朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

母からの電話④

2022-02-21 01:03:09 | 毒親のこと

祖母が管理していた大叔母のお金を私の父に渡していたんじゃないか…と疑う伯父。

そしてその話を私に電話してくる母。

平日の朝6時。着信を無視しても無視してもかけてきます。

3回目の着信で出た私。(夫と子ども達が家を出た後しぶしぶ電話に出ました)

母はまだまだ喋り続けます。

そもそも母と伯父の仲はよくありません。

「兄貴は偉そうにしているけど、就職も結婚も全部おばあちゃんにお膳立てしてもらったくせに」という母。

「あいつはどうせ口だけだ。何も変われない」という伯父。

私は子どもの頃から母と伯父の話、2人が幼少期の頃の話から今に至るまでを何度も何度も聞かされていました。

そして伯父も糖尿病を患っています。(母方は糖尿病の家系です)

重度の糖尿病なので透析を受けています。

私はそれをいとこから聞いていたので、数年前から知っていました。

今回、伯父に電話をして伯父が重度の糖尿病で入院や透析を受けていると知った母。

「兄貴、透析してるんだって。もうすぐ〇〇〇。」

キーボードに文字を打ち込むのに躊躇います。伏せ字にします。

私はこの人の血が、DNAが私の中にあることに絶望しました。

自分の娘には何を喋ってもいいと思っているのか。脳直で何でも喋っていいと思っているのか。

悲しくて、情けなくて、悔しくて。

母ともう話したくない。声も聞きたくない。

蝕まれた心、憂鬱と苛立ち。頭も心もごちゃごちゃです。

そして母は翌日も電話をかけてきました。

私は全ての着信を無視しました。履歴も消しました。夫にお願いして家電は着信拒否にしてもらいました。

スマホも着信拒否にすればいいのに…

しかし私の中のほんの僅かな、もう消えそうなくらい小さくなった「娘としての責任」が着信拒否の設定をためらうのです。ためらう自分にも腹がたちました。

 

母からの電話が毎日のようにかかってくるようになったその週末。

私の中学からの同級生で、いまも深~いお付き合いで大切な友人(Aちゃん)からLINE通話の着歴とLINEが届きました。

私の両親③ - 母のようになりたくないのに

Aちゃんについてはこちらをご覧ください

「けめちゃん急に電話してごめんねLINEで送ろうかと思ったんだけど、うまく文章がまとまらなくて今日、けめちゃんのお母さんがお店にきたんだけど、なんか様子がいつもと違っててまたあとで電話するね

の絵文字がいっぱいのLINE。

嫌な予感がしました。その予感は絶対当たってると思いました。

Aちゃんにまで迷惑かけて、巻き込んで…最低最悪です。

しかも母はAちゃんの事を昔から悪く言っていました。

「あんな子と付き合わないでもっと自分のためになる友だち作りなさいよ。」

「Aちゃんのお母さんって働いていないんでしょ?なんかねぇ~」

私自身のことのみならず、私に関わる人のことまでいちゃもんを付けてくる母にうんざりしていました。

しかし私は中学、高校を卒業後もAちゃんと仲良くしています。ずーーーーっと仲良くしています。

お互い一人っ子で、お互い誰にも話せない悩み事を打ち明けていました。Aちゃんは唯一私のうちの事を全て知っている友だちです。

Aちゃんはいま地元の商業施設で働いています。70代の母とはあまり縁のない商品を扱うお店です。

母はわざわざその店に赴き、Aちゃんに話しかけた。

正直ゾッとしました。あれだけAちゃんのことを悪く言っていたくせに。Aちゃんを巻き込まないでよ!!

AちゃんからLINEをもらった日の夜、私はAちゃんに電話をしました。

大切な友だちに迷惑をかけて…巻き込んで…本当に申し訳ない。申し訳ない気持ちしかありません。

もし…今回の件でAちゃんとの仲に溝が出来たらどうしよう。大切な友だちなのに…大好きな友だちなのに…

私は何度も何度もAちゃんに謝りました。

Aちゃんは「ううん。私こそまみれのLINEをしちゃってごめんね」

Aちゃんによると…

・1~2年に1回くらいのペースでAちゃんが働くお店の前で母と何気ない会話をしている。(Aちゃんがたまたまお店の前で商品を並べている時に母が話しかけてくるそうです)←この件は私も毎回Aちゃんから聞いていました。

・Aちゃんは私と母の関係を知っているけどあえて私のことには触れず、挨拶や何気ない会話をしてくれました。母が私の近況を聞いてくる→Aちゃん「あ~最近はちょっと連絡とってないかもー」と話を逸らす。

・ところが今日はなかなか会話を切り上げてくれなかった。いつもは「Aちゃん」と呼ぶのに今日は「Aさん」って「さん」付けで呼ばれた。

・母が「もうこれが最後だから…」みたいなことを言っていたので気になって私に連絡した。

 

「もうこれが最後だから…」母のこの台詞も今まで数えきれないほど聞いてきました。

母からの電話はいつも「もうこれが最後だから」「お別れだから」です。

今回母から“お別れ電話”が来たのが2月9日。

2月20日も母から着信がありました。

こんな状態が20年近く続いています。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

Aちゃんには母の「お別れ電話」が20年続いていることを伝えました。

確かに母も70歳を越えましたが、1日に何度も娘に電話をかけ、伯父の家にも電話して昔話をほじくり、自転車をこいで娘の友達を尋ねるほど気力もガッツもあります。Aちゃんいわく「けめちゃんのお母さん、特別痩せても太ってもなかったよ。スーパーの買い物袋持ってた。」…食欲もあるようです。

私の「娘としての責任」はまだ先のような気がします。

Aちゃんも「そんなに深く考えなくても大丈夫みたいだね」と安心してくれました。

本当にAちゃんには迷惑をかけてしまいました。

電話ではお互いの近況報告もたくさん話しました。「体のアチコチがしんどくなってきたねぇ~」と話すAちゃんに健康グッツの詰め合わせを贈りました。もうすぐ桃の節句だから可愛いお雛様のポストカードを添えて



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