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カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

北横岳(雪山デビュー 2-A)

2008-01-17 | 山行記録

2008・1・6

 北横岳<雪山デビュー 第2弾>

 

  お手軽アプローチで一気に2,230mへ。

  白い頂と澄み切った青空が、今日もお友達だ。

  今年も、『快晴男』伝説が語り継がれることであろう。

 

 山頂駅前のキツツキさん。
 スノーシューハイクのクリスマス・イブの時より雪が少ない。寒さもゆるい感じだ。
   ↑クリック

 

 縞枯山を望む。

 

 小高い坪庭、2250mを見上げる。

 

 北横岳を遠望する。

 

 坪庭の看板。
イブの時はあんなに凍て付いていたのに今日ははっきり文字が見える。エビの尻尾は微塵も付いていない。

 

 坪庭の雪の造形

 

 縞枯山と坪庭の雪原を背にルートを左に折れ、北横岳を目指す。

 

 登り始めの様子。まだまだ序の口。

 しかし、やや登りが急になる辺りから雪質が変化。ツルリン。

 早めのパブロン、いやアイゼン。

 

 高度を上げていくと坪庭の向うに南アルプスが見える。

 ここで、先行する登山者に追いつく。

  写真を撮っていただく。

 

 

 ソフトクリームのような樹林と青空に感嘆しつつ 余裕で登っていく。

 

 

 あっという間に北横岳ヒュッテに到着だ。

 ここは樹林が一旦切れているので、強風の前兆があった。雪が飛ぶ。

 

 この先は、真っ白で ふわぁ~とした柔らかい感じの樹氷のトンネルが続く。

 この間しばらくは風は感じないで済む。

 

 しかし、登りに差し掛かり青空が望めるようになると、それと引き換えに

 

 強風と共に雪が舞う!台風並み!ウェアに雪が着くのは当然のこと。

 さらに驚いたのは、カメラが雪で真っ白い箱になってしまったことだ。

 シャッターを押すだけのほんの僅かな時間なのに、瞬間吹雪!

 そんな中、撮った1枚。

 一瞬にして視界がなくなります。

 この状態を断続的に繰り返す。もちろん山頂でもこれは続いた

 (写真は風が収まった青空タイムの視界があるときばかりですが)

 

 南峰手前のモンスター。風が収まれば、こんな青空

 

 さあ、登りきったぞ。

 

 北横岳南峰。 八ヶ岳連峰と南アルプスもバッチリです!

 

 南アルプスの右には中央アルプス、御嶽山が展開する。

 写真の白い光は、吹雪いた時レンズに付いた雪が即凍って、
 落とせなくなりそのままパシャリ。

 

 車山北アルプス

 

 

 蓼科山と後方に北アルプスずらり

 ここまで何気に展望をお見せしていますが、体を張って、踏ん張って、
 カメラをがっちり押さえて、
必死に撮りました。

 

いくらか風がゆるいときに撮影してますが、帽子に手を添えないと飛ばされそうなそうな勢いです!(ダブルクリップしてますが)

 

 北峰を目指します。

 

 白いモンスターに囲まれたアーチの中を登って行きます。

 

 その前にもう1回、標柱の周りを一回りして展望を楽しみます。
 お気に入りは、八ヶ岳!の眺め

 

 北横岳・北峰登頂! <2,480m> 八ヶ岳の眺めが最高だ!

 

 登頂記念のバンザイ写真ですが、
 余りの風の強さに右足とお腹を山頂標に押し当てて、風に抵抗しています!

 (この時はまだ、紺色の耳当て付きゴア冬用キャップが・・・・・・)

 

 銀行強盗に変身! もう逃げられない「手を上げろ!」ではありません。

 上の写真の後、体が浮くような猛烈な風を体感。
 あっという間に、ダブルでクリップしておいたのにぶっちぎられて帽子が
 浅間山方向の空の彼方に消えました!

 因って、ここからは目出し帽姿です。

 

 山頂には、写真を撮っていただいた地元松本の方と
 抜きつ抜かれつでここまで来た青いウェアの1眼レフを持った方と私の3人きり。

 展望を写真にと思いますが、
 風が強くて構えても揺れてなかなかシャッターが切れません。
 思わず、耐風姿勢をとり1からやり直し・・・・・。

 立っているのに危険を感じたときは、大岳方向の登山道(雪深くトレースなし)に
 少し下って、樹木の間に身を隠して、一時緊急避難です。

 

 浅間山方面。

 

 浅間から続く四阿山、根子岳

 

 蓼科山と北アルプス

 アップで。

 

 御嶽山

 

 中央アルプス

 

 南八ヶ岳の峰々。

 

 車山と北アルプス

 

 可愛らしいモンスター八ヶ岳の峰々

 

 展望を満喫し、南峰に戻ります。

 正面に南アルプスを眺めつつ、白いモンスターロードを行く。

 

 南峰の下り端、この眺めがやはりお気に入り!

