田植を控えた田んぼや休耕田も春爛漫の花畑。園芸種の様に艶やかではないが、見る目の持ちようで、静かで、しっとりとした風情は、園芸種よりも味わいがあり、周囲の自然に溶け込んでいる。なにせ無料なのだ。雑草と言えば雑草なんだけど。かなり昔の話だけど、昭和天皇が崩御して数年後、御付きの方の対談の中で、ご一緒に皇居内を散策の時に「雑草が増えてきました。」と申し上げると、陛下は「植物の中で雑草という植物はありません、全てそれぞれの名前があります。」と戒められた話があった。この季節の田んぼを見ると、いつも思い出す。たしかに今日の草畑を見ると雑草とは思えないのだ。
野草の百花繚乱。
我が家の庭は春秋同居。フジが咲いたと思ったら、モミジも真っ赤。自然の妙
野草の百花繚乱。
我が家の庭は春秋同居。フジが咲いたと思ったら、モミジも真っ赤。自然の妙