ケメコ通信ブログ版Ⅲ

みなみ西陣のおっさんのひとりごと

来年は絶対に良い年にしましょう!

2005-12-31 06:58:36 | 今週の返信
いやあ!感激してます!
ほんとうにケメコ通信をやっていて良かったぁ!
ほんとにそう思います。

今日は大晦日、2005年最後のケメ通はやはり返信特集。
皆さんからの返信があってからこそ
なんとか4年もケメコ通信をつづけてこられたと思っています。

今回の大阪市立大学医学部 加藤さんの『アチェの子供に自転車を送ろう☆』も
加藤さんとは直接会ったことは未だないのですが
彼の熱意に動かされてみなさんのお力を借りようと思った。

そしたら何人の方から返信メールが届いた。
とくに今日ご紹介する兵庫 T.Nさんのメール
読んでいて加藤さんもぼくも泣いた・・・・。
ほんとうにこのチェーンメールのやりとりの中に何かが潜んでいます。

2005年。人口が減り、今まで以上の悲惨な自然災害と事故と事件が
多数発生し、多分日本の歴史上に残るであろうこの年
この悲惨さを救う何かがこのチェーンメールにあると信じています。

チェーンメールではありませんがみなさんの投稿で大いに盛り上がる
日経新聞web版「食べ物新日本奇行」ではラーメンがテーマですが
http://weekend.nikkei.co.jp/kiko/

最近の京都のラーメン好きのケメコはうすのおっちゃんとしての
怒りのメールを掲載してもらっている。

おいしいものを、おいしいお酒を、いい仲間と
お気に入りの場所でおしゃべりしながら食べる、そして謳う。
平和であること、明日があると信じられること、
明日が今日よりぜったい良くなること信じて暮らしていきたい。

この1年ありがとうございました。
みなさん、よいお年をお迎えください。
そして絶対に良い年にしましょう!

今日のケメコ通信ブログ版の写真は「黄昏の京都の空」です。

    ★  ★  ★  ★  ★

■兵庫 T.Nさん RE: ケメコ通信VOL.1599 2005/12/26 年末の話題

澤田好宏さま ・ 加藤 崇さま

 澤田さん、毎朝、「ケメコ通信」の配信ありがとうございます。

私は、今年の10・1に、ある集まりでケメコハウスに行かせて頂き、
それからの愛読者です。

 今回、「ケメコ通信」により、加藤さんのacehの活動を知り、どうしても、
応援したくなりました。・・・・・・
それには、ふたつの理由があります。

 ひとつは、
 
1995年1月17日の阪神淡路大震災で、私共自宅が全倒壊、
大切なひとり娘を亡くしました。
地震の残酷さ・・・は、身にしみて、知っております・・・。

その娘は、加藤さんと同じ、1980年生まれ、西暦2000年に20歳を迎える
はずでした。今、生きていれば、加藤さんと同じ25歳、四半世紀を生きて
きた若者のひとりのはずです・・・。そういう若いひとのこころが、そのまま
伝わってきて、何か力になりたいと、思いました。

 もうひとつは、

その地震で、九死に一生を得た二男が、今、加藤さんと同じ道に進んでい
ます。・・・
ただ、現在、ケガをして、京都市内の病院に入院中です。12/20に手術が
無事終わり、私は今、2~3日に一度、西宮から京都まで通っています。

先日、二男(21歳・2回生です)と病室で話している時、看護士さんといろんな
話をして、 ACLSのことを教えてもらった・・・と言っていました。

加藤さんのブログを見てみると、まさに、その ACLSの文字がありました。
ただ今、入院中で、二男はインターネットができない状態ですが、退院後、
リハビリ生活の中で、彼なりに何かお力になれること、模索するかもしれま
せん・・・・・・。

 そんなわけで、加藤さんの活動を、私ができる限り応援したいと思ってい
るのです。



 まず、インドネシア語のできる人について・・・

私の友人で、T.Mさんという人がいます。

彼女は、関西インドネシア交流協会の事務局副会長です。インドネシアから
の留学生のお世話もしています。彼女のご長男は、インドネシアに一年間、
国費留学して、今夏帰国しました。23歳で、来春、大阪外語大4回生になり
ます。電話で、加藤さんの活動のことを話し、ブログのアドレスも送りました。
12・23に彼女の家に招かれ、インドネシア留学生たちと、いろんな話をした
ばかりです。

