ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

今日のケメ通・返信特集は圧巻です。

2005-12-24 07:09:04 | 今週の返信
いやぁ!ケメコ通信をやっていてよかったぁ!
こんな、配信数1400くらいの小さなメルマガですが
多くの熱心な読者がいてくださる。

ここ数日のケメ通の記事に対して当事者であるその企業の
ご担当のエライさんが即レスで返事をいただく。
ほんとうにありがたいと思う。ありがとうございます!。

日本のビジネスシーンを牽引するリーディングカンパニーの皆さんが
このケメコ通信を読んでいてもらっている。
このへんこなおっさんの書くケメ通と返信とのやりとりのなかに
このどうしようもない悲惨さを救うなにかが潜んでいると確信しています。

今日のケメ通・返信特集は圧巻です。
そして今日はクリスマスイヴ。
ケメコはうすの前の道は先日来の雪がつるつるに凍りついています。

昨日23日に売れる商品は「生クリーム」や「ホイップクリーム」、
それに「イチゴ」やラッピング用のリボンやケースです。
22日に焼き上げたクリスマスケーキをデコレーションします。

今年はこの寒さでイチゴが品薄らしいです。
明日のクリスマスが過ぎると26日。
2005年の最後の週が始まります。

去年の12月26日。
スマトラ沖地震が起きてから1年
まだまだ復興ができていません。

この医学生はAMDA(Association of Medical Doctors of Asia)で
スマトラ島のバンダ・アチェに行き悲な状況を見、
特に片親を亡くした子供たちに自転車を送ろうと考えました。

詳しくは下記の文章やブログをご覧ください。
ケメ通読者のみなさん!どうかご返事をください。
ケメ通にでも加藤君に直接でもかまいません。

そしてこの問題を解決できそうな人たちにこのメールを転送してください。
ささやかな、医学生の思いをできれば大きなムーブメントにしたいと思います。
よろしくお願いします。

以下転送希望文
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ケメコ通信の愛読者のみなさま、はじめまして。
大阪市立大学医学部5回生の加藤 崇と申します。
澤田さんに無理をいってお願いし、現在企画しているチャリティについて紹介させて
いただき、みなさんのお知恵を拝借できればと思い、メールさせていただきました。

早速ですが、チャリティの内容について述べさせてもらいます。
『アチェの子供に自転車を送ろう☆』というブログを立てて活動を開始しているので
すが、簡単にいうと、昨年12月のスマトラ沖地震で被害をうけたスマトラ島バンダ・
アチェの孤児に自転車を提供して就学支援を行うという趣旨です。

 今年3月に2週間ほど、現地で子供とふれ合うボランティアをしてきたのですが、
そのときに知り合った現地スタッフの協力を得て、活動を進めていく予定です。
 肝心の自転車の確保ですが、大きく2つの方法を考えています。

①支援金を送って、現地で購入する:これがおそらく一番簡単だと思われます。
②日本で自転車を無料で確保し、スマトラまで送る:はっきり言って難しいと思われ
ます。ネックになってくるのは、海上輸送にかかるコストです。概算ですが、自転車
30台をジャカルタまで送るのでさえ、30万円はかかるという情報を得ましたので、実
際問題では、海上輸送にかかわる企業の協力なしでは不可能だと思います。ただ、活
動の広がり(可能性)を考えると、こちらの方がベターだと個人的には思っていま
す。

 今後、リアルタイムに妙案を求めて企画が変更していくと思われますので、もし興
味をもっていただいた方は、最新情報をブログでご覧いただければと思います。
http://blog.livedoor.jp/mojalarge/

とりあえず、みなさんのお知恵を拝借したいことが2点ございます。
・自転車をスマトラまで輸送してくれそうな豪気な人物とのコネクションはございま
せんでしょうか?(日本から自転車を送る場合には、協力者の確保が不可欠だと思っ
ています。)

・子供用の自転車を無料で確保する何か良い方法はございませんでしょうか?(当
初、放置自転車を考えていたのですが、その保管状況および、子供用自転車は少ない
のではないかという危惧から他の手も考えたいと思っています。子供用の比較的オフ
ロードでも対応できるような自転車が望ましいのですが、家庭でいらなくなった自転
車を集めるというのはどうでしょうか?)

