。
正直、おいらの予想が全く甘すぎたと言うしかないですな…。。。

そして、ヒーローインタビューの西岡。

YouTube - 西岡ヒーローインタビュー

西岡の言葉を受けてさえも、彼らは横断幕を降ろさなかった。



西岡の言葉に沸き上がる歓声。
スタジアムで飛び交う罵声。

何が正義で何が悪だとか、そんな理屈はもうどうでもいい。
即席で西岡が行ったファンの世論調査の結果は、西岡の一人勝ち。

「よくぞ言ってくれた！」と言いたいところなのだけれど、西岡に言わせてしまったのが、とても辛くて…。

誰だって、現フロント陣にいい思いを抱いている人などほとんどいない。
それは皆同じだろう。
しかし、あんた方の、まさしく試合を破壊しようという手段での抗議が、どれほど我々に訴えるものがあるというのか。
あんた方にも「義」はあるでしょう。
だからといって、もはや手段を選ばぬテロリスト状態で、マリーンズを壊そうとするフロント憎しとばかりに、マリーンズの試合を壊す手段が、どれほど支持されるというのだ。
俺達は、ここまで来たのだから、きれいな形でボビーを送り出したいし、ボビーに追従する形でマリーンズに戻ってきて、今季限りで引退を発表した小宮山を、きれいに送り出したいだけなんです。
ただ、それだけなんです。
それだけなんですよ。
わかりますか？
いつぞや、どなたかが「マリーンズは酒の肴ではない」とおっしゃいましたが、ぶっちゃけ俺達にとっては、マリーンズは最高の酒の肴であり、最高の娯楽なんですよ。
酒の肴であり、娯楽であり、社交場であり、時折連れてくるお子さん達にとっては、またとない社会勉強の場なんですよ。
それで何が悪いというんですか？
酒の肴を守りたい。
娯楽の場を守りたい。
社交場を守りたい。
社会勉強の場を守りたい。
それのどこが悪いとおっしゃるんですか？

マリンのライトスタンドで、トップの写真に持ってきた、「全員死刑」という文字が躍ってしまったことに、深い悲しみを感じます。いくらフロント憎しといえど、使っていい言葉と、悪い言葉がある。「こんなファンなら移転してしまおうか」と言ったとされる瀬戸山と、はっきり言って目くそ鼻くそ。

翻って春先。
ボビー残留運動の署名活動で揺れていたさなか。
私は、あんた方の中に、ボビー残留運動の果てに、本拠地移転があるのではないかと考えて活動していた、ほんのごく一部の方々の思いのためだけに、この署名運動に関しては、否定的な事は、全く書いてきませんでした。それはもう白状します。その点に於いては、私は「○○○の犬」と揶揄されても致し方ないでしょう。
そんな背景を抱えていたが故、どうにももどかしく書きづらい、極めて玉虫色のエントリでお茶を濁すしかない日々を過ごしておりました。
ですが、今回ばかりは、私ももう擁護しきれません。

西岡のヒーローインタビュー。
それでも降ろされない横断幕。
そのシーンを見て、何人のファンが泣いていたことか。
そのシーンを見て、何人のファンが怒り狂っていたことか。

こんな悲しいヒーローインタビューを見せるのが、あなた方の目的ですか？
おそらくあなた方は、「西岡は石川に言わされている」と思っているでしょう。
それが本当かどうかは分かりません。
仮にそうであったとしても、選手にそこまで言わせて、それでもあなた方は振り上げた拳を下ろさないのですか？
先ほども書きましたが、あなた方にも「義」はあるでしょう。
ですが、それがあなた方のやり方なら、私は背中を向けるしかありません。

あなた方に、ファンを悲しませる権利は、一切持ち得ていないはずだ。
頼むから、頼むから、もうやめてくれ。
お願いだから、もうやめてくれ。
本当に、心の底からロッテを愛しているというのなら、もうやめてくれ。