 どの程度かはわかりませんが、きっと、いろいろと力になってくれることと
思います。彼女の了承を得ています。
インドネシアの留学生たちも、アチェに義援金を送っているそうです。



 マスコミについて

 来年1月、私は、震災関連のことで、サンテレビから取材を受けることにな
っています。1/24に西宮市内の小学校で小学5年生の総合学習の授業で、
震災体験やいのちについて、話をさせていただくので、その取材です。

サンテレビは、短い時間ではありますが、ずっと継続して震災関連のことを
報道し続けています。 どうなるかはわかりませんが、私から、一度、今、
話をしている女性記者に、加藤さんはじめこの運動のことを伝えてみるつも
りでおります。

 私が取材を受けた後の放送は、夜9:30~のニューススクランブルの中の
5分程度のニュース特集だそうです。

放送日はまだはっきり聞いていませんが、もしよろしければ、連絡させてくだ
さい。



 いろいろとこれから大変だとは思いますが、どうぞ前向きに運んでいかれま
すように、応援しております。
私個人でもいろんな友人知人にメール等で声かけしていくつもりです。

澤田さん、加藤さん、
寒い日が続きますが、どうぞご自愛の上、良いお年をお迎えくださいませ。

Acehのこどもたちの笑顔が輝く日々を願って・・・・・・☆☆

 すみません、追伸です。

先ほどのメールで、サンテレビ・ニューススクランブルと書きましたが、
ニュースアイランドの間違いです。訂正いたします。

 それから、関西インドネシア交流協会のT.Mさんが、できる限りの
お手伝いをしますので、連絡ください・・・と言ってくださっています。

私の親しい友人で、インドネシアが大好きな人です。
インドネシアのことに関してはとても人脈があります。
どうぞ、直接連絡とってみてください。

   ………………………………………

■大阪市立大学医学部 加藤さん ☆僕も笑顔が見たいです☆

T.Nさま

ご支援の背景にある気持ちを伺い、思わず涙がこぼれてしまいました。
ありがたく応援を頂戴し、一歩一歩前進していきたいと思っております。

それにしても人と人とのつながりは本当に暖かく、尊いものだと実感いたしました。

また息子さんともいつかお会いするのが楽しみです。
ACLSに関しては、関西の大学9つが集まってやっているので、通われている大学もお
そらく参加しているはずです。もし興味がおありでしたら、3回生の後期か4回生ぐ
らいから参加しだすことをお勧めします。ACLSだけにとどまらず、全国の医学生との
つながりができますので素晴らしいワークショップだと思います☆

また、T.Mさんをご紹介くださり、ありがとうございます。
インドネシアと関わりが深い方にもご協力いただければ、鬼に金棒です。

現地の子供たちからの手紙をより多く訳することができると思うと、
今から楽しみです♪
早速、T.Mさんに連絡を取らせていただくつもりです。

マスコミに関しても、話をしていただけるということで、ありがとうございます。
今はとにかく、より多くの方のご支援をいただければと思っているので、
もしマスコミで紹介していただければ幸いです。
T.Nさんも震災の活動頑張ってください。サンテレビも見させていただきます☆

子供たちの笑顔☆いいですね。これに勝るものはないのではないかと思います♪

   ………………………………………

■兵庫 T.Yさん RE: ケメコ通信VOL.1599 2005/12/26 年末の話題

医学生の方のメールを拝見しました。
自転車の輸送方法をどうしようか悩んでられるとか・・・。

以前に澤田さんにご紹介しましたが、
私の父はリタイアしたものの、外国航路の船長でした。

父に相談してみなければ分かりませんが、
一度父から、船会社へ連絡して可能性があるかどうか
聞いてもらうのも一つの手段だと思い、連絡させて頂きました。

予断ながら、その船会社の以前上層部に着任されていた方は、
あの徳川家18代目の将軍でした。(世が世なら・・)

この方とも、父は知り合いなので
そっちからのアプローチなども、出来るのでは・・と娘が勝手に思っています。
どれもこれも、私の推測の域を超えておりませんので、
本当に必要であれば、ご連絡下さい。