この他にも、ブログをご覧になって、何か気づいた点等ございましたら、ご指導ご鞭
撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

大阪市立大学医学部5回生  加藤 崇
090-2064-3250, aceh_bicycle@hotmail.co.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
転送ここまで

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「クリスマスデコレーションの二条城」です。

    ★  ★  ★  ★  ★

■京都 H.Oさん Re:ケメコ通信VOL.1595 2005/12/22 忘年会やってやぁ!

自転車屋のH.Oがメールいたします。

スマトラに自転車を送るということでその取り組みにまずは敬意を表します。
それで、お力に成れればいいのですが・・・・・自転車を少しでも安く仕入れるという

ことに関してはルートはあるのですが、送るとなるとまったく無力です。
実際私たちが海外へ送る場合は、郵便か宅配便ですが一台で数万円とられているのが
実状です。ですので、日通さんの30台で20万円以上という金額は正直安いと思いました。

そんなわけで、お役に立てなくて申し訳ありません。
引き続き、私の周りへも調査を行ってみます。
また、何かございましたらお気軽にお申し付けください。

   ………………………………………

■兵庫 I.Nさん(R社の社長室のエライさん)RE: ケメコ通信 12/23 眠りとハゲと

いつも愉しく拝見させていただいています。
㈱R社 社長室のI.Nです。

「授業開始時は40名くらいで最後は50名くらいの学生数でした。
授業は12回目、フードビジネスの外食産業のファミレス企業と
中食市場でトヨタのカイゼン方式を取り入れて進化する企業の営業力を話しました。」

99年4月1日の当社の入社式で、社長のIが今日から、トヨタ自動車をライバルとして、ベンチマークすると宣言しました。
あっけに取られる他の経営幹部を気にするまでも無く、トヨタのカンバン方式、ジャストインタイムの考え方をまずは生産現場から取り入れていくことを決めました。

早速、当時のNo2の常務がトヨタへ赴き、トヨタをベンチマークすることにした。ついては、トヨタを勉強させて欲しいとお願いにまいりました。
すると、相手は、「ところでR社は何をしている会社ですか?」、「そうざいの製造販売です。」トヨタの幹部があっけに取られたことはいうまでもありません。

しかし、世界のトヨタ、当社の要望に応え、トヨタの研修プログラムに若手の幹部候補約20名にトヨタ式研修を受講させてくれました。
ここから、社内的にトヨタ方式を咀嚼しながら、改善活動が始まりました。
その後、三顧の礼を尽くして、トヨタの生産管理のベテラン社員を出向させていただき、一気に生産現場の改善活動に注力。

トヨタから来た社員は、早速ストップウォーッチを片手に生産現場、物流の仕分けの現場、売場への商品受け渡し現場と回ります。
全て、秒単位で作業をチェック、どことどこを修正すれば、全体で何秒短縮できる。すると年間でどれだけのコストダウンになるのか。を具体的に説明し、現場からの改善点の見方を若い生産現場の管理者、担当者を教育していきます。

一つ改善できたら、すぐ次の改善へと改善することが正に仕事として認識されるような風土づくりが実はトヨタ式なのだと実感。
また、単にスピードアップが命題ではなく、ファクトリー内での手作業によるコンテナ移動などは、60秒かけて移動すべきところは、決して早足で30秒では行かせない。決められたことを愚直なまでに守ることが求められます。
現在、出向社員から、転籍され、執行役員を経て、今年の7月の株主総会で取締役に選任され、全社経営改善室を取り仕切っていただいています。

自分達で良かれと思って決めたことを愚直にやり遂げること、簡単そうでなかなかできないことをやりとおすことを学んでいます。

機会があれば、是非、当社を訪問いただければ、静岡ファクトリー、神戸ファクトリー、神戸ヘッドオフィスをご案内させていただきます。
神戸ヘッドオフィスから、静岡、神戸の両ファクトリーともに、館内をTVカメラで視察することができます。そうざいの現場がいかにシンプルか、素材と鮮度が美味しさの源泉であることをおわかりいただけると思います。

どうか寒い日が続きますが、ご自愛いただき、良いお年をお迎えください。

    ………………………………………

■兵庫 S.Aさん(Zo社の担当室長さん)Re: ケメコ通信 12/19 ことしのCM

「人は科学にはヨワイ。DNAってなんだかわからなくても、「DNAが一致した」なんて聞くと、「だったら間違いない」と勝手に思いこむ。

 そんなヨワイところをねらい打ちするのは、CMのお家芸である。そのお家芸で、象印マホービンのCMが『広告批評』が選ぶことしのCMベストテンの1位になった。温度の高いところが赤く映るサーモグラフィー映像の中で、「岩下志麻でございまーす!」と、志麻さんらしき影(なにせあの映像だからはっきりわからない)が手をふるCMである」

