旅先で見つけたもの

このブログでは私が見てきた鉄道トピックスを写真と共に紹介しています。

阪急神戸線から嵐山線へ臨時列車運転

2008年11月21日 01時21分02秒 | 関西私鉄

2008年11月19日 阪急神戸線 神崎川

阪急電鉄の神戸線・宝塚線・京都線の各線は普段、それぞれ独立した系統で運転されています。しかし、先日阪急は嵐山線への観光客誘致キャンペーンの一環として、神戸線の西宮北口から嵐山線の終点嵐山までを直通する臨時列車の運転を発表しました。運行期間は11月17日(月)~11月21日(金)で、19日にこの列車の撮影が出来たので紹介します。

この列車の運行経路は西宮北口→<神戸線>→梅田(運転停車)→<京都線>→桂→<嵐山線>→嵐山となっています。(復路はこの逆順)停車駅は西宮北口~十三(神戸線)間の各駅と桂~嵐山間の各駅です。梅田での乗降は出来ないものの、神戸線から京都線に入るための渡り線が十三~梅田間にあるため、この列車は一旦梅田まで向かい、折り返しを行います。

車両は7000系の6両編成(7017F)が用いられています。その先頭部には臨時列車であることを示す円盤形のヘッドマークが掲出されていて、側面の付近には西宮北口⇔嵐山を結ぶ列車だとわかるようにステッカーが貼り付けられています。

今回の臨時列車は平日のみの運転で、実際の嵐山観光に使うのにはあまり便利とは言い難いですが、この列車が走ることによって阪急神戸線利用者への嵐山観光のPRには役立っているように思えます。

先頭に掲出されたヘッドマーク

高槻市でも撮影。京都線で神戸線所属車両が営業運転を行うのは極めて珍しい


試運転が行われる阪神1000系

2007年07月13日 22時41分57秒 | 関西私鉄

2007年6月30日 阪神本線 石屋川駅

阪神電鉄では現在、西大阪線を近鉄難波まで延伸し、近鉄奈良線との相互直通運転を行うプロジェクトを2009年春の完成を目指して進めています。西九条~近鉄難波間で行われている延伸工事は順調に進み、地上の構造物は高架橋や安治川を越える鉄橋などが完成に向けて着々と作業が進められています。

工事が進捗するのに伴って、阪神電鉄は昨年、近鉄への乗り入れに対応した1000系を導入しました。阪神1000系は製造されてからしばらくの間は、深夜に試運転を行う程度であまり大きな動きを見せないでいましたが、今年の6月からは昼間の時間帯に試運転を行うようになったので今回、撮影してみました。

1000系の試運転は昼間の時間帯(朝ラッシュと夕ラッシュの間)に基本的には西宮~三宮間を往復する形で行われています。1000系は6両の基本編成と2両の付属編成がありますが、基本編成が単独で試運転を行う日と付属編成が2編成繋がって4両編成で試運転を行う日がある様で、私が訪れた日は6両の基本編成が試運転を行っていました。

1000系が本格的に活躍するのは2009年の西大阪線完成後ですが、それまででも、1000系がどのような営業運転の運用に就くか、どれだけ増備されるかなど、かなり気になる車両です。

石屋川駅を御影方面に向かって通過する阪神1000系

「試運転」を表示した阪神1000系の側面の行き先表示機


阪急夙川駅(特急停車の新ダイヤ)

2006年11月09日 00時10分42秒 | 関西私鉄

2006年11月6日 阪急神戸本線 夙川駅

10月28日に阪急電鉄が神戸線を中心にダイヤ改正を実施しました。神戸線での主な変更点は最高速度を従来よりも5km/h引き上げて115km/hにし、特急と通勤特急を夙川駅に停車させる点です。

夙川駅は西宮北口駅の一つ神戸寄りの駅で、沿線に住宅や学校が多くある甲陽線の分岐駅となっている駅です。梅田から夙川までの所要時間は今まで特急と普通の乗り継ぎで19分かかっていたのが改正後には特急で16分に短縮されました。

私が夙川駅を訪れたのは平日の昼間でしたが、夙川駅での特急の利用者は多く見られ、夙川駅や甲陽線の利用者にかなり好評を得ているように思いました。

阪急の夙川駅は来年、新設が予定されているJR神戸線のJR夙川駅と非常に距離が近いため、JR夙川駅開業後もこの流れが続くかどうか興味深いところです。

特急停車を案内する夙川駅の電光掲示板

夙川駅を出発して神戸方面に向かう7000系新開地行き特急

 


京阪本線土居駅(特急色で本線を走る1900系)