父に相談を持ちかけることだけは、可能ですので・・・。

   ………………………………………

■大阪市立大学医学部 加藤さん RE: ケメコ通信VOL.1599 2005/12/26 年末の話題

澤田さん、ケメコ通信で、今回のチャリティのことを何度もコメントしていただき、
本当にありがとうございます。

お友達の方からお返事をいただくことで、大変励みになっております。

ところで、いろいろな情報を加味いたしまいたところ、今回の企画では、『自転車を
日本から送る』のではなく、『送金して現地で自転車を購入する』という方針で行こ
うと決めました。

その決定に至るまでの考慮はブログにも書きましたので、ご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/mojalarge/

やはり、費用対効果を考えますと、『送金して現地で自転車を購入する』方が、現地
の子供たちにとってよりメリットがあると判断いたしました。

とりあえず、12月25日に第一弾として、3台の自転車を子供たちに提供いたしま
したので、また情報が入り次第、報告させていただくつもりであります。

   ………………………………………

■大阪 K.Oさん Re: ケメコ通信VOL.1602 2005/12/29 温暖化はCO2が犯人か?

いつもケメコ通信を有難うございます。お正月もお続け
頂くとの事、楽しみに致しております。 厳しい寒さが
続きます。ご自愛の上、お元気で良い新年をお迎え下さい。

   ………………………………………

■京都 T.Sさん Re: ケメコ通信VOL.1602 2005/12/29 温暖化はCO2が犯人か?

 いつもありがとうございます。お元気のこと喜んでいます。

もちろん、お正月は「ケメ通」ではじまります。1,2日は、

早朝から。3日は、夜読むことになります。(2,3日は、

家族旅行のため) 以上、期待しています。

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■京都 I.Nさん RE: ケメコ通信VOL.1600 2005/12/27 いまどきの若いもんは、

1600号おめでとう

毎日ありがとうございます。
本当にえらいと思います。澤田さんが注目されている
旬のマーケット情報をただで知らせてもらい感謝しています。
産大での講義の様子のリポートも興味深く読ませて頂いています。

厚かましいお願いかと思いますが、ブログに掲載される写真の
サイズが640×480ピクセルあれば最高です。

澤田さんと同い年の団塊世代としてはまだまだやることが一杯あって
リタイア等といっていられません、いったん区切りをつけなければ
ならない人は、割り切って、リスタートしてもらいたいと思います。

京都西陣町家スタジオでは事業の一環として
「リスタートセミナー」のモニターセミナーを2月に開催します。
澤田さんのお仲間で関心のある方にも参加頂ければうれしく思います。
詳細は以下にあります。
http://www.nishi-jin.net/restart/

もう少し寝るとお正月、どうぞ良い年をお迎え下さい。
そして新年もまたよろしくお願いします。

   ………………………………………

■京都 M.Nさん RE: ケメコ通信VOL.1600 2005/12/27 いまどきの若いもんは、

祝”!!!!!1600号!!!!!!”祝

ここ数ヶ月、未読のケメ通が未開封のまま、たまっています。
でも澤田さんは着々1600号。

おめでとうございます。\(^o^)/

私の近況と言えば、
今年は火消しに入ったはずのプロジェクトで火達磨状態。
【除夜の鐘は自宅で、お屠蘇も自宅で】運動展開中のため、
まだしばらく全通開封して読める日は遠そうです。

世間のニュースにも疎く、電車の中で他の人が読んでいる裏面の記事を
とりあえずヘッドラインだけ斜めに見ている・・・
私の事件は、
 この前の雪の日、だんなが通勤中にこけて、腕の骨にひび、現在ギブスしてることと
 娘の成績表が・・・・(本人の名誉のため、これ以上は言えませんが)
こんなことではいかん!!
と思いつつ、後しばらくこんな状態。

どうぞ、お体大切になさって、飲み過ぎないように年末をお過ごしください。
(いいな~のみに行きたいな~)
少し早いですが、何時またレスできるか分からないので、
どうぞよいお年をお迎えください。

