朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

母から呪いをかけられる

2022-04-12 22:26:36 | 毒親のこと

1か月ほど前。

仕事帰りで信号を待っていた時、私のスマホが鳴りました。

その日は子ども達が私より早く帰ってくる日だったので、私はてっきり子ども達から「外遊びに行ってもいい?」の電話だと思い、着信画面をよく見ずに電話に出ました。(日差しが強い日だったので画面もよく見えませんでした。)

母からの電話でした。

2月に母から何度も電話があり、実家の父のこと、私の幼少期のころのこと、長年不仲だった伯父(母の兄)と電話で話したこと…そして毎度おなじみの“これで最後だから”と「お別れ」を匂わせ、私の大切な友だちにまで心配をかけたこと…

散々私の心を疲弊させて、憂さ晴らし、恨み節を吐き出したことをすっかり忘れたのでしょう。

母はまた電話をかけてきました。

私は渡るはずだった信号に背中を向けて、家とは逆方向に歩きだしました。

職場の近くにある公園のベンチに座って母の電話の相手をしようと思ったからです。

その日の母の電話の声は若干落ち着いていて、最初はたわいもない世間話をしていました。(と、いっても穏やかな会話ではなく、いま母が住んでいるアパートの近所の人の悪口。“素性もわからない人たちが出入りをしていて気味悪い”など)

私は“いつか母にきちんと自分の考えを伝えよう”と思っていたので意を決して母に今の生活を話しました。

母の機嫌を損ねないよう、まずは母に謝りました。

「お母さんが望むような親子関係が築けなくてごめんなさい。」

「私は器用な人間じゃないから、お母さんにことも今の生活のこともどっちにも100%の力を注ぐことができない」

そして、母に子ども達のことを伝えました。

「子ども達には“おばあちゃん”の存在を伝えているよ。ママのせいでごめんね…って教えてるよ。」

「実は息子がADHDという学習障害なの。普通級に在籍しているけど、周りからのサポートが必要なの」

「娘はもうすぐ〇歳で、週5で習い事に通っている頑張り屋さんだよ。目標があるみたいで私も陰ながら精一杯支えてるよ。」

“二人ともいい子だよ”と言いかけた時…母が私の言葉を遮りました。

「あんた。いまそうやって“一生懸命子育てしてます”みたいなこと言ってるけど、この先、あんたはあんたの娘からひどい仕打ちを受けるよ」

「あんたがそうやって子どもの為に尽くしたって、あんたが親に対してどういう態度を取ってきたか、見てる人は見ているんだからね」

「あれだけ不仲だった兄貴が、今は私に寄り添ってくれるからね。“血は水よりも濃い”ってよく言ったもんだよ」

 

今まで何度も母の“言葉の暴力”をうけてきました。

そのたびに傷つき、立ち直れず辛い思いをしてきました。

でも、何故かこの時はスーッと冷静な自分がいました。

私は母に「そっか…私は地獄行きだね」と感情をなくした声色で言いました。

母は「そうだろうね」と言いました。

そこからは母の猛撃です。

「お母さんはあんたに尽くしてきたのに親不孝者」

「いい?よく聞けよ。なにがあろうとも親の言うことは絶対なんだぞ?」

「子どもは親の言うことに従わなければいけないんだよ!」

私は相槌を打つこともなく黙って聞いています。

「あんた。〇〇(父方の親戚)の家に行ったんだって?」(私は結婚式を挙げなかったので、後日親戚にあいさつ回りに行きました)

「うん。行ったよ。」

「なんであんたがあの家に行く必要があるの!?」

「なんでって…私の叔母さんだもん。」

「ろくに可愛がってもらってないのに!?バカじゃないの!?」

母は父方の親戚のことを嫌っていました。嫌っていた…というより“見下していた”かもしれません。同じ町内の街中で育った母と(しかも家が商売をしていたので衣食住に不自由がなかった)、今でいう“限界集落”で兄弟の多い家庭で育ち、中卒の父。

母と父方の親戚。私にはわからない事情、関係があったかもしれませんが、子どもの私には何の被害もありませんでした。特別可愛がってもらったわけでもありませんが、特別嫌われていたわけでもない。結婚の挨拶に伺った時も叔母は普通に歓迎してくれました。

父方の親戚の悪口をあれこれ言い出し、自分がどれだけ不憫だったか語りだす母。

今までなら「うん。うん。」と聞いていましたが、もう聞く気はありません。

今度は私が母の言葉を遮ります。

「お母さん。もうAちゃんに余計な心配かけないでくれる?」

「何がよ?」

「Aちゃんに話しかけるのは全然構わないけど、“これで最後だから”みたいなことをAちゃんに言わないでよ。Aちゃんが心配して私に連絡してくれたんだよ。」

「それの何が悪いの!?」

ああ。もう無理。この人は無理。

私の中で母に対する思いが全て吹っ飛び、吹っ切れました。

この人のことを一瞬たりとも考えるのはやめよう。

私の人生がもったいない。

我が子の幸せの為に毎日生きて何が悪い。

我が子の為に何が出来るか、どう見守れるかと考えて何が悪い。

娘からひどい仕打ちをうける?私の娘をバカにしないで。

この先親子の考えが合わなくなったとしても、他人を傷つけたり、命の危険がない限り私は娘の考えを尊重したい。

「親に絶対服従しろ」なんて絶対思わないし、考えもしない。「無事に巣立ってくれてありがとう!」と横断幕のひとつでも拵えたい。

娘の人生は娘のもの。

そして、私の人生は私のもの。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

「あんたはあんたの娘からひどい仕打ちをうける」

母はとうとう私に呪いをかけました。この件は夫に話していません。

私を憎んで憂さを晴らし、それが生きる気力になるなら…もうそれでいい。

ただ、これ以上Aちゃんには余計な心配かけないでほしいです。

Aちゃんに「Aちゃんごめんなさい。(母がAちゃんに話しかけた件で)火に油を注いでしまったそのうちまたあることないこと喋りにいくかもしれない。本当にごめん。聞くに堪えられなくなったらすぐ連絡して!」とLINEしました。

Aちゃんは「大丈夫だよ!気にしないで。ねぇねぇ!それよりこれ見て癒されて~」と水族館のクラゲの写メを送ってきてくれました。

心が離れた遠くの母より近くの友に感謝です。



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