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カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

ハクノリ雪山登山 カモシカ危機一髪!

2013-03-24 | 山行記録

 

   白馬乗鞍岳<ハクノリ>雪山登山

 

    カモシカ危機一髪!

 

 

    ダイジェスト版・・・・・クリックで。

  

  画像で綴るカモシカさんの山行記録。

  今回の雪山山行は、ブリザードに耐える時間帯が長く やや厳しいものでした。

 

 正面に爺ヶ岳~鹿島槍~五竜岳などを眺めながら、信濃路アウトバーンをドライブ。

 

 爺、鹿島槍がグーーンと迫って見えてくる!

 

 白馬村からは、白馬鑓・杓子・白馬岳の白馬三山が一望できる。

 

 栂池からは、白銀に輝く八方尾根を手前に五竜、鹿島槍をずっと左手に眺めながら登る。

 *強風のためRWが運休 ゲレンデTOPから歩こうかと覚悟を決めたら、1時間遅れで何とか運行!

 

 栂池自然園で白馬三山をバックに ハイ、ポーズ!

 

 前日金曜日の猛烈な強風で 栂池にも「黄砂」が飛んで来たようだ。

 例年は、真っ白だが、今回は表面が黄茶色になっている所がある。

 輝く純白の雪原ではなく、ややがっかり。

 

 やや上部に登って 白馬三山を眺める。

 

 白馬岳

 

 白馬槍ヶ岳と杓子岳

 

 天狗原に向けて 尾根取り付き付近からの眺め。

 

 白馬岳

 

 八方尾根

 

 真っ白な小蓮華岳、白馬乗鞍岳<ハクノリ>を見ながら尾根を行く。

 

 白馬三山 A

 

 天狗尾根~不帰キレット~唐松岳、八方尾根~五竜岳~鹿島槍ヶ岳 B

 A'

 B'

 

 傾斜が緩い内に 取り敢えず1枚!

 

 天狗原に向けては、積雪期は直登一気登り!

 

 バックカントリーのボーダーやスキーやが登ってきました。

 結構きつい斜面であることがわかるでしょ!

 正直、この部分の登りはしんどいです。

 

 時折、ブリザードに見舞われながらの登りとなりました。

 

 耐風姿勢でじっと耐えるバックカントリーのスキーヤー。 右の先頭は倒れました↓

 

 一瞬の快晴! テレマークスキーヤーが華麗な滑りを披露♪

 

 テレマークスキーヤーがいなくなると同時にまたブリザード!

 今回は、この繰り返しで例年より登りに余計な時間を費やす。

 標高を上げるにつれ、強風のパワーも増していく。

 

 天狗原に到着。

 天狗原の祠がある岩場を見れば 強風の様子がわかりますね。

 

 一人、先行者がいました。余りの強風に岩に身を寄せ固まったように動きません。

 

 祠の脇に設置してあった風向・風力計はプロペラがもげるのではないかと思えるマックスな回転!

 

 ブリザードが吹き荒れている間は何も見えませんが、おさまった一瞬。

 ハクノリの美しく、大きな真っ白い斜面が 早く来いと誘います。

 

 凍てつく眺望。杓子、白馬鑓 唐松岳、八方尾根 五竜、鹿島槍方面

 

 ハクノリの大斜面と千晴

 

 バックカントリーのスキーヤーたち

 

 超強風との闘いだけど 先へ進みましょうか?

 

 ハクノリ目指して Go!

 

 ハクノリの斜面から叩きつけるように吹き降ろすブリザード!

 

 八方尾根方面も視界から消える!

 

 振り返っても 天狗原もほとんど見えず!

 

 一瞬、風がおさまると天狗原も見えてくる。

 

 と、次の瞬間 またしてもブリザードで視界がなくなる。

 中央に光って見えているのは、風力計。

 

 おさまる。

 

 直ぐに ブリザード!

 

 おさまる。

 

 ブリザード!  この目まぐるしい繰り返し。

 風が吹き荒れている時間帯は 耐風姿勢を取り、じっとしているしかない。

 

 ハクノリ目指して、前進! 昨日の黄砂で一部斜面が薄茶色だ。

 

 雪崩の影響が少ないと思われるルート取りで 好きなようにバーンを登って行く。

 稜線は 常に雪煙が舞っているのが見える!

 

 先行する登山者。 強風で一人倒れた!

 以下、ブリザードと闘いながら登攀していく岳人たち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当に厳しい気象状況の中での急登です!

 この様子を撮影するカモシカ自身も必死!

 

 稜線が近づいた! もう少しだ!

 

  寒い! 痛い!息ができない! ホワイトアウト!