※このレスすら一日遅れてしまいました・・・

   ………………………………………

■兵庫 T.Pさん Re: ケメコ通信VOL.1593 2005/12/20 日米クルマ屋さん事情

◎原油・天然ガス利権が世界を動かしている事実と、これからの僕らがめざす方向に
ついての考察。

 クルマ社会である。僕もクルマに乗る。サンデードライバーだが。しかし、12/
25放映の「サンデーモーニング」
を見て勉強になった。「日本は1升ビン3本半、中国は1升ビン半分、アメリカは1
升ビン7本」。これは国民1人当たりが1年間に使う石油化学資源(原油+天然ガ
ス)の使用量だという。

中国は急激な経済成長をまかなう燃料の安定供給のために、油田、天然ガス田の利権
を求めてアフリカ、ロシア、アジアの国々との友好関係を結ぶことに血眼になってお
り、各国と共同軍事演習を拡大している。とりわけ、
21世紀の資源エネルギーの鍵を握るロシアの東シベリアや中央アジア・カザフスタ
ン共和国への油田開発を
支援に乗り出した。

アメリカは世界に7割の石油を依存しているため、サウジアラビアやベネズエラとい
う政治的に難しい地域の国々と関係を強化してきたことはよく語られる。先の湾岸戦
争も、イラク侵攻も、産油国への支配を強め自国の資源の
安定化を図ることが大きな目的である。考えてみれば、サウジなど一国の一族王家が
地球人類の資源の多くを握っている、という構図が世界を動かしていると言っても過
言ではない。ブッシュ政権の中枢は石油族であると、
映画監督が暴いたこともよく知られている。

ロシアのプーチン政権はその広大で未開発な国土の油田開発権を外交カードに、親中
政策をとりながら、小泉政権にも揺さぶりをかけているという。日本は、東ロシアか
ら日本海に面した積み出し港のナホトカまで、なんと4000kmという日本の国土
の2倍以上の長さのパイプラインを引く計画を進めている。また、田中角栄以来30
年来の国家プロジェクトであるサハリン(樺太)油田からの原油輸入は来年スタート
するらしい。

「石油・天然ガス」は国家間の対立の重要なファクターとなっており、産油国のオサ
マ・ビンラディンに代表されるイスラム原理主義などの民族・宗教対立がさらに問題
を複雑にしているわけだ。産油国は「強気」になってきている。石油を産油国に依存
している日本、急ピッチで確保に走る中国、世界じゅうに分散して安定確保する政策
を取るアメリカ。「京都議定書」の裏側で、見えないパワーバランスと暗闘が繰り広
げられているわけだ。

限られた地球の資源を自国の豊かな生活のため、産業の発展のために呼び込もうとす
る先進国や中国のエゴが
時に憎しみと紛争を勃発させる。資源・領土の奪い合いこそ、人類1万年の戦争の歴
史の遠因でもあった。

テレビ出演者の1人がいいことを言った。「資源問題を語るときどのように確保する
かが話題になるが、出口の問題が語られていない。つまり、限られた資源を効率的に
大切に使う技術が中国もアメリカも遅れている」と。米中は世界最大の資源消費国に
向かいながら、ムダ使いが多いのだ」と。それが冒頭の1升ビンでの比較である。中
国は8億人で割ればまだ1人当たりの石化資源消費量は少ないが、中国は建設ラッ
シュで、自家用車保有も急増。ここ10年で石化資源消費量は、2倍以上に拡大する
という。圧倒的な燃料供給不足が確実視されているから危機感が高まっている。東シ
ナ海での日本領海での天然ガス田の試掘フライングも危機感によるものだろう。

日本は、2つの方法で世界に渦巻くこの石化資源の奪い合いを方向転換させる可能性
がある。ひとつは、エネルギー消費効率化の技術移転だ。トヨタ、ホンダのハイブ
リッド技術こそ今、中国やアメリカに求められているものだ。「もったいない」とい
う英語はないらしいが、日本人の文化である「節約の精神」を広めることはできまい
か。
もうひとつは、産油国主導ではなく「国連主導での地球資源の分配システムの構築」
に一歩踏み出すことだ。
生産者が消費者を支配する商品であるエネルギー資源の分配に消費主導での論理を持
ち込めないものか。油田の利権は大きく、今更、そうはうまくいかないだろうとは思
うが。なんとかならないものだろうか。