広告批評12月号で「サーモグラフィ」の広告が第一位に選ばれました。
12月16日放送の「ニュース23」でも天野祐吉さんが登場し、
コメントしていただきました。

じつはあのアイデアは本命ではなく、付帯的にでてきたものです。
「広告批評」12月号で、制作者の中治さんが語っておられますが、
当社の新製品発表会で、サーモグラフィをつかった
プレゼンテーションコーナーでの映像を見てアイデアが浮かんだとの事です。

本命だったのは、現在放映中の「あっちゃん」「せっちゃん」篇。
圧力炊飯を「あっちゃん」、節約ポットを「せっちゃん」という
愛称化したキーワードでくくり、両方放映することで、相乗効果を図ろうと
思ったものです。

それなりの効果はあったと思いますが、
「サーモグラフィ」篇の映像が強烈で、そちらが目立ったしまいましたね。
ちなみに3本とも京都のある会館を借りて1日で一気に撮影してしまったものです。

「広告批評」では2001年度にもベスト10の中で、第1位該当作品なしながら
麒麟麦酒のキャンペーンと一緒に第2位に選ばれたことがあります。
いかりや長介がベースを弾きながら「カンパイ、ラガー」と渋く歌っていたものです。

ご記憶ありますか?
このときは「みまもりほっとライン」という高齢者のケアというか、安否を
電気ポットの使用状況で確認できるというシステムのコマーシャルが
受賞対象となりました。

   ………………………………………

■大阪 T.Hさん MCEI大阪支部12月定例会レポート

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LS EHAGAKI #122 ≪最良の そして最悪の時代≫    2005.12.21
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個人情報云々で煩わしい時代です 私も最近はその手の情報は持ち歩き
ません モバイルPCの中身もデータ無しです
こんな想像をすることがあります

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数年後 指先にチップが埋め込まれ 電車も買い物も“ピィ”とするだけ
もちろん 鍵もキャッシュカードもクレジットカードもこれに変わります
街角には電話ボックスを小さくした様な奇妙なデザインのモノがあちこち
にあります “PIT”と呼ばれるものです ネットワークに接続する為の
端末機です 左耳にもチップが埋め込まれていてコードに繋がった洗濯ハ
サミのようなモノを左耳に挟むとログイン出来ます そこで様々な手続き
が出来るのです もちろんもっと進んだ人は右耳にもチップを埋め込んで
います そう ワイヤレス機能です 目を閉じると百科事典が脳裏に浮か
んできます  云々・・・・
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なんてことを考えていると「息子よ もう勉強なんかせんでもエエで」
ってなことになってしまいますね

また最近 こんな話にも出会いました

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2014年 最良の そして最悪の時代

In the year 2014, The New York Times has gone offline.
The Fourth Estate's fortunes have waned.
What happened to the news?
And what is EPIC.

1994年 アマゾン設立 創業者の夢は「すべてを売ること」
1998年 二人の若者がグーグルを設立
 ・・・
2008年 グーグルとアマゾンが合併 “グーグルゾン”
個人一人一人の人間関係も含めたあらゆる情報網を構築

2010年 あらゆる書物 個人からの情報を用いコンピュータが自動的
に記事を作成~各個人にカスタマイズされたニュースを配信
2011年 眠れる第四の権力が最後の抵抗をする
つまり ニューヨークタイムズがグーグルゾンを著作権をめぐり提訴 
しかしグーグルソンの勝利に終わる
2014年 グーグルゾンが“EPIC”を公開
ブログの書込みなど様々な記事の人気度に応じて広告収入が発生 
フリーランスの編集者が急増

記事・情報は自由に組み合わされる それは「世界の要約」である 
一方それは嘘が多く 扇情的である・・・ 
         しかし 我々は“EPIC”を選ぶ

ニューヨークタイムズは精一杯の抵抗として紙媒体のみの情報発信となる 

しかし 進むべき道は他にもあっただろう
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断片をメモするとこんな感じでした 詳しく見たい方は
http://www.probe.jp/EPIC2014/ (日本語字幕あり)からどうぞ
「“便利”と“恐怖”は案外 近いもんだ」と感じずにはいられません