 

だいぶ収まったところですが、中央付近 雪が舞い上がっているのがわかりますか。

 

 ヒュッテからスノーシューで登ってきた人がいた。
 (同じ色のウェアですが他人です。)

 

 南峰まで上がりましたが、この方は猛烈な風にすぐさま退散。
 アイゼンがないとやはり踏ん張れないかな?

 

 北横岳ヒュッテへの下りです。

 風が止めば、こんなに綺麗なソフトクリームロードです。

 

 青空に映えます。

 

 分厚い白いコートをまとった森の樹々。

 

 今にも歩き出しそうな感じだ。一つひとつの樹々に表情があって面白い。

 

 北横岳ヒュッテ前を通過して ふかふかの雪を三ッ岳へと向かう。

 

   「三ッ岳(冬山デビュー2-B)」 につづく。

 

 


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18 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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コメントつづき (Unknown)
2008-01-22 21:50:21
☆ROCKYさんへ
↑続き。
ROCKYさんの時には、風が吹かなかったんですね。ラッキー!
次回は、強風を体験してみたください。

☆りんさんへ
 レポを詳細に観て、読んでいただき ありがとうございます。
確かに雪山の美しさは感動ものです!
写真だと断片的な美しさだけですが、基本的に雪山は厳しいと思います。
夏山とは一線を画すトータルでの実際の難しさにどこまでやれるものやら?
返信する
大寒の昨日、伊豆の山々は久々の雪! (カモシカ)
2008-01-22 21:33:46
皆様、お返事が遅くなりましてすみません。
しばらく忙しい日が続きました。難題も発生し、一つひとつ片付けなければなりません。
しばらく事に集中せざるを得ないかもしれません。コメントへのお返事も遅くなることがあるかもしれません。そんな場合はどうかご容赦ください。

☆シャインさん
 確かに晴天に恵まれると雪山は美しく輝きます!
 感動ものです! 雪山初心者は、好天あっての山行 です。1日中吹雪の中でも自在に行動できるように なりたいものです。

☆B作さん
 晴天が私を招くのか、私が晴天を呼び込むのか?
 我が山行は晴天率が高いので、太陽さんとはお友達!冬山の稜線での風、怖い要素のひとつです。
 ジャンプしたかどうかはお楽しみ!

☆やまとそばさん
 ありがとうございます。
 幸運なのは晴天に恵まれてのことです。
 雪山初心者が、1日吹雪の中で、行動するような状 況は怖いです。

 
☆三脚マンさんへ
 ありがとうございます。
 晴天率が高いことは、やはりトクですね。
 雪山初心者が行動するには好天が、条件ですね!
 改めて、山の風の怖さを知りました。
 
☆ROCKYさんへ
 北横岳はお手軽な割りに十分、雪山が楽しめますね。ロッキーさんの時に雪が分ルンです
返信する
素晴らしい空の青さ雪の白さ (りん)
2008-01-21 23:31:37
青空の写真だけを見ていると物凄くお天気でいいなあと思っていましたが、実際は強風の中しっかり踏ん張っていらしたのですね。
そして一面真っ白になっている時もあり、努力の賜物なのだと言うことがよく分かりました。
雪の造形美を目の当たりに出来てどれほど素晴らしかったことでしょう。
写真でこれだけ感動出来るのですから・・・。
私も今年は無理ですが来年辺りから雪山に復帰したいなあと思っています。
返信する
Unknown (ROCKY)
2008-01-20 20:03:13
ボクも行ってきました・・・北横岳
いつもより 少なめの雪だけど
さすがに北横岳は 充分楽しめますよね。
いつも強風に悩ませられるのに・・
昨日は 風 弱かったです。
北峰では 無風でした・・・。
(*’-’*)アハハ♪
返信する
こっちも素晴らしい! (三脚マン)
2008-01-19 13:38:47
いいですね~!
まさに晴れ男!
いい時に登られました。

ヤツの風は侮れませんね。
私も気をつけます。
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快晴・・・ (やまとそば)
2008-01-19 08:47:15
本当に、カモシカさんの山行はいつも快晴ですね!
まさに、快晴男・・・。
モンスターも良いし、山々の展望も最高~!
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悪天ヤロウの遠吠え(某ブログパクリ) (上松 B作)
2008-01-19 05:26:41
太陽ヤロウさんうらやましいっす!
風があるとはいえこの大展望・・・

