きままぶらり旅日記 by 軽キャン

定年を機会に軽1BOX車を車中泊仕様にDIY
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クーラーボックスの保冷力を確認(温度測定) 10/14追記

2014年10月14日 | おもちゃ箱
以前に使用していたクーラーは釣用として20年ほど前に購入した物(13リッター発砲スチロール断熱)なので、昨年の夏に新た車中泊用に購入しました。
同じダイワのRX GU 1800X。 18リッターのウレタン断熱のクーラーボックスです。
以前よりは少し保冷力に注視しました。
真空断熱がベターなのですが先がける物が倍以上になりますので影響を受けました。
それでも同社従来品の2.3倍の保冷力です。
購入当初から、どの程度の保冷が出来るのか温度測定をしたいと思っていましたが、今になりました。
ここから測定条件と測定結果について書かせてもらいますが、最後に考察としてまとめさせていただきますので、飛ばし読みをして頂ければ幸いです。
--温度測定 -------------------------------------------
保冷材としてクーラーサイズにあわせてホームセンターで購入。
ハイパー氷点下保冷材 (-12~-15℃、5時間)。能力的には中程度の氷点下タイプです。
2個底面に置くと、丁度良いサイズなのでこれにしました。

測定は昨年11月に搭載しました「テータ記録用USB基盤」を使用。
精度は廉価優先なので良くありません。(±2℃Max、±1℃程度の誤差はあると思います。) 
測定ポイント数は外部 3ポイントとUSB基盤内臓の合計4ポイントです。

測定は板に固定、センサーを保冷材に接触させて1点。
 250mリッターのペットボトルの蓋にペットボトル内と外に2点。
ペツトボトルには水を9割入れて凍らせてから測定しています。
※ 測定1(RX GU 1800X 基本)
まず基本としてクーラーの底に保冷材を置き、センサーをその上に置いて測定。

 センサー配線は小窓を外して発砲スチロール板で断熱しました。
※ 測定2(RX GU 1800X内面保温)
  
クーラー内の側面と底面に保温用として銀マットを追加。 その他は測定1と同じです。
※ 測定3(RX GU 1800X通常使用状態)
測定2の状態にタオルを上に置いてその上に2リッターペットボトル1本と500mリッターペットボトル2本を凍らせた物を載せ、更にその上にタオルを置いて
、内部を下・中・上の3種類の部分を作成。(車中泊でよく使うクーラーの使用状態です。)
各部分にセンサーを置いて測定。
   左から上層・中層・下層のセンサー位置です。
※ 測定4 (RX GU 1800X内部に小箱)
クーラーの中に小型の発砲スチロール箱を置いてこの中に通常の保冷材(450g)を入れて、箱内部で保冷材表面と中央部に2点。クーラー内部に1点。
車中泊の途中に冷凍食品などを購入した場合の保冷手段です。
  右は小箱内のセンサー(保冷材ビニールに挟み込んだ物と少し浮かして測定)
※ 測定5(旧クーラー 基本)
旧のクーラーで測定1と同様の測定。
但し、保冷材のサイズが合いませんので1個の片方は底面と浮いた状態です。
  小窓はありませんのでその間、蓋をしてテープでマスキング。
<<測定結果>>
※ 測定1(RX GU 1800X基本)

※ 測定2(RX GU 1800X内面保温)

※ 測定3(RX GU 1800X通常使用状態)

※ 測定4(RX GU 1800X内部に小箱)

※ 測定5(旧クーラー 基本)

