2007・1・21(日)
N響ソロ・コンサートマスター「堀 正文」氏率いるトップ演奏家集団=『 N響室内合奏団 』の名曲コンサートに酔い、至福のひと時を楽しんだ。
日本が世界の誇る高い演奏技術や音楽性で世界レベルの室内オーケストラとの評判である。
さすがに山スタイルでは行けないので、少しだけお洒落して出かけてみた。
隣席の紳士は一つひとつの楽章に頷いておられたが、
何処がどう素晴らしいのかは、音楽の素養がないので具体的にはコメントできないが 無条件に心地よい。非常にゆったりした気分に浸れた。
誰もがどこかで耳にしたことのある名曲ばかりであったが(文字で曲名を見ても?の方も聴けば覚えのあるものばかりです。)CDで聴くのとは大違いである。
生演奏の醍醐味というか空気の中を生きている音楽、音色が伝わってくる厚みと深い味わいがある。専門的なことはわからなくてもまあいいではないか。そう度々聴ける公演ではないのでちょっと奮発したチケットであったが偶にはいいものである。本物に接するまたと無い機会であった。登山以外にもこういう休日の過ごし方もあっていいのかな。言葉では表現しきれない感性を磨くためにも。
つぶやき:
世界のN響にあっては財政面でも問題はなさそうであるが、各地に存在する「○○フィル」は多くが財政難で悩んでいるらしい。自治体との折衝も大変だとか。
解散か、存続かで苦渋の選択をしているところもあるようで「NHKクローズアップ現代」では団員の給料35パーセントカットでやっと存続が決まった地方のフィルを報じていた。
“文化”というものを考えたとき、損得だけでその存在が脅かされるようでは先進国の一角に入る日本としては成熟してないというか、お粗末である。
地方に存在する各フィルが存分に活躍できるよな環境を整えてやりたいものである。
演奏プログラム:
モーツアルト作曲 アイネ・クライネ・ナハトムジーク
クライスラー作曲 美しきロスマリン/愛の喜び/愛の悲しみ
チャイコフスキー作曲 アンダンテ・カンタビーレ
ヴィヴァルディー作曲 四季
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