つぎは三ッ岳ですね、頂上でジャ~~~ンプ!!・・・しないように・・・
返信する
堪能です~ (シャイン)
2008-01-19 00:23:06
通して拝見させて頂きましたぁ♪
うぅ~ん。陣馬山での浅~い雪とは大違い^^;
もの凄すぎますぅ。。
好いお天気で、心ゆくまで白銀満喫ですね~♪
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ロビンさんへ (カモシカ)
2008-01-18 22:00:44
>まったく太陽ヤロウですね。(笑

無風で、あったかそうに見えるって 風が止んだ瞬間、瞬間に撮ってるんだもん。 結構時間かけたんですよ~~。寒かったぞなもし。
トータルでは、太陽と仲良しでしたけど。
今度行く時は、太陽ヤロウも連れて行ってくださいな。 快晴の守護神に(笑

>お手軽だけど
雪山の素晴らしさをある程度楽しめるお山ですよね。

雪山初心者には、ありがたい存在ですね。
もう少し慣れたら赤岳、行きたいなぁ~。

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ぜいぜいさんへ (カモシカ)
2008-01-18 21:46:51
>強風の雪山デビューだったのですね~

そう、帽子が~~~!涙、なみだ、、、
あっという間に。

>白と青の世界

雪山の晴れ!すっかり虜になります!
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いくさんへ (カモシカ」)
2008-01-18 21:43:44
>、じっくりじっくり見せていただきました。
 
光栄です!ありがとうございました。また頑張れます。

>ものすごい写真の連続で、ため息です~。

これが結構大変なんですよ!

>雪の下が穴で、落ちちゃうなんてことないんですか

蓼科山は大丈夫です。フラットで雪もちゃんとのってますから。
ズッポリはまる恐怖の山は、次回登場の三ッ岳です。

>このまま空を飛んで八ヶ岳まで行けたらいいのになー。
そう、グライダーのようにね!
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食う寝るさんへ (カモシカ)
2008-01-18 21:37:30
>オイラたちの時より展望いいではないですか~?

お陰様で、今年も快晴まっしぐらで行こうと思います!(笑
快晴のお供にカモシカを!
返信する
カルネさんへ (カモシカ)
2008-01-18 21:35:07
ありがとうございます。そのうち出かけてみてください。

>金時山へ行きたいのですが、やっぱり雪の装備が必要でしょうか
 今日夕方の冷え込みで、箱根は雪雲の中。
 明日なら軽アイゼンは必須です。
 通常ですと、お守りに軽アイゼンでOKです。
>雪解けはいつごろかな?
 根雪になるような山ではありません。日が当たればすぐ解けます。むしろグチャグチャ歩きがステンコロリンで嫌かもです。
状況は時々で変わるので、山行直前にまたお尋ねくださいね。

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Unknown (ロビン@お仕事)
2008-01-18 12:59:28
なんだか数枚の写真をのぞいたら
無風であったかそうに見えるのはなぜ?
まったく太陽ヤロウですね。(笑

でもここって 本当にお手軽だけど
雪山の素晴らしさをある程度楽しめるお山ですよね。
ゴンドラがあってよかったばってん 
返信する
Unknown (ぜいぜい)
2008-01-18 12:21:08
強風の雪山デビューだったのですね~
なんか、ベテランさんみたいなんですけど~
でも、白と青の世界はカモシカさんならではのばっちり風景ですね。
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蓼科山と北横岳 (いく@しずおか)
2008-01-18 09:18:29
カモシカさん おはようございます。
じっくり見たいなーなんて思っていながらも
どたばたの毎日で、今朝、じっくりじっくり
見せていただきました。
ものすごい写真の連続で、ため息です~。
私は冬山行けないので、楽しませていただきました。

蓼科山は山頂に大きな石がごろごろしてて
夏は、その石の間に落ちないように気をつけるけど
冬だとどんな感じなんですか?
雪の下が穴で、落ちちゃうなんてことないんですか?

北横からの下りから見下ろす八ヶ岳 いいねー。
このまま空を飛んで八ヶ岳まで行けたらいいのになー。
返信する
Unknown (食う寝るさんだ~す)
2008-01-17 23:42:17
ありゃりゃ?
オイラたちの時より展望いいではないですか~?
風は強かったようですが・・・
雪の量も変わらない印象ですけど

三ッ岳のレポ、待ってますからね~
返信する
Unknown (カルネ)
2008-01-17 21:37:57
写真では風を感じることは出来ませんが、本当にすごい突風が吹くようですね!
ダブルグリップの帽子でも軽く飛ばされてしまうなんて!
写真では爽快な青空と白いモンスターと遠謀の山々。
行ってみたいけど、怖すぎてビビってしまいそうです!

やっぱり、見るだけに・・・しておこう~^^

ところで、金時山へ行きたいのですが、やっぱり雪の装備が必要でしょうか?
雪解けはいつごろかな?教えてくださ~い
返信する

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