
有東木山から望む富士山A

有東木山から望む富士山B

有東木山を下ったコルから青笹山山頂を見る。

青笹山山頂(1550m)と富士山A

青笹山山頂と富士山B
山頂は風も無く穏やかで、比較的温かく(4℃)ついつい長居してしまう。
お目当ての南アルプス稜線の景色は丁度その高さに雲がかかり、雪に輝くその姿を望めないのが残念である。
しかし、富士山はすっきりと見え続け気持ちがいいものである。毎日自宅から見ているのとは、また一味違った趣である。
今年の初山行であるが、期せずして下の写真のような樹氷を真近で見ることができた。写真の技術も無く、ましてやポケットカメラでは十分な輝きと迫力を伝えきれずだが山頂での輝きを想像してご覧いただきたい。



さて、ここで今年からカモシカと一緒に山に登ったり、旅に出たりする際の相棒ができたので紹介します。
『 千晴 』といいます。よろしくね!!
いつでも青空と輝く太陽の下で山を楽しみたい、何処までも晴れ晴れとした気持ちでいたい、そして山や旅先で出会う人たちもまた晴ればれとした笑顔に輝き続けてほしい、そんな願いから相棒の名前を『千晴(ちはる)』と名づけた。
性別はシチュエーションで変えていきたい。時には初恋の恋人のような女の子で、時には屈強な山男として、・・・。『千晴』なら両方に使えるだろう。
でも、多くは前者のパターンでいこうかな?



千晴の写真を撮っているその時、僅か1~2分の束の間であったが
『 聖岳 』がその姿を現したくれた!!(写真下)

十分山頂で展望と樹氷を堪能した後、元来た道を下山にかかる。


青笹山より有東木山を望む。(左)
帰路、青笹山・有東木山を振り返り見る。(右)

雪道を下る。シカの食み跡である。

帰路、毛無山と雨ヶ岳(朝霧高原の西側)を見る。

地蔵峠手前から望む岩岳。

雪中を登山口へと下る。



一口メモ:
1、地蔵峠・・・昔は、この峠を越えて山梨から食料が運ばれた。
2、有東木<ウトウギ>について
山葵栽培発祥の地
その昔、落武者が逃れてきて大木のウロに身を隠したところから、
ウロギ、ウツロギ村と呼ばれ今日に至る。
展望:
生憎気圧の谷の影響で南アルプス方面は稜線の1番いいところが見られなかっ た。前回の石割山同様この時期にしては気温が高い。陽が差せば春の気配であ る。いつもならピーンと張り詰めた空気の中でクリアに遠望が利くのであるが。
薄白く見えて写真にはなりそうも無いので撮らなかったが、肉眼で確認できた主 な山を列挙しておこう。(順不同)
富士山・南アルプスずらり・八ヶ岳・浅間山・金峰山・八紘嶺・大谷嶺・山伏(やんぶし)・笹山・毛無山・雨ヶ岳・篠井山・王岳・甲武信岳・大無間・小無 間・愛鷹山・金時山~箱根・浜石岳・沼津アルプス・天城山・駿河湾と三保・十 枚山方面・安倍奥の諸々の山々・浅間原~南へ静岡方面への山々etc・
コース:
真先峠(8:20)~地蔵峠(9:15)~仏谷山(9:30)~
青笹山(11:00~12:50)~地蔵峠(14:20)~真先峠(15:0 0)
*今回は写真を撮りながらのんびりプランであった。
通常は、地蔵峠まで35分、青笹山まで90~100分。
温泉:
「黄金の湯」・・・梅が島温泉の少し手前。市営なので17:00がラス ト。泉質は最高によい。浸かった瞬間に体感できる!
料金が昨年一時、350円になったが また500円に戻っていた。
所感:
昨年はもう少し遅い時期に来たが一部膝から腿まで雪に埋もれるくらいであった。
寒がりなので雪のない暖かい所を狙ったが、期せずしてスノーハイクとなって しまった。登山口まで普通タイヤで行き着くことさえできればこんなに楽しい ことはない。樹氷も見られるおまけも付いたので、2007初山行としてはま ずまずの開幕であった。
今回は定例の静岡県側からの比較的楽な山行ルートである。山梨県側からも登 山可能であるが、登りも下りもかなり絞られる。
日の長い春なら葵高原から入り、尾根伝いに青笹、地蔵峠~岩岳~下十枚・十 枚山と縦走し、一旦地蔵峠まで主稜線を戻り、真先峠に下り、更に林道を葵 高原まで戻れば歩き応え十分な山行となる。花の時季がこれまた楽しい。
今年から『 千晴 』も一緒である。山は心のふるさとである。
全ての峰に憩いありである。低山からアルプス3000m峰の縦走まで今年も登り続けよう!
カモシカさんたら、おちゃめなんだから~。
樹氷、とってもきれいですね!
時には屈強な山男、時には純朴な文学青年、時には漂白の詩人、そして時にはおちゃめなカモシカです!
カモシカ共々、千晴ちゃんもヨロシクね!!