せめて東シナ海の天然ガス田は、日米中の共同開発に持ち込めないものか。資源をめ
ぐる国家間の感情的対立はこれ以上避けたいものである。限られた地球の資源は奪い
合うのではなく、みんなで大事に使う・・・という時代がやってきたときに、もはや
手遅れにならないためにも・・・。

スロー・ライフへの方向転換をもっと進めるのも一つである。今の中国は、日本がか
つて通ってきた道だ。急激な経済発展は高度成長と全く重なる。豊かになりたいのは
どの国民も同じだ。責める訳にはいかない。ただ、日本は京都を残し、精神文化をか
ろうじて残してきた。上海に見る破壊と創造はすさまじい勢いで旧い中国を変えてい
る。「中国人の欲望のスピード」をどこか冷ややかに私たちは見ている。発展の代償
として失うものについての経験を伝える努力を日本人はしているか。

この国は緩やかに衰退の方向へ向かうには違いないだろう。しかし英国のように経済
第一ではなく、学んだことをもって世界に信頼される国になれないものか。故・司馬
遼太郎が遺稿「この国のかたち」の中でこう書いている。「日本人は、もう一度、勤
勉で実直な国民性や精神をもって世界に貢献することを考えたほうがいい。いや、何
度考えても、それしか日本人のめざす道はないのではないか」と。

「強いものが勝つ」世界から「賢いものが皆を救う」世界へ。それは一片の理想論に
過ぎないのだろうか・・・。
2005年が終わる。小泉劇場と六本木ヒルズ資本主義と耐震偽装に見る責任のなす
りあいに終わった一年。
すべては「カネ」を中心に回っている日本号のシャフトを来年はそれぞれがギア・
チェンジしなくてはならない。

一つのヒントがある。電気工事会社を経営する僕の中学時代からの友人は、公共工事
に群がる業界体質に嫌気が差し、数年前から電気のないミクロネシアや南洋の島に風
力発電装置をつける仕事をしている。椰子の木とサンゴ礁の島にはホテルはない。時
にはメンテナンスのために南洋の島に3ヶ月もテントを張って滞在しなくてはならな
いそうだ。予算は、自然エネルギーによるインフラ整備を進める政府のODA予算か
ら出ているという。風力発電機本体は北欧やオランダ、ドイツ製を使う。彼は、日本
の技術屋として出かけてゆく。大阪・天満橋の小さな電気工事会社だが、いつかその
経験の蓄積が活かせる時代が来ると彼は考えてあまり儲からないがコツコツと受注を
重ねているのだ。彼は今年「宇宙船地球号」というTV番組で紹介された。

私たちも卑近なところでは、戦闘用語のマーケティングへの懐疑をもう少し進めたい
ものだ。江戸時代の大阪商人哲学に見られた「儲けすぎない思想」を研究してみた
い。あからさまな拝金主義、資本主義ビジネスの常識を転換させて豊かさをある程度
維持してゆくスロー・ビジネスの鍵は日本人の精神文化の中に埋もれていると思う。

クリスマスの街。百貨店などめったに行かなくなったが、そこには大きな袋を抱いて
ささやかな豊かさを享受する大勢の人の姿があった。僕はめったに服や装飾品を買わ
なくなったが、多くの人にとって買い物は愉しい。モノだけではなく、1本の酒を求
めることも消費の喜びだ。人は消費によって何がしかの幸福を得る。精神の豊かさだ
けでは現代生活は営めないことも事実だ。そのためには多少の小金は欲しい。

1億人の小さな欲望が集まって巨大な消費大国が成り立つ。そこには資源や資本が流
れ込む。それが資本主義
社会というものだが、これ以上「欲望のスピード」を加速させる必要はないだろう。
国家予算が80兆円を切ったというがとてつもない金額である。その半分は国債とし
て未来にツケを残す。消費税を上げなくてはならないと言う。
ちょっと、待て。ゆっくり行こうじゃないか。資源、ないんだし・・・。一人一人
は、どーしたらいいの?

そうだ、Make your money slowly!(ゆっくり、儲けまひょ!)
皆さん、よいお年を・・・。

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