2006年09月30日 22時49分43秒 | 関西私鉄

2006年9月23日 京阪本線 土居駅

上の写真に写っているのは京阪の区間急行ですが、特急ではなく区間急行なのになぜかオレンジと赤の特急色塗装の車両が使われています。これは普段、特急として使われている車両が区間急行に使われたという訳ではなく、一般用の車両が特別に特急色塗装になって、区間急行に使われいるというものです。

実は写真に写っている1900系という車両は元々特急用車両として製造された車両で、1963年に製造されてから1973年までは特急色をまとって特急として活躍していました。しかし、1973年に後継車両の登場によって一般車に格下げられ、塗装も一般用の黄緑と緑の塗装に変更されました。その後、1900系は特急の定期運用に就いたことはありませんが、京阪特急の中でも特に人気のあった車両だったことから記念イベントの一環として特急色に戻されて運転するケースがありました。

前回の特急色運転は2003年に京阪の淀屋橋延伸40周年を記念して行われ、今回は1900系の編成の中に組み込まれている1810系(1956年製)の車両が今年で製造から50周年を迎えるのに合わせて行われています。

ファンに大変人気のある1900系ですが、編成の中の車両が50周年を迎えていることでわかるように老朽化が進んでいます。編成の大多数は今年の春に廃車が行われ、現在はたった2編成が残るのみとなっています。この特急色での運転も今回が最後になるかもしれません。

滝井駅で撮影した1900系

一般色の時の1900系


山陽姫路駅(西に広がるPiTaPaネットワーク)

2006年07月15日 01時44分33秒 | 関西私鉄

2006年7月10日 山陽電鉄本線 山陽姫路駅

この7月1日にPiTaPaカードの利用可能範囲が南海電鉄・山陽電鉄・泉北高速鉄道・神戸高速鉄道・神戸新交通にも広がりました。今回はその中から関西私鉄で最も西に位置する山陽電鉄のターミナル駅である山陽姫路駅に行ってきました。

山陽姫路駅はJRの姫路駅の北側に位置するターミナル駅で、ホームは山陽電鉄の系列会社の山陽百貨店の建物に取り込まれた形になっています。昼間のダイヤは阪神梅田行きの直通特急と三宮または新開地行きの普通がそれぞれ15分おきに発車するわかりやすいダイヤとなっています。

PiTaPaカードへの対応は従来の改札機を改造する手法がとられ、2つある精算機の内1台がICカード対応になっていました。ICカード対応の改札機は上の写真の右から3台目と4台目の改札機で青色のラッピングが対応機の目印となっているようです。

青色のラッピングで対応機をアピール

現在仮設ホームとなっている山陽姫路駅


南海7000系旧塗装編成

2006年06月09日 22時57分42秒 | 関西私鉄

2006年6月4日 南海電鉄 南海本線 堺駅

今回ははじめて南海電鉄の車両について取り上げたいと思います。この車両は通常の紺とオレンジの帯が入った南海カラーではなく、緑と薄い緑の塗り分けになっています。この塗装は南海電鉄の昔の標準塗装で、昨年創業120年を記念して写真の7000系の登場当時の姿を再現するために、復活したのです。

この再現では行き先表示機は変更されませんでしたが、塗装や車番の書体、南海電鉄の旧社章も昔の物が再現されています。さらに南海7000系自体は大きな片開き扉や、たくさんのジャンパ連結器を備えているので、これが上下を2色で塗り分けたツートンカラーになると、私のような他の私鉄ファンから見ると昭和によく見られた典型的な私鉄電車らしいスタイルを現代に再現したようにも思えます。

ちなみに、この南海7000系の旧塗装ですが、塗装変更からもうすぐ1年がたつことから、今年の7月で塗装を通常の物に戻すことになったようです。撮影したい方はお早めに。

南海電鉄の旧社章


神戸高速鉄道高速神戸駅(ICカード対応準備)

2006年04月30日 22時40分50秒 | 関西私鉄

2006年4月30日 神戸高速鉄道 高速神戸駅

スルッとKANSAIのICカード版、PiTaPaカードが導入されてまもなく2年になろうとしています。導入当初は会員数が伸び悩んでいましたが、今年2月の大阪市交通局の導入で利用者が倍増しているようです。

今日の写真は今年夏にPiTaPaの導入を予定している神戸高速鉄道高速神戸駅の自動改札機の写真です。ICカードへの対応は従来の改札機を改造するのではなくICカード対応の新型の改札機を設置する方法で行われていました。

下の画像で見ての通り、ICカード読み取り部分にはすでに導入済みの会社で見られるようなICカードを触れる場所を示すステッカーの類はまだ張られておらず、読み取り機の枠の外に「ICカード使用不可」と書かれていました。

 

自動改札機のICカード読み取り部分とシートをかけられているチャージ(入金)機