カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

唐松岳 ライチョウの砂浴び・クロサンショウウオ・花*花

2020-09-07 | 山行記録

 

唐松岳 

ライチョウの砂浴び・クロサンショウウオ・花

TOP写真は、朝ドライブで眺めた白馬三山。 

いい山登りになりそうな予感。 心ときめく♪

  

2020/8/21 雲わきたつ夏のアルプスらしい山行であった。

猛烈に暑い日で、日本海側の低気圧の影響を受ける前のピンポイント登山である。

白馬三山や天狗尾根、不帰Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ峰などの展望は言うまでもなく、

美しき八方池、クロサンショウウオ、山ガール、

山頂で豪快に砂浴びを見せてくれたライチョウ、

初秋の高山植物の花々と内容の濃い夏山山行であった。

八方尾根の稜線までは、リフトで空中散歩♪

唐松岳もお気に入りのカモシカ・マイ100名山で ほぼ毎年登っている。

時系列の詳細や展望は 過去記事を参照。

今回は、周囲の山々がガス包まれていて山岳展望は360度とはいかなかったので

スカッと360度の展望ではなかった。

その代わりに私を楽しませてくれる生き物たちとの出会いがあった。

ライチョウも普通に見かけるのとは違い、地面をほじくり返し

小石を飛ばし、砂煙を上げての豪快な砂浴びの様子を観察できた。

八方池では、クロサンショウウオ登場などポイントを押さえた編集となっているので、じっくりお楽しみ頂ければ幸いである。

スタート直後の八方尾根の様子。

白馬三山。  早くも雲が・・・・・。

八方尾根を進む。前方に目指す唐松岳と不帰ノ険が望めるようになる。

ガスが展望を見え隠れさせる。

不帰Ⅲ峰とⅡ峰

八方尾根をさらに進むと 八方池手前で視界が開けてくる。

不帰Ⅲ峰とⅡ峰とⅠ峰。そして、天狗の大下り。

思わず立ち止まって見入ってしまう素晴らしい眺めだ。

不帰Ⅲ峰・Ⅱ峰(南峰~北峰)・Ⅰ峰

天狗の頭を中心とする天狗尾根

白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳=白馬三山

上記写真の山岳展望をそのまんま映し込む八方池。

千晴「ワンだふるぅ~~~!」

まるで絵画のよう!

自然が創り出す芸術作品だ。

雲が動いて、クリアな絵画が見えなくなる。

瞬く間にガスに包まれる。

<今回の山行、何回となくこのパターンが繰り返された>

 

↓  ↓八方池の水面に視線をやると クロサンショウウオがいた。

正しくは、ハッポウクロサンショウウオ。

寝ぐらへ戻るところ。

ウーパ-ルーパーのように可愛い奴です♪

 

途中割愛して

丸山ケルンの建つ丸山山頂。

火打・妙高、戸隠、飯縄山方面が見えるはずだが、

下界からもくもくと湧き上がる雲海のみだ。

不帰Ⅲ峰・Ⅱ峰(南峰~北峰)・Ⅰ峰、天狗大下り

白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳=白馬三山

迫ってくる雲の動きを想像しながらご覧ください。

丸山にて

丸山を過ぎれば、目指す唐松岳まではあと僅かだ。

さあ、出発しよう!

稜線を辿ると右手奥に唐松岳が姿を現す。

名残のコマクサが僅かに咲く砂礫の尾根を進んだ先が唐松岳だ。

立山連峰や剱岳が見えてくる!

迫力の五竜岳も左手に見えてくる!

山頂直下の登り。

唐松岳山頂。

剱岳方面、あっという間に雲に覆われてしまいました。

この日、八方尾根から唐松岳までをほぼ同じペースで歩いた

山ガールAkihoちゃん。

五竜岳方面

唐松岳山荘方面

不帰、白馬岳縦走路方面

唐松岳の周囲があっという間に雲に包まれていき、展望がなくなる。

しかし、副産物あり! 不帰縦走路側崖っぷちのハイマツ帯から登場!

<天気下り坂の前兆なので、本当は現れて欲しくはないのですが>

なんと唐松岳山頂に ライチョウが姿を見せた!

どっこいしょっと。

さあ、ここからがスクープ映像!

ライチョウの砂浴び!!

小石を飛ばすわ!

砂煙を上げて全身に浴びせるわ!

羽の隙間にどんどん砂を

足で地面を凹むほどパワフルに掘削し 全身をこすりつける!

ニワトリの砂浴びより格段、迫力がある!

ボコボコにした地面とえぐり出した小石!

羽がボロボロになってしまうのではないかと思うほど 大胆!

まあ、人間で言えば、「入浴シーン」ですな!

秘蔵映像ですな!

人間なら「いい湯だな♪」の場面。

 「唐松岳の砂、サイコー気持ちいい!!」

口開けて、恍惚の表情ですわ。

「気持ちよくなったから 帰りますね~~!」  スタスタスタスタ。。。

展望はなくなったが、

貴重なライチョウさんの「砂浴び、ライブショー!」が楽しめたのでした。

唐松岳よ さらば。 

振り返るとガスが取れて晴れていました。

 

さて、今回の山行は花も楽しめましたよ♪

ウサギギクやイワオトギリなど名残の夏の花も少しありましたが、

夏から秋へのお花の季節のバトンリレーが行われており

紫系統の花が主流となっている感じです。

では、ほんの一部ですが今回の唐松岳山行「花図鑑」

夏の山行く 人の心は 高嶺の花に 咲いて語らん♪

登山道脇の斜面を埋め尽くすカライトソウの群落

斜面下方には、紫色が目立つウツボグサの群落

イワギキョウ

トウヤクリンドウ

タテヤマリンドウ

チングルマの群落 

盛夏の代表的な高山植物だが、花はとっくに終わっている。

現在は、果穂が輝き、風に揺れている。

オオヒョウタンボク

夏には、真っ白な花が付いているが、今は真っ赤な実!

ミヤマトリカブト

ウツボグサ

ワレモコウ

タムラソウ

ハクサンシャジン

コウメバチソウ

タカネマツムシソウ

ノコンギク

シモツケソウ

おまけ

復路の丸山ケルン

不帰ノ險Ⅲ峰

復路の八方池

 

今回も登らせてくれた山に感謝。

自然の素敵な出会いにありがとう。

 

参考:快晴の唐松岳&八方池 <夏山山行 第3弾 H30>

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