北海道新聞 農林水産 有識者会議「ばんえい廃止やむなし」岩見沢市長、午後議会報告 2市開催困難
わかりやすいように解説すると…。
旭川…今年限りで廃止。
北見…今年限りで廃止。
帯広…貴重な北海道遺産だし残したいのは山々。せめて岩見沢さんが残ってくれるなら頑張るが、単独開催は考えられない。
岩見沢…これ以上赤字が増えたら市も困る。やめる。
ということになる。
特に岩見沢など、財政再建団体になってとんでもない事態になっている夕張市が近く、とても対岸の火事とは思っていられなかったに違いない。赤字経営が一向に好転し得ない状況で、これ以上赤字を垂れ流す公営競技を続けることが、もはや耐えうる状況ではないと判断されたということである。ただでさえ、大泉洋と日本ハムファイターズがブレイクして、一見元気があるように見える北海道だが、それは札幌などの大都市だけに過ぎず、一歩札幌を出てしまえば、どこの自治体ももはや青息吐息で、おそらくどこの自治体とて、夕張市の事態を対岸の火事と捉えている団体はないだろう。一歩行き先を誤れば、第二、第三の夕張市が発生しないとも限らないのである。
自治体がそのような状況で、赤字を垂れ流してでも、北海道の遺産を断固守るべきとは、いくらなんでも叫ぶことはできまい。やる気の有無はあるにせよ、各自治体とも、北海道遺産として観光資源になりうるばんえい競馬を残したいのは山々だろう。ただ、もはやそれを引き受けられるであろう体力が、自治体には残っていなかった。
ばんえい競馬自体は、一度やればわかるのだが、配当もそこそこいいし、中穴大穴が良く出るから、馬券的には面白い。っていうか、当たったためしがありませんorz
おいらのばんえい競馬歴なんていうのは、たまにGyaoの中継を見るか、大井競馬場に出向いた時に、ふるさとコーナーで打つくらいなのだが、とにかく面白いように当たらない。順調に資金が溶けてゆく。そのかわり、一発当たったらメチャクチャ面白い。
なにせ、予想紙のグリグリの本命が簡単に飛ぶし、さりとて新聞記者の予想が全員見解が違うなんていうことも当たり前。そういう意味では、オッズは客がつける正当な評価と思って貰っていいだろう。
そしてなんといってもレース。
ばんえいでは、こんな大どんでん返しもある。
ばんえいシアター 2006年10月15日 北見えぞまつ特別
残念ながらおいらは生でばんえい競馬という経験はないが、ライブで見たら圧倒されるんだろうね。
そんな北海道遺産と言われるばんえい競馬が無くなっていこうとしているのは、正直言えば残念だし、なんとかして残せるものなら残して欲しいが、自治体が、もはやこれがデッドラインですよ…というのなら、これはもう仕方があるまい。ましてや冒頭にも触れたとおり、おいらはばんえい関係者でもないし、ましてや道民でもないのだ。
ただ、ばんえい競馬を廃止すれば、それだけで来たであろうお客さんが、二度と来なくなるのだ。ばんえい開催各都市に、他の観光事業で潤うアテがあるのならともかく、旭川以外はとても潤うとは思えない。おいらだって、北海道に行って、ばんえい競馬がやっていれば、その都市へ旅程をさいて出向くに決まっている。宿泊できれば宿泊したいし、泊まったら、やはりご当地のうまいもので舌鼓を打ちたい。そんな楽しみが、上山からは消えていったのだ。俺だって、山形にはそばを食いには行こうと思うが、温泉に浸かりに上山へ行こうなんて思わないし。
それでもなお、巨額の債務には耐えられぬ、そう思うのなら致し方あるまい。
せめて市民の負担にならぬように、そして関係者への事後補償は手厚くお願いしたいもの。経営者は公務員だが、現場で働く人たちは即失業者なのだから。
それにもまして、食肉産業に影響があるだろう。ばんえいが廃止となれば生産過剰で、一時的かどうかはわからぬが、食肉価格の凋落は避けられまい。
今のところ、ばんえい競馬の存廃問題については、結論が出たわけではなく、可能性はほんの僅かながらも、帯広の単独開催という一発逆転の目も残されているが、赤字額を考えると、単独開催はリスクが大きすぎるか。賞典削減や一部業務の民間委託など、ドラスティックなリストラクチャリングでの生き残りの目も残されていると言えば残されているのだが…。
↑ばんえい競馬経験者もそうでない人もクリッククリック。
【岩見沢】巨額の赤字を抱えるばんえい競馬の存廃問題について、岩見沢市の「ばんえい競馬のあり方を考える有識者会議」(座長・五十嵐閣岩見沢商工会議所会頭)は二十四日午前、渡辺孝一市長に対し「二市開催の場合の収支見通しが厳しく、廃止もやむを得ない」との結論を答申した。渡辺市長は同日午後、市議会議員協議会に答申内容を報告し、市議会の論議も踏まえて二十七日に岩見沢市としての最終判断を発表する方針。ただ、市民代表から明確に廃止を促す意見が示されたことで、帯広市との二市開催は極めて困難となり、ばんえい競馬廃止の流れは決定的となった。
