カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

ジャンダルム登頂への道 2009

2009-10-26 | 山行記録

2009・8・24

 ジャンダルムへの道     07’のジャンダルム編<クリックで>

 

 未明から濃い霧がかかって視界なし。日の出時刻になっても真っ白だ。

↑写真は、白出のコルからの取り付き。一瞬だけ霧が取れた時のもの。

 

 シャープな御来光は拝めず。 遅い時間になってしょぼい朝日が顔を出した。出発時間を遅らせて様子を見たが、視界は得られなかった。天気図も予報もまずまずなのだが。一抹の不安を抱きつつ奥穂まで登る。

 

 奥穂山頂からのジャンダルム方面の眺め。ジャンダルムもウマノセも全く見えない。これでは先に進めない。風が強く、寒い。チャンスを窺う。待つこと40分。これ以上スタートを遅らせるのはまずい。戻ろうか・・・複雑な思いが錯綜する。ようやく霧が動き、笠ヶ岳に日が射してきた。 Go!  幸いウマノセに到達する間に、ぐんぐん霧が晴れ、青空も広がりだした。

 ーA

 思わず竦んでしまうウマノセのTOP。 はじめの一歩!

 ーB

 信じられないでしょうが、これが登山ルート!

 ーC

 ここを下るのが、大縦走の最も楽しみポイントなのである。

 

 手前の人、ウマノセの中間地点を下る。正面にはジャンダルムの姿が。

 

 ウマノセ下降途中からの槍と裏銀座の名峰たち。

 ここから撮る人は、そうはいないだろう。貴重なショット!

 

 あと1/4で、スリリングな急降下が終わってしまう。 もう少し楽しみたいな!

  以下、ウマノセを登下降する登山者を下から撮影。

 

 タイミング悪く鉢合わせした二人。両サイドはナイフエッジとなって切れ落ちてる!

 

 

 ここで待ってるから、登ってこ~い!

 

 

 

 無事に交わって・・・。

 

 空中に体を露出させ、高度感たっぷりの岩稜歩きだ!

 ダイナミックに急降下!

 

 

 

 

 

 

 ↓ 交わった人は、ウマノセのTOPに消えていった。

 

 

 

 こんな場所に立って写真を撮るのは、カモシカくらいのものでしょう  笑

 

 ここを下るのは面白い分 危険と緊張度は高まる!

 

 先行する登山パーティ。

 

  急降下してきたウマノセを振り返る

 小ピークで半袖になり、記念写真

 

 ジャンダルム&ロバの耳の雄姿      オレンジ色の登山者が見えますか?

 アップで

 9/11の県警のヘリ墜落現場付近

 

 迫力のジャンダルム! 

 まもなくあそこの垂壁<白く見える左>を直登するんだと思うと 胸が高鳴る!

 

 ロバの耳を登る登山者と右へのへつりトラバースポイントが見えていますね。

 アップ

↓特大の写真=上下左右に動かしてご覧ください。

 

  ←小さい画像で見ると・・・。

 

 9/11 この付近で遭難事故が・・・・。現在も墜落ヘリの残骸が残る。

 

 

 ウマノセを通過してから、ロバの耳の鞍部に下ってくる急斜面を振り返る。

 2年前は、ここで後続登山者による落石が! 間一髪で免れた記憶が蘇る。

 

 槍、北穂、涸沢岳と縦走してきたルートが手に取るように眺められる。

 先行するパーティ

 下から見上げる

 

 ザイル確保しての登攀だ。

 

 タイミングを図って、追い越しさせてもらう。 

 

 足元を見下ろせば、登攀中の岩と格闘するパーティの姿が見える。

 

 行く手にはジャンダルムが!

 

 槍、北穂のラインと裏銀座の山なみ

 

 笠ヶ岳とジャンダルム。

 

 ジャンの基部に向う先行者。

 

 ジャンダルム垂壁の直登に入る登山者

 

 ↓ジャン基部からの展望:時計回りに

 

 笠ヶ岳、黒部五郎方面

 

 薬師、水晶、槍方面。

 

 奥穂、ウマノセ方面。

 

 焼岳、乗鞍、上高地方面。

 

 正面のジャンダルムと対峙する。

 

 ジャンダルムへ最接近!

 

 直登ポイントに迫る!

 ↓もう一度展望を楽しんでから、アタックに掛かるとしよう。

 

 黒部五郎、薬師、水晶・・・

 

 槍、北穂、涸沢岳、白出のコル・・・

 

 ロバの耳・・・

 

 ロバの耳通過中のパーティ・・・

 

 コブ尾根の頭と上高地方面・・・

 

 山が生き甲斐 落ちれば死骸 鉄砲登りの息づかい♪

 ガレよ岩場よ ジグザグ道よ   迫る岩塊   ジャンダルム♪

 

 ジャンダルム直登のクライマックス!

   ×ペイントの左を直登する。

 

 呼吸を整えて、紺碧の空へとそそり立つジャンダルムの岩肌の感触を確かめる。
            「また逢いに来たよ!」 

 

  直登するカモシカ。   慎重に登る。

 

 

 今年もジャンダルムの頂に立つことができた!

 爽快である!  ヤッター! 大きな感動は何度味わってもいいものである。

 ここに至る岩稜縦走の醍醐味と達成感と歓びと感謝・・・・・・。

 

 ジャンダルムからの素晴らしい展望は、次回の記事にて。

 

   「ジャンダルムー2」に続く。

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 07’版 ジャンダルムへの道... | トップ | 鬼ヶ岳・十二ヶ岳ほか奥御坂縦走 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (つばさ)
2009-10-28 20:41:23
ジャンダルム、感動とスリルの局地ですね。
険しい岩稜を登頂して、登ったものだけが味わえる境地といえるでしょうね。こんなところで本当に足もとまで写真をよく撮っていますね。まさに黄色線まで下がって、慎重にしてくださいですね。
返信する
つばささん ( カモシカ)
2009-10-29 08:14:22
早速のコメントありがとうございます。

>ジャンダルム、感動とスリルの局地
奥穂から眺めると登高意欲を掻き立てられますね。ここへのアタックは、ステップの積み重ねがありました。

>こんなところで本当に足もとまで写真を
カモシカスタイルの画像とご理解ください 笑
返信する
ヒャッホ~ (RN)
2010-02-07 12:23:05
穂高連峰ジャンダルム すごいね さすが~カモシカさん はっと息をのんじゃうね。
NHKテレビで田部井淳子と内多キャスターがジャンダルム縦走してるのやってたね。山登りできるかな?のRRさんも。
返信する
RNさん ( カモシカ)
2010-02-07 21:11:02
穂高好きなんです! ジャンダルムはまた格別! 夏の恒例行事です。
NHKのあの北アルプス縦走の番組は、高視聴率だったようですね!
夏のアルプス一般ルートなら、時間を掛ければ経験や年齢、体力も問わずに楽しめますよ。
返信する

コメントを投稿

山行記録」カテゴリの最新記事