永遠への旅立ち

本日未明の午前二時、我が家のブン四郎が、老衰のため、息を引き取りました。
享年１５歳の大往生でした。

二月の雪中のオフ会の日から、自力での歩行が出来なくなり、寝たきりになって一ヶ月半、最後は何かの拍子に左目を怪我してしまったのは心残りですが、この一週間で急激に衰え、最期は眠るように旅立って行きました。
１９９２年６月の生まれで１６年近く、よく生き長らえたと思います。

年月が移り変わり行くのは早いもので、ブンがてんかんの発作から来る認知症の気配が漂い始めてからはや１年。
ちょうど去年の今頃までは、居間のソファにぴょいと飛び乗って寝床にしていたものの、やがて度重なる発作と共にソファに飛び乗れなくなり、そしてトイレの分別がつかなくなり（これは脳の問題というより、年齢的に「ふんばり」が利かなくなったためかと）、やがて眠るか徘徊するか…という生活が始まったのが半年前、２月中旬には本格的に起立が不能になり、寝たきりとなって１ヶ月半。
それでも毎度のご飯は勢いよく食べていたし、最初のうちは早々は…と思っていたのだけれど、食べなくなってからはやはり早かったなあ…。
昨日日曜日の段階では、意識はあっても魂はどこかへ抜けたかのように、目は半開きで荒い呼吸を繰り返すだけの昏睡状態に陥っていたから、これは…と思わせる状態だったので、心ではもう覚悟は出来ていました。
その前日、土曜日の彼の鳴き声はとてもか細く、聞いているだけで切なくなるような状態だっただけに、やはり…といった状況でした。

がんの遺伝子を持っていた父親、母親共に早逝していて、ブンは父親の倍以上生きながらえた事になるわけで、それだけでも十分子としての役割は果たしたのかなと。
この父親とブンがまた仲が悪くて、向こうへ行ったらまたやいのやいのとケンカをしだすのかしら（笑）。

よく頑張ったね、ブン…。
もう苦しまなくてもいいんだよ。
むこうでおかんも姉弟も待ってるよ。
むこうでゆっくり休むんだよ…。

。・゜・(ノД`)・゜・。