--考察 -------------------------------------------
まず保冷材表面に付けたセンンサーですが接触が安定せず測定毎にバラツキがあります。測定内での温度変化のみ参考にして下さい。
以後、順次 気付いたことについて列記して行きます。
※ 測定1(RX GU 1800X 基本)
クーラー内部の温度が安定するのに2時間かかっています。これは保冷材が下の方に有るので、冷気がクーラー全体に行き渡るのに時間がかかっていると考えられます。
大体6時間で外気との温度差は10℃、12時間で5℃まで上昇しています。
また、ペット内との温度差が10時間程度でペット外(クーラー内部)と接近しだしていますのでペット内の氷がここで解けたと考えられます。
※ 測定2(RX GU 1800X内面保温)
保冷材はクーラー底面に置いていますのでここから冷気が最も多く逃げていると考えられます。ここに1cm厚の銀マットを置いてこの冷気の逃げを少なくしてみました。
結果、外部との温度差が10℃になるのが7時間、5℃になるがに14時間になり20%ほど保冷時間が延びています。
クーラーの外側でも同様の効果があると思いますがクーラーの取扱い上から内面にしました。
ペット内との温度差も12時間程度から小さくなっています。
※ 測定3(RX GU 1800X通常使用状態)
下層の保冷材は10時間程度もっていいます。(ここに冷凍物などを保存。)
そして中層は80時間で外気との温度差は10℃まで上昇しています。 そして、66時間後から温度が上昇しだしてペットボトルの氷が無くなったようです。
<外気の温度が上がった事で氷がなくなり、温度が上昇しているように思えます。>
上層もほぼ同時に温度が上昇しています。(ここには生野菜や冷やしたお茶などの飲料水を入れています。)
タオルでクーラー内の温度を3種類に分けて保存するものに応じてそれぞれの場所に入れています。またタオルで取り出しをし易くして冷気が逃げにくいようにしています。
ソフトクーラーボックスに別ペツトボトル氷を用意し、始めはこちらの方を用いて出来る限りメインクーラーを触らずにして氷を2~3日持たすようにしています。
※ 測定4(RX GU 1800X内部に小箱)
通常、上記の保冷がなくなりますと、通常クーラーはジャガイモ・タマネギなどの野菜を入れていますが、途中で冷凍物を購入した場合に冷凍物を発砲スチロールの小箱に入れ、 さらに小箱をクーラーに入れて保温する場合があります。
小箱の中によりますが今回の測定では20時間以上保冷していました。
※ 測定5(旧クーラー 基本)
以前使用していたクーラーについても測定1と同様の測定をして見ました。
同じ保冷材を使用していますので寸法が合わず保冷材の片方がクーラーの底面と接触していません。
結果、大体5.4時間で外気との温度差は10℃、13時間で5℃まで上昇しました。
意外と新しいクーラーと大差がありません。(あれ、買い替える必要は無かったか。)
ペット内の氷も16時間程度持っているようです。
よく考えて見ると容量が違います。 それを考慮(5.4時間×13リッター 対 6時間×18時間)すると1.5倍の保温力になるのか。
保冷材の大きさをクーラーの大きさに比例させると違いが出るはずです。(納得です。)
以上が今回の測定結果です。
今回が初回の測定なのと計測器の誤差があり、外気も変化していますので信頼性については乏しいですが、クーラーの中の温度はどうなっているのか気になり測定して見ました。
-- 10/14 追記 ----------------------------------------
10/2~4 諏訪方面から10/4・5静岡の磐田で開催される軽キャン・ジャンボリーに参加。
この時のクーラーの状態を追記しておきます。
10/2の朝7時に冷蔵庫からクーラーへ移しました。
 一番底には凍らせた2lペツトボトルのお茶と10/4用のビール4本を収める。
(過去には保冷材を一番下にしていましたが、最も温度の低いものはクーラーの中央にしました。)
 タオルを挟んで保冷材。
 またタオルを挟んで2lお茶の凍らした物とビール2本。
その上にタオルを乗せてクーラーは満杯。
上のビールは10/2と10/3用のビールで10/2の朝に作ったゆで卵と途中で買ったキュウリを10/3朝に空いた所に入れました。
勿論 クーラーは上部分だけしか触っていません。
  10/4 昼過ぎの状態です。
2lペットボトルお茶の氷は2本共、半分程度残っていました。ビール4本は冷え冷え。
お茶2本の内1本はナイトミーテング(親睦会)に。冷え冷えビールは2次会無しの為、そのまま我が家へ帰宅。
クーラー使用開始から55時間です。 氷は半分残っていましたので後1日は余裕。
余裕を持ちすぎて上記計測結果の確認にはなりませんでしたが、工夫次第で3日~4日程度でしたら何とか保冷出来そうな雰囲気です。


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