ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

おつかれさん!でカンパーイ!

2007-05-28 06:06:13 | マーケティング
昨日の九州は「モウショビ」だったとか。「モウショビ」ってご存知でしたか?

今年の4月から気象予報の用語が改正され
それまでは30度以上全部が「真夏日」だったのですが、
地球温暖化などの影響で35度を越える日が増えたため
「モウショビ(猛暑日)」が新設されたらしい。

昨日は全国で一体ビールが何リッタ飲まれたのでしょうかね。
暑かったから「カンパーイ!」
「おつかれさん!でカンパーイ!」

白鵬が優勝したから「カンパーイ!」
日本ダービーをとったから「ウォッカにカンパーイ!」 
また負けたから「ハンシンガンバレ!カンパイ」 トホホ

桜前線やタンポポ前線があるようにぼくはビール前線があると思っています。
南から桜前線を追いかけるように気温20℃を越える瞬間でしょうか?
突然、急にビールが売れ始めるポイントが日本列島を北上していきます。

ビールを製造するのに最低2ヶ月が必要です。
ビール会社の各エリア担当の営業マンは2ヶ月後の担当エリアの需要を予測して
社内の生産セクションにこれだけ必要と発注しなければなりません。

ビール会社は全国各地の毎日の気温や湿度の変化を
詳細なデータにして収集しているのでしょうねぇ。
そして工場出荷数量やいくら売れたかがわかるPOSデーダも収集しています。

でもそのまちに暮らすひとたちが何があったから
ビールを飲むのかまではなかなか分かりません。
天気も気温は大きな要素ですがそれだけでは計り知れません。

お祭りがある。運動会がある。結婚式がある。同窓会がある。
家族が集う。仲間が来る。笑顔があり歌声がある。
何を食べるから飲むではなく、誰と飲む、どこで飲む、だから飲むが大きなポイントです。

ビール会社の営業マンは単なるビールという単品を売る営業マンでなく
そのまちの暮らしに熟知し、生活者の心の襞まで読み取る
地域のライフナビゲーターになることを求められているのです。

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「昨日のカンパーイ!①~③」です。

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