このネタ 私にとっての出所は
【MCEI大阪支部2005年12月定例会】レポートです
MCEIは最近どうもタイミング悪く出席出来ていません 今回も欠席でした
が 出席した社員がすぐに『社内WEB』でその模様をレポートしてくれる
ので助かります

今回も弊社の『社内WEB』の掲示板:セミナーレポートからの転記です
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「Webマーケティング最前線」 (セミナー)
差出人: 村上 卓史(企画本部) 2005/12/16(金) 18:08
12月15日
表題内容のセミナーに参加

講師:
株式会社電通 
インタラクティブ・コミュニケーション局
森岡 慎司氏

概要:
インターネットプロモーションと消費者購買心モデルの変化

インターネットの未来と題して、おもしろいサイトの紹介もありました。
業界では今年話題になったそうです。
http://www.probe.jp/EPIC2014/

内容:
インターネットの広告費がラジオの広告費を越えたニュースは記憶に新しい
ところ。 2004年のネット広告費は1,814億円。 今後5年で5,660億円に達す
るといわれている。これからのネット社会に向け、企業のプロモーションの
あり方と消費者の購入までのプロセスの変化を探る。

『コミュニケーションモデルの変化』
ネットが普及し始めたころは、
企業→消費者とone to oneのコミュニケーションモデルが主流であったが、
昨今は企業→消費者⇔消費者のモデルが増幅している。
(マンどよ?がそれにあたる)
企業から与えられた情報に対し、消費者同士がコミュニケーションをとり価
値を創造する。よって、ネットプロモーションでは従来のアイドマの法則は
通用しない。では、消費者の購買心理はどのように変わったのか?

従来
アイドマ
ア:attention(注意) 企業からの情報発信
イ:interest (興味) 消費者の関心を得て
ド:Desire (欲求) 欲しいと思わせ
マ:memory (記憶) 商品情報をインプットさせ
ア:Action (行動) 購入する

現在
アイサツ
ア:attention(注意) 企業からの情報発信
イ:interest (興味) 消費者の関心を得て
サ:Search (検索) 検索して情報を得て
ア:Action (行動) 購入して
ツ:Share (情報共有) 消費者間で情報を共有する

商品購入プロセスにおいて、検索は必ず行っているといっても過言ではない
ほど密接している。
では
『検索して消費者は、どのような行動パターンをたどるのか?』
ブログに代表されるCGM(消費者作成メディア)への関心が高まっている。

TOPICS
CGM失敗例
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「S社ショック」
1.一般人になりすまして、S社社員が「価格コム」に自社製品の好意的書き込み
を行っていたことが発覚し、CGM上で大批判が始まった。
2.「ニンテンドーDS」のファンサイトに、S社社員がDSを酷評する書き込みを行
っていたことが発覚し、CGM上でS社の大批判が始まった。

CGM成功→半失敗例
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「恋のマイアヒ」
もともと2004年10月:空耳Flash(原曲のルーマニア語を空耳で日本語に変換
したFlash Moive
【検索したらでてくるかも?かなり良くできたものでした。原作は地方のOL
だとか・・・】)なるものが、一部のネットファンの間で話題になった。

その後、版権をエイベックスが取得し、渋谷限定超狭域でプロモーションを
行い、「Mステ」にO-ZONEが出演。その後、CGM上で口コミ人気が爆発
→オリコンチャートでNO.1獲得
CGMを巧みに利用したクロスメディア戦略が勝因→「のまネコ」MD展開へ

2005年9月 「のまネコ」が2ちゃんねるのAA(アスキーアート)である
「モナー」のパクリと、エイベックス批判が勃発

村上卓史感想:
インターネットは今後第4のメディアというよりも、すべてのメディア
のハブとなる可能性を持っている。
ネット上の口コミは、消費者の購入影響度に確実に起因してきている
と感じる。インターネットは自らアクションするメディアであり、
マンション業界では三井不動産「芝浦の島」のプロモーションがそのは
しりではなかろうか?
アクションするメディアに対し、どのようにアプローチするかが、我が
社を含めすべての企業に問われている。
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ということでした

以前こんなことを書きました
『便利なものを追求すればするほど“不便”“手間”が大切になってく
る。供給側の手間、買手の手間、スローのつぎは“手間”と“暇”では
ないか、と。』2005.10.11 LS EHAGAKI #117

“進むべき道”よく考えたいものです 正念場は続きます

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