旅先で見つけたもの

このブログでは私が見てきた鉄道トピックスを写真と共に紹介しています。

近鉄高安検車区(休車中の1420系)

2006年05月28日 23時44分27秒 | 近畿日本鉄道

2006年5月22日 近鉄高安検車区

現在、近鉄大阪線高安駅に隣接する高安検車区に1420系が休車留置されています。写真のように1420系はパンタグラフが下ろされ、貫通扉の中央に休車を示す張り紙が貼られています。

なぜ、今回1420系の休車を取り上げたかと言うと1420系は近鉄で初めてのVVVFインバータ制御の車両だからです。(VVVFインバータとは電車が架線から取り込んだ電力の強弱を調節してモーターに流す装置で、この装置によって電車はスムーズな加速が可能になります)VVVFインバータは消費電力が少ない事から、この20年に新製された車両のほぼ全てで採用されていますが、1420系はその第一号の車両というわけです。

1420系はVVVFインバータの実用試験のために作られた試作車でその後に作られた1230系などのVVVFインバータ搭載車とは異なる点がいくつか見られます。一番大きな違いが車体の形で、他のVVVF車(上の写真で左側に移っている車両)は車体の側面が曲面になっていますが、1420系は真っ平らになっています。また、電車が発車するときなどに聞こえるVVVFインバータの作動音も他の車両とは異なった独特な音を出します。

私は他の車両とはひと味違うこの1420系が一日でも早く営業運転に復帰する事を強く望んでやみません。

1420系の車体は現在、名古屋線系統で運用されている1200系とほぼ同じである

休車であることを示す張り紙

※写真は全て検車区脇の道路から撮影いたしました※


奈良線に新種別「区間準急」

2006年05月22日 18時44分03秒 | 近畿日本鉄道

2006年5月15日 近鉄奈良線 布施駅

今年の近鉄のダイヤ改正で奈良線に「区間準急」という新しい種別が登場しています。

「区間準急」は昼間の時間帯に準急に代わって運転される種別で停車駅は難波・日本橋・上本町・鶴橋・布施・河内小阪・東花園と東花園から奈良までの各駅です。この種別は大半が大和西大寺発着で運転されていますが、平日は3本に1本の割合で奈良始発の列車が設定されています。(数本だけ奈良行きの列車もあり)

「区間準急」の登場によって区間準急の走る時間帯に設定されている。普通列車の半分が東花園発着の設定に変更され、東花園行きの普通は終点の東花園に到着後すぐに区間準急が到着し、乗り継ぎが可能なダイヤになっています。

「区間準急」アップ画像


近鉄学研奈良登美ヶ丘駅(今春開業の新駅)

2006年05月20日 18時57分27秒 | 近畿日本鉄道

2006年5月15日 近鉄けいはんな線 学研奈良登美ヶ丘駅

先日、この春に開業した近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅に遅ればせながら行って参りました。平日の昼間だったので駅周辺にはあまり人は見られませんでしたが、駅の周辺には既に大きな住宅団地ができており、通勤客が乗客のほとんどを占めている路線になっていると思われます。

この駅はけいはんな線の終端駅ですが、下の写真で判るように駅の島式ホームがなぜか車止めが有る方向でもすぼまっています。実はけいはんな線は近鉄京都線の高の原駅で延伸する計画があるので、延伸するときにこの駅を中間駅にしやすいようになっているのです。駅周辺の開発も駅の南北では進んでいますが、高の原駅がある方向の東側は駐車場と丘が有るだけでトンネルを使えば延伸は可能です。近鉄が実際に高の原まで延長するかはまだ分かりませんが、私は近鉄がこの新線に「けいはんな線」という名前をつけているからには京都線の高の原駅まで延長する気もない訳ではないのだと思います。

登美ヶ丘駅の東側の丘から撮影

駅構内にあった他の近鉄線の駅にある物とは違う色のリサイクルボックス