五十嵐座長が二十四日、岩見沢市役所を訪れ、渡辺市長に答申書を手渡した。答申書は「文化遺産を継承していく姿勢は必要だが、残した方がいいという意見はなかった」「財政再建団体になる夕張市の現実を見ていると、子供たちに借金を残していくことになるのは困るとの意見が大半」などと協議内容を報告。その上で、帯広市がまとめた二市開催の収支計画案は「不確定要素が多く、赤字の懸念が払拭(ふっしょく)できない」とした。
五十嵐座長は渡辺市長に「本年度を含め四十億円の累積赤字が予想され、残る債務が確定していない中で、二市開催への市民の理解を得るのは困難だ」と説明。渡辺市長は「市民の声を尊重し、市としてしっかりと判断したい」と述べた。
北海道市営競馬組合を構成する旭川、帯広、北見、岩見沢四市のうち、旭川、北見両市が十月に離脱の方針を表明。現在の組合は本年度限りの解散が決まった。一方で、継続を望む帯広と判断を保留した岩見沢が両市による新たな枠組みで存続させる可能性を模索してきた。帯広市は単独開催はしない方針で、存廃の結論は事実上岩見沢市の判断に委ねられている。
わかりやすいように解説すると…。
旭川…今年限りで廃止。
北見…今年限りで廃止。
帯広…貴重な北海道遺産だし残したいのは山々。せめて岩見沢さんが残ってくれるなら頑張るが、単独開催は考えられない。
岩見沢…これ以上赤字が増えたら市も困る。やめる。
ということになる。
特に岩見沢など、財政再建団体になってとんでもない事態になっている夕張市が近く、とても対岸の火事とは思っていられなかったに違いない。赤字経営が一向に好転し得ない状況で、これ以上赤字を垂れ流す公営競技を続けることが、もはや耐えうる状況ではないと判断されたということである。ただでさえ、大泉洋と日本ハムファイターズがブレイクして、一見元気があるように見える北海道だが、それは札幌などの大都市だけに過ぎず、一歩札幌を出てしまえば、どこの自治体ももはや青息吐息で、おそらくどこの自治体とて、夕張市の事態を対岸の火事と捉えている団体はないだろう。一歩行き先を誤れば、第二、第三の夕張市が発生しないとも限らないのである。
自治体がそのような状況で、赤字を垂れ流してでも、北海道の遺産を断固守るべきとは、いくらなんでも叫ぶことはできまい。やる気の有無はあるにせよ、各自治体とも、北海道遺産として観光資源になりうるばんえい競馬を残したいのは山々だろう。ただ、もはやそれを引き受けられるであろう体力が、自治体には残っていなかった。
ばんえい競馬自体は、一度やればわかるのだが、配当もそこそこいいし、中穴大穴が良く出るから、馬券的には面白い。っていうか、当たったためしがありませんorz
おいらのばんえい競馬歴なんていうのは、たまにGyaoの中継を見るか、大井競馬場に出向いた時に、ふるさとコーナーで打つくらいなのだが、とにかく面白いように当たらない。順調に資金が溶けてゆく。そのかわり、一発当たったらメチャクチャ面白い。
なにせ、予想紙のグリグリの本命が簡単に飛ぶし、さりとて新聞記者の予想が全員見解が違うなんていうことも当たり前。そういう意味では、オッズは客がつける正当な評価と思って貰っていいだろう。
そしてなんといってもレース。
ばんえいでは、こんな大どんでん返しもある。
ばんえいシアター 2006年10月15日 北見えぞまつ特別
残念ながらおいらは生でばんえい競馬という経験はないが、ライブで見たら圧倒されるんだろうね。
そんな北海道遺産と言われるばんえい競馬が無くなっていこうとしているのは、正直言えば残念だし、なんとかして残せるものなら残して欲しいが、自治体が、もはやこれがデッドラインですよ…というのなら、これはもう仕方があるまい。ましてや冒頭にも触れたとおり、おいらはばんえい関係者でもないし、ましてや道民でもないのだ。
ただ、ばんえい競馬を廃止すれば、それだけで来たであろうお客さんが、二度と来なくなるのだ。ばんえい開催各都市に、他の観光事業で潤うアテがあるのならともかく、旭川以外はとても潤うとは思えない。おいらだって、北海道に行って、ばんえい競馬がやっていれば、その都市へ旅程をさいて出向くに決まっている。宿泊できれば宿泊したいし、泊まったら、やはりご当地のうまいもので舌鼓を打ちたい。そんな楽しみが、上山からは消えていったのだ。俺だって、山形にはそばを食いには行こうと思うが、温泉に浸かりに上山へ行こうなんて思わないし。
それでもなお、巨額の債務には耐えられぬ、そう思うのなら致し方あるまい。
せめて市民の負担にならぬように、そして関係者への事後補償は手厚くお願いしたいもの。経営者は公務員だが、現場で働く人たちは即失業者なのだから。
それにもまして、食肉産業に影響があるだろう。ばんえいが廃止となれば生産過剰で、一時的かどうかはわからぬが、食肉価格の凋落は避けられまい。
今のところ、ばんえい競馬の存廃問題については、結論が出たわけではなく、可能性はほんの僅かながらも、帯広の単独開催という一発逆転の目も残されているが、赤字額を考えると、単独開催はリスクが大きすぎるか。賞典削減や一部業務の民間委託など、ドラスティックなリストラクチャリングでの生き残りの目も残されていると言えば残されているのだが…。
↑ばんえい競馬経験者もそうでない人もクリッククリック。
自分の記事にしようかねぇ。
体験談プリーズ。