カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

唐松岳<ガス>+八方尾根<百花繚乱>

2017-08-07 | 山行記録

 

唐松岳<ガス>
              +八方尾根<百花繚乱>

 

 

 

 せっかく取得した7/28日からの夏休み。

 しかし、日本海に停滞する前線と南の海上にある動きの遅い台風の影響で、湿った空気の流入止まらず。

 アルプスは、グズグズの悪天連続。恒例の槍穂大縦走は、自宅でじっと天気図とにらめっこで断念。

どうにかこうにか31日だけは、多少青空が期待できる予報になった。日帰りでピークを踏めるのは、唐松岳!

予定の縦走はできず、残されたラスト2日の夏休みのピンポイントの晴れ間狙いでの山行に。

いつもの360度の爽快な展望は得られずでした。

せめてもの救いは、百花繚乱の花の八方尾根♪

特に今回は、チングルマのお花畑が最高のピークに当たり、綺麗でした♪

山頂直下では、高山植物の女王=コマクサも愛でることができました♪

快晴男のカモシカですが、今回ばかりは展望に恵まれず。

写真がきれいと好評を頂いている拙ブログですが、いつものシャープさがありませんので、あしからず。

 

 朝イチのリフトで、八方池山荘まで一気に標高を稼ぐ。

 

 山荘前のヤナギラン。

 

 尾根を登り始めて、すぐに見つけたタカネマツムシソウ。

 

 尾根の先には、雲が広がっている。

 

 クモマミミナグサ

 

 白馬岳と小蓮華岳も僅かにこれくらいしか見えません。

 

 ハクサンシャジン

 

 オオバギボウシ

 

 ハッポウウスユキソウ

 

 イブキジャコウソウ

 

 ニッコウキスゲ

 

 いつもの登山のように、天気が良ければ このような展望がぜ~~んぶ見えるのですが。。。。。

 こんなに展望のない八方尾根は、初めてです。つまんないなぁ~~。

 

 スタート時よりも雲が濃く行く手を覆い隠す。

 

 八方池。いつもなら不帰の險や白馬三山が水面にくっきりと映っているのだが。。。

 

 クルマユリ

 

 ニッコウキスゲ

 

 ハクサンタイゲキ

 

 扇雪渓を遠望する。 ガスガスになってきた~~。

 

 遠見尾根を眺めてもご覧のとおりだ。

 

 ユキワリソウ

 

 また今年も逢えたね! 大好きな花です。

 見頃の旬の状態で、今年も愛でることができ 幸せな気分です♪

 

 ミヤマキンポウゲ

 

 サンカヨウ  この花にカメラを向けると

 「ナンカヨウ?」と言われます(笑)

 

 キヌガサソウ

 鉄人「衣笠」とは、何の由もありません(笑)

 

 オオヒョウタンボク・・・・秋には真っ赤な双子の実になります♪

 

 扇雪渓

 

 チングルマの花穂

 

 花穂になる直前のツンツン状態。

 

 

 

 チングルマのお花畑♪ 所々にコイワカガミのピンクがアクセントになって素晴らしかったです。

 山の自然が醸し出すお花の芸術的な絨毯だ。

 

 

 

 ひとつ一つの花も愛おしいチングルマ

 

 丸山にて。 白馬三山、全く見えず。

 

 不帰キレットも全く見えず。

 

 早くもタテヤマリンドウがわんさか咲いていました♪

 

 タカネヤハズハハコ

 

 唐松山荘手前の登山道の様子。 ガスに包まれています。

 

 ウサギギク

 

 ヨツバシオガマ

 

 チシマギキョウ

 

 唐松山荘前。 ガス。

 

 唐松岳へ続く登山道。晴れていれば、このガスのところに唐松岳があるはず。。。

 

 山頂直下。

 

 高山植物の女王と称されるコマクサ発見!!

 

 

 

 霧に包まれた水滴をまとって、しっとりさアップ♪

 

 唐松岳山頂! 何回も登頂しているが、展望無しは、初めてです。

 

 雲が切れることを祈るように待っている登山者。

 

 僅かに青空が見えた一瞬に すかさず記念撮影。

 

 立山・劔が現れるのを待つ二人。

 

 でも、結局展望ナッシング。

 千晴と遊んでもらいました(笑)

 

 山頂に数人しかいない静けさを破って、ぞろぞろと若い子たちが登ってきました。

 

 総勢70人余り!! あっという間に山頂が占拠された。

 

 同志社中学の2年生70人による集団登山でした。

 クラスごとに写真を撮ってすぐに下山していったので、ガヤガヤ感もまあいいでしょう。

 

 彼らのしんがりが下山していくところ。 ちょうど視界が開け始めた! 今まで何も見えなかったが、

 

 唐松岳山荘方面と

 

 八方尾根方面だけ、数分間の展望。 五竜岳や劔・立山方面はとうとう見えず。

 

 足下の雪渓は、見えました。

 

 唐松岳よ、さらば。 山荘手前まで下って、振り返り見る。

 

 ミヤマクワガタ

 

 同志社中学2年生たちが休憩していました。

 

 ハクサンフウロ

 

 ミヤマダイコンソウ

 

 エゾシオガマ

 

 クロユリの蕾

 

 コイワカガミ

 

 丸山近くまで下山してきました。

 振り返ると漸く唐松岳のピークが確認できました!

 

 

 唐松岳&不帰Ⅲ峰。

 

 丸山にて。

 

 不帰Ⅲ峰

 

 扇雪渓を過ぎた付近で 一瞬の青空が広がった。

 これがいつもの夏山の輝きと夏空だ。

 さもない斜面だったが、青空に向けてシャッターを切る。

 

 ハクサンチドリ

 

 ミヤマアズマギク

 

 シモツケ

 

 

 

 単発の写真ですが、実際は八方尾根の広範囲にシモツケのピンクが広がっていました♪

 

 タテヤマウツボグサ

 

 ハクサンシャジン

 

 ハクサンオミナエシ

 

 ミヤマダイモンジソウ

 

 キンコウカ

 本記事で掲載した花の写真は、実際の登山道に咲いていた花のほんの一部です。

 展望は冴えませんでしたが、高山植物の花は目を楽しませてくれました。

 (本記事の写真以外にも クガイソウ・イワシモツケ・カライトソウ・ヤマブキショウマ・シロバナニガナ

 タカネナデシコ・ミヤマトウキ・ホソバツメクサなどが確認できました。)

 

 八方池まで下ってきました。 いくらか青空が望めるようになりました。

 

 かろうじて、白馬三山を眺めることができました♪

 

 白馬三山にズームイン!

 

 フィナーレの八方池で、なんとか夏山らしい雰囲気の眺めに。

 

 雄大な山岳展望が開ける場所ですが、雲が隠している部分は、心の目で眺めることにしましょう。

 

 ゴール近くから、八方尾根と唐松岳、不帰Ⅲ・Ⅱ・Ⅰ峰を望む。

 雨に降られることなく、ピンポイントの1日だけの登山日和を当てたことだけでもよしとしよう。

 こんなこともあるさ。 無事に歩けたこと、山の神様に感謝。

 

 一部大雨の地域を除いては、カラ梅雨模様だった今年の夏。

 梅雨明け前の2~3日が、梅雨明けを思わせる輝く青空だった。そして、梅雨明けの発表があってから

 逆に「梅雨」のようなすっきりしない天気に。所謂、戻り梅雨。

 『梅雨明け10日』の好天は、今夏ばかりは当てはまらず。 恒例の槍穂大縦走はならず。

 カモシカの夏休みは、少々寂しく終わったのでした。

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