 

  「ファイトー! 一発!」 リポビ○○D!のCMの世界である!

 

 頂稜手前で、しばし風がやんだ。

 いつもならふかふかの真っ白い斜面だが、強風に削られた斜面がワイルドだぜ~!

 

  その青空との境目がハクノリの頂上だ!

  さて、ここから先がひろ~~いハクノリ山頂♪ 超強風が叩きつける! 

 誰もいませ~~ん!

 

 山頂に飛び出して驚いた! ぬおぉ~~~! めっちゃ風が強い!!

 全く雪が積もってない! 画像ではわからないだろうが、猛烈な風が吹き荒れています!

 正面に 小蓮華岳・白馬岳。中央の黒い三角がハクノリの山頂ケルン。

 岩陰に隠れて 腕だけ伸ばしてファイダー確認なしでぐるりの展望を撮影。

 

 後方=頸城山塊<焼山、火打ち、妙高など> この右に高妻山や戸隠も見えているが

 シャッター押せず。→→ 風に煽られて、身体が浮いて一回転。 危機一髪!

 岩に頭ぶつけなくてよかった。。。

 

 雪倉岳

 

 雪倉岳、朝日岳、白馬大池方面

 

 取り敢えず、腕だけ伸ばしてシャッターを切る。

 

 小蓮華岳方面とハクノリ山頂ケルン

 厳冬期に何度か訪れたハクノリ山頂であるが、こんなに雪がないのは初めてだ。

 それほど強風で吹き飛ばされてるってことだ。

 今回は、「恐怖を感じる風!」であった。 ここまでが限界

 山頂ケルンまでどうしても前進できない。常に強風が吹いている。

 時折、身の危険を感じる超超強風が襲い掛かる!

 

 今回は小蓮華方面や白馬大池方面への遠征もなし。山頂ケルンにさえ辿り着けず。

 約20メートル手前で 退却。

 ☆ハクノリの山頂で ゆっくり遊んだ時の雪山山行が懐かしい♪ ☆

 

 バーンTOPまで戻ると積雪はたっぷりあります。山スキーヤーが一人休憩していたので

 撮って頂きました。ボカシではないですよ!ブリザードのおまけでクリアでないだけです。

 

 頸城山塊の眺めからしても 風が強く吹いているのがお分かりでしょうか?

 

 バックカントリーのスキーヤーに続いて下山するとしましょう。

 

 

 登っている時は背中を押してくれた妙高・火打、高妻山・戸隠連峰などを正面に見て

 

 ハクノリの広大なバーーンを急降下!

 

 中腹で登って行く山スキーヤーとすれ違う。 だいぶ風が緩やかになってきた。

 

  天狗原まで下ってくれば ひと安心。

  平らでふかふかのはずの雪原が 強風にえぐられている。

 

  雪山の危険は 雪崩や滑落もさることながら、改めて風の恐怖を実感した山行であった。

  この先は風も緩んでのんびりと下山することができた。

 

 

 *参考画像*(今回ブリザードで鮮明に見える時間が短かったので)

 

   快晴無風の時のハクノリからの頸城山塊の画像。
  「白馬乗鞍岳」の山頂からは「妙高山(右)」、「火打山(中)」、「焼山(左)」も良く見える。

 

 雪山登山は、冬の美しい雪景色と青空のコントラスト見ることが出来るのが魅力だ。

 同時に自然の厳しさも改めて思い知らされる場でもある。

 今シーズンも無事に登らせてくれた雪山に感謝♪       

 


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (つれぞう)
2013-03-26 19:30:59
 私らが軟弱山行してるときにこんなとこ行ってたのですね。k嬢が連絡ないのでちょっと?!心配してましたよ。
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つれぞうさん (カモシカ)
2013-03-26 22:17:29
女神岳山行だったようですね。会の連絡、来ませんでしたよ。冬場は冬眠かと心配しておりました。こちらはマイペースで雪山JOYしておりました。
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Unknown (つばさ)
2013-03-31 16:41:01
ものすごい強風が吹いていたのですね。
晴れ男のカモシカさんにしては珍しいですね。
無事に帰れて何よりです。
雪山は天気が変わりやすい上に、ホワイトアウトになると、前が見えないので、危険ですよね。
私は、東京より気温が結構高かった27日に、木島平でスキーをしてきました。
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つばささん (カモシカ)
2013-03-31 21:07:10
下界は静穏な晴れだったようです。ある程度の風は予想していましたが、前日黄砂をもたらした上空の強風が山ではまだ勢力を保っていました。ブリザードは、辛いです。

木島平、いいですね♪温泉